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物言わぬ 壁の叛乱 卒業す (2)

(1)からお読み下さい。
「あんた何考えているのよ?」マリの声はスピカーから流れる「マリの本名!マリの本名!マリの本名!・・・」という大合唱にかき消されました。「もう止めて!」マリは耳を抑えて蹲りました。苛め娘達もあまりの出来事に口をぽかんと開けて見ているだけでした。誰も私に攻撃を仕掛けては来ませんでした。今、考えると私は自分一人の為に学校全体の授業を妨害しました。御免なさい。でも私にはそれしか方法が思いつかなかったのです。お爺ちゃんは再び、マリに会見を申し込みました。マリと同じ組合員の先生もたくさんいたのに肝心な時になると盾にはなってやらないのですね?フエミニストを気取ったSという先生(私はこいつに何度も身体を触られました。私の様な女はレデイ・ファストの対象ともならないそうです!こいつの事もまた書かせて下さい!)が「女性じゃないですか?」と口を挟んで来ましたが、隊員の一人に「このババアが女性なら、この子はまだ11歳の女の子なんだよ!その子に対してこのババアは鬼畜の振る舞いをしたんだ!それを知っていて何もしてやらなかったお前らも同罪だ!」と言われると騎士道精神を見せる事もなく引き下がりました。マリは半狂乱でした。それでも少しも反省はしていませんでした。「大体この子が子供の癖にこんな身体をしているのがいけない!」「この子は片親だから捻くれている!」「自分の力でどうしょうもない身体や家庭の事で責めるのは残酷すぎるのではないのですか?先生」お爺ちゃんが静かに言いました。「この子は子供の癖に口が達者だから騙されているだけだ!何度も生意気な口を聞いたり、生意気な作文を書いたりしてあたしに逆らった!」「そうだ!前には(*1)共産党を使って●●党の議員さんに喧嘩を売った事もある。そういう怖ろしい女なんだ!」「子供に頼られたら、大人は嬉しいのではないですか?この子の廻りに頼りになって上げられる大人が誰もいなかった事をまず反省すべきではありませんか?」お爺ちゃんの言葉に私は涙が止まりませんでした。隊員の中にも泣いている人がいました。お爺ちゃんは私にまず何をしたいか聞きました。「(マリの本名)先生の胸に針を刺したい!」「ば、馬鹿な真似は、や、止めなさい!」マリは震えていました。「先生も自分がどんな馬鹿な事をしたかは分かりましたね?この子の恥かしさ、悔しさ、痛さを少しでも分かる為に羊羹とやらをやらせてやってくれませんか?」マリは胸を手で覆って放しません。だから私はまず片手を針で刺しました。もう片方の手で刺された手を庇う為にガードが、がら空きとなった両方の胸を針で一回ずつ刺しました。「まるで喧嘩のプロだな?」後になって隊員の一人が驚嘆の声を上げました。それは私が幼い頃から暴力の嵐を受けて来たからです。そんな業は身に付けていない方が幸せに決まっています。

子供を二人も生んだ割には随分と小さなおっぱいですね?」私はその時だけはその単語を口にする事が出来ました。マリは声を上げて泣き出しました。「先生の顔って河童に似てますね?」いつも私との比較に出て来る娘二人も河童に似ているのか訊ねました。「河童が3匹並んで歩いていたらさぞ可笑しいでしょうね?」私だって散々、和蘭妻とか言われて来たのだから、それくらいは言ってもいいと思いました。「大人の話し合い」が行われている間、私は教室で暴れていました。この時だけは母の事も姉の事も考えませんでした。蜘蛛の子を散らすという表現はああいう時に使うのでしょう。私は自分を苛めた同級生達を針で刺して歩きました。1週間後には集団リンチに掛けられると宣告されているのですから、その禍根を予め断つておいても構わないと思ったのです。妹達と一緒になって私を苛めた姉集団はE家の他にもたくさんいました。私が常に一人だったのに対して敵はいつも大勢でした。この時も私は一人で戦い、隊員さんの力は借りていません。でも虎の威を借りる狐であったのに代わりはないのでしょう。そしてこの時もEには逃げられてしまいました。
校内暴力全盛の頃に学生時代を送った方なら、分かると思いますが、学校側はたとえ怪我人が出ても警察が介入して来るのを極端に嫌います。通報をされると、市民としての義務を果たしたのが誰かの追及をする事の方にむしろ躍起となります。大人になってからは学校が特別な世界ではなかった事を知らされました。これだけの大騒ぎになったのだから、官憲も重い腰を上げざるを得ませんでしたが、三方とも事件にする事を避けた様子でした。
「この子に今後、指一本でも触れたら黙っていない」お爺さんが釘を刺してくれたお蔭で、卒業までの一週間、マリの私に対する態度は腫れ物に触る様でした。初めて苗字に「さん」を付けて呼んでくれました。同級生は廊下ですれ違っても、自分達の方から道を空けてくれました。校門の外には街宣車が停まっていて、窓に私の顔を見つけると隊員さんが手を振ってくれました。パトカーが見回りに来た時だけ、車を移動させ、また一巡して戻って来るという事の繰り返しでした。後に赤旗祭りの会場付近で似た様な光景を見ました。
卒業式は厳かに行われました。若い隊員さんの中には卒業式に参加したいという人もいた様ですが、「関係のない人達も参加しているのだから」とお爺ちゃんが止めました。しかし外で右翼が待っているのだから、パフォーマンスなんか起こせる訳がありません。私に対する卒リンも回避されました。当時、この事件は町中を騒然とさせました。そして何を仕出かすか分からない女として、私の名はその後も長い年月の間、語り継がれる事となりました。私はマリや同級生にされた事をすべて日記に付けていました。人権派の言う所の「もっとお金になる方法」は今も望んでいませんが、方法によってはもっと事を大きくする事も出来たでしょう。しかし自分がされた性的辱めを声高に語るには私の心はあまりに幼すぎました。事件をきっかけに私に対する苛めは一時的には止みましたが、中学に入ってからはE以外の女達も性に目覚めた為に私に対する辱めも過酷さを増して行きました。卒業事件についてはもう少し語らせて下さい。

*1の共産党事件については百式さんのブログに書きましたが、読んでいない人もいるでしようからコピペさせて下さい。文中に出て来る担任とは勿論、マリの事です。

町の有力者である●●党の議員の家に同級生の飼っている猫が逃げ込んだけど返してくれないという事件がありクラス会議が開かれました。(その日、担任は不在)「皆が真面目に話し合ってるのにあんたさっきから一人で何、書いているのよ?」議長に言われた私は猫を盗られた子に「校門前の公衆電話から共産党の議員の××さんの家に電話を掛けてこの通りに喋って。弱者の味方を看板にしているんだからきっと何とかしてくれるでしょう?」とノートを見せました。その通りに実行すると次の日に共産さんが●●党の議員の家の前に来て「いたいけな子供から猫を盗んだのです」とマイクで演説して下さいました。選挙も近かったし、格好の攻撃材料だったのでしょう?猫はすぐに戻って来ました。
担任に言われました。「よくも顔を潰してくれたわね?(日教組は社会?)それにしても小学生の癖にこんな事、思いつくなんてあんたどういう頭の構造してるの?」共産党がどういう事を喜ぶかくらいはニュースを見ていればガキでも分かります。
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7件のコメント

[C455]

マリへの最大の復讐…とても想像できませんでした。凄いです。驚きました。
マリは、やっぱり、最後まで反省しなかったのですね。
こんな状況に追い込まれながら、鵺娘さんへ相変わらず酷い言葉を浴びせ続ける…。
普通なら、ほんの少しでも反省すると思うんですが…。それだけ、マリは異常だったのでしょう!
このマリへの復讐が想像を絶するものだとしても、鵺娘さんがされてきたことも同じくらい想像を絶する、酷いものだったと私は感じています。
私も校内暴力全盛期に学生でした。私的な意見を言わせて頂ければ、こういう学校の対応については、当時から感心しませんでした(私の学校で暴力があったわけではないのですが)。

[C456] びっくり(XoX)

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[C457] すっきり

できました。
この話しで、1つの物語ができますよ。
日教組向けの素敵な物語が。
悪さをし尽くした日の丸教師の最後ってとこです。

しかし、思いますが、
こういった教師の思考回路に“反省”の二文字はないのでしょうね。
すべてが人のせいです。
実にくだらない人種ですね、この“マリ”という女は。
その後、少しは悔い改めたのでしょうか?

[C458] リーヴルさん  edelweiss さん 刀舟さん 

卒業式事件については明日、表示される章で一応の完結を見ますが、マリは最後まで反省をしませんでしたし、結局は何も変わりませんでした。
マリにされた事については今後も書かせて下さい。
手段としては正しくはなかったかもしれませんが、この時に思いました。「私って馬鹿じゃないじゃん!」

[C459] さすがだね

 NUEちゃん良く考えついたね、しかもその対応なら似非右翼じゃなくて正当な右翼だね。えらい!
 NUEちゃんの屈辱に比べたらマリへの罰は全然足りないけど、卒リンを避けられたのはホッとしたよ。
 たぶん最善の方法を選んだと思うよ、賢い娘だ!

 今日はまだ職場です。

[C460] パパなら誉めてくれると思いました!

(3)にも書いたけれど、実は裏でお金が動いたという噂も耳にしたけれど、マリの懐が痛んだのだから復讐の一端を担っているでしょう?
卒業シーズンなので先に公開させて貰いましたが、これからもマリの事は書かせて下さい。

[C10327]

読ませて戴きました。
まさに「あなたの知らない世界」です。
言葉もなくて・・・
ただ、読みました、それだけでゴメンナサイね

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プロフィール

鵺娘

Author:鵺娘
昭和●●年3月31日生まれ B型 本当は三女 霊媒体質
身長17●cm(バスに乗ると小4から大人料金を取られました。冷蔵庫より大きい。)
足 27cm 4200gで誕生
別名 マーゴ、バルカンの火薬女
性格 内匠頭+三蔵法師
好きな作家 乱歩 方哉 高橋和己 森忠明
お酒と虫が好き

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