「姐さん方も来てくれますか?うちらのチームただでさえ弱いのに、向こうは団部(応援団)もチアもいるんですよ!気後れしちまいますよ!」野球部のI君に誘われました。「ねえ、行こうよ、マーゴ!」「行ってもいいけど、私あんな格好をするのは嫌よ!」「大丈夫ですよ!マーゴの姐さんは何もしなくても十分、目立ちますから」顧問の先生の持つ権力によって運動部の力関係も変わって来る。これはおそらく何処の学校にもある事でしょう?●高で一番、威張っているのは、体育主任のS山が顧問をするサッカー部と仁和寺が部長の女子バスケット部でした。(ちなみに顧問と部長の違いはよく分かりません)野球部は支給される部費も、使用させて貰えるグランドの面積も最低でした。しかし部員にはいい子が多かったのです。S山は女子の体育も受け持っていましたが、今ならセクハラと言われるだろう発言を平然としました。身体にも必要以上に触れてきました。S山のお気に入りがバスケ部のM木でした。M木にお手本をやらせて見せた後で「悪い見本」だと言って私に同じ事をやらせました。「本当にお前はデカイだけで運動神経はゼロだな?少しはM木を見習え!」確かにM木は150cm代だけどバスケ部のレギュラーでした。それは素晴らしい事なのかもしれませんが、別に一々、私と比較する事はないじゃないですか?金魚も決して運動神経がある方ではないのでよく晒し者にされました。嘗て書いたキャンプの時にも「早く並べ!」と私の背中を押して来ました。私が背の順では一番、後ろとはいえ整列していないのは前の方の連中なのですから、私を押すのは間違っています。
遠足の 女生徒に触りたがる 教師という句を作って贈りました。元歌が山口誓子の「遠足の女教師の手に触れたがる」だった事はおそらく知らなかったのでしょうが「ぶつ飛ばすぞ、このアマ!」と怒鳴り散らしました。
S山には「野球部の応援に行くなら、サッカー部の応援にも来い!」と言われましたが、断りました。サッカー部の男子は皆、嫌な奴だったのです。M木の彼氏だった×、後に私をもっとも苛めたWトモコの片割れのトモコ・Iの彼氏○もいて彼女がマネージーャーを務めていました。(×や○にされた事を考えたら名前も思い出したくありません)金魚は中学の修学旅行で買ったという新撰組の羽織を持って来て「自分には大きいから」私に着てくれと言いました。「マーゴ格好いい!」「姐さんは背が高いから何を着てもサマになりますね?」私が称賛を受ける事が面白くなかったのでしょう?M木やトモコ、sorrityの連中がまたも口を挟んで来ました。「新撰組に赤毛の隊員なんていた?」「それの何処が●高の応援団なのよ?」「ガリバーちゃん、また●高の恥になる事だけはしないでね?」
「どうしても行くというなら早退扱いにする」担任だった仁和寺に言われましたが、それでも構わないという有志だけが参加しました。S山の一存で決めた事ですから校則違反ではないと思っています。「マーゴの姐さんは無遅刻・無欠席・無早退でしょう?宜しいんですか?」「ねえ、金魚には聞いてくれないの?」「だってお前は年中、遅刻しているじゃねえかよ?」男子達と電車に乗って話をし、笑い転げる。中学の時までは考えられない事でした。私にとってはこの頃が最良の時だったのだと思います。球場でも先生と来れば入場無料なのに何故、そうしないという事は当然、聞かれました。試合は●高のコールド負けでしたが、翌日の新聞に「スタンドに立つ女剣士」との見出しで私の写真と金魚が記者に語った●高の可笑しなな決まりについての談話が載りました。「お前ら、またやってくれたな?」仁和寺の顔は引きつていました。
タイトルは仁和寺の作るテスト問題を思い出したら出来ました。「書け」テスト問題が皆、命令形である事に疑問を持った事はありませんか?
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仁和寺のようなタイプの教師は私の高校にもいましたよ(生物の教師)。必要以上に高圧的で(もちろん、テストも問題も)、あまり思い出したくないですね。でも、私は文句は言わせませんでしたよ、正攻法で(笑)。