「マーゴってルージュも塗っていないのに、真っ赤な唇をしているんだね?羨ましいな?」初めて出会った頃の金魚に言われて、思わず叫んでしまいました。「私の気持ちなんて、分からない癖に!」
幼稚園の頃、私が、「お化粧をしている!」という噂が、流れました。最初に、騒いだのは、Fの母です。しかし、彼女は、「
女の子の身だしなみだ!」と言って娘にメイクを、施していました。「
お前とK子ちゃんでは、顔の出来が、違うんだよ!お前なんて、キャバレーの女にしか、見えないよ!」幼稚園児には、キャバレーという言葉の意味すら分かりませんでした。
「お母さんの口紅や白粉を悪戯しただけよね?」担任だったK子先生は、私が、何もしていないと言い張ると「せっかく庇って上げたのに!本当に、可愛げのない子ね?
お給料、安いのに、一人だけ変な子が、雑じっていると、迷惑だわ!」と吐き出しました。
ブルドッグには、「
人を食ったのか?」とからかわれました。
「
お●●いよりも、嫌いなのは、お前のその
嫌らしい唇、次が、その
デカさ!それから、
ゲジゲジみたいな眉毛だよ!」勿論、マリの台詞です。
「君って、根は、案外真面目なのかも、しれないけれど
、身体全体から、滲み出て来るHな雰囲気が、あるんだよね?
せめて、その唇だけでも、なんとかならないの?」纏足も大同小異でした。
「今時、そんな唇の色をしているのお前だけだよ!」スケバン刑事には、当時、不良の間で流行っていた紫の口紅を塗られました。
がう、
オバQという仇名も、揶揄の意味の方が、強かったでしょう!
金魚は、本当に、私を誉めてくれたのに、それすら素直に、受け止められない程に、私の心は、歪んでいました。ごめんなさい!
「貴女って、随分と姿勢が、悪いのね?もっと
背筋を伸ばして歩く事出来ないの?」「貴女の目付きって物凄く、悪いのね?まるで、
街のチンピラよ!」「何なの?その
不貞腐れた態度は?
口を尖がらせて喋るのお止めなさい!」美術の
(J)UNKO先生には、よくお説教をされました。「マーゴは、背が、高いんだから、
猫背になっても、仕様が、ないじゃん!」金魚が、庇ってくれましたが、「
先生の同級生にも170cm以上、ある子が、いたけど、雑誌のモデルもやっていたし、そんなんじゃなかったわよ!」という答えが、返って来ただけでした。(以下、金魚とUNKO先生との会話)
「
せっかくお母さんが、黒い髪に生んでくれたのに、何でそんな変な色に、染めるの?お化粧をしたいんだったら、大学に、入ってからに、しなさい!」「マーゴの髪は、地毛!ついでに、言ってとくけど、素顔!それより、ばっちり、メイクしているM木達に言いなよ!」「先生の出た学校には(マーゴ)さん、みたいな子は、一人もいなかったわね!」「先生、私立のお嬢さん学校出身でしょう?」「それでも
100人以上のお友達は、いるわ!」「
たった100人でしょう?
日本の人口、何人いると思ってるの?」「本当に、貴女達と話を、していると頭痛くなるわ?」「それでさあ、M木達の事は、何時、答えてくれるの?」「
素直でいい子だと、思ってるわよ!」「確かに自分の欲望には、
素直だけどね?本当に
いい子と思ってるのなら、
先生としての適正ないよ!」「何なのよ?その言い方は?(マーゴ)さんに、唆されて(金魚)さんまで、
捻くれてしまったの?」「先生、これだけは、言っておくね?あたしは
マーゴが、好きだから、一緒にいるだけだよ!マーゴは、誰も、唆してなんか、いないよ!」それまでの人生では、
何か事が、あるとすべて私の責任とされました。現場にさえ、いない私に、すべての罪を、押し付けても「
お前には、それだけの価値しか、ない!のだから、当然だ!」と口にして憚らない子ばかりでした。こんな台詞を言ってくれた女子は、金魚が、初めてでした!有り難う!
「何故、私が、こんな目付きで、歪んだ性格に、なってしまったのか?」小学校以来の出来事を、UNKO先生に話しました。「そんな事が、本当にあるなんて、到底、考えられないわ!」(以下、金魚とUNKO先生の会話)
「先生、中学から大学まで、エスカレーター式の女子校にいたのでしょう?でも世の中には、先生には、想像も付かない事も、あるんだよ!」「あたしだって、小学校の時は、公立だったけど、そんな話、聞いた事も、ないわよ!大人ぽい子も、クラスには、いたけど、それをからかったりする子なんていなかったわよ!ましてや、担任が、グルに、なって苛めるなんて、絶対に、ありえないわね!」「それは、先生が、幸福だったか?何も、見えていなかったからだよ!あたしの小学校や、中学校だって、マーゴ程では、ないにしろ悲惨な話なら、いくらでもあったよ!あたしが、ピンクのカーネーションの話を、しても、同級生は、皆、なかったと言うみたいに?」「ピンクのカーネーションなんてないわよ!ある筈がないじゃない!」
UNKO先生は、特別に嫌な教師だった訳では、ありません。ただプチブル令嬢だったのでしょう?私の事を、チンピラの目付きと評したけれども、「実際にチンピラと接する様な環境には、生きて来なかったそうです。私の周りは、すべてチンピラでした。「貴女の様な子を見たのは、初めてだ!もっと普通に、なりなさい!」と言ったけれども、M木の様な子が、普通と言うのなら、私は異常のままで、構いません!「金魚もマーゴみたいな子、見たの、初めてだよ!でも金魚は、ギラギラした目のマーゴが、好きなんだから、マーゴは、ずっとマーゴのまま、変わらないでいて!」
良き理解者を失ってからの、私の高校生活は地獄でした。学校の傍には、国道○6号線が、ありました。トラックが、通る度に、私は自分の手で、スカートをまくらされました。逆らったら「レ●プする!」とM木達に威されていたのです。「赤毛の大きい女子高生が、スカートを、まくって見せてくれる!」当時、その事は、評判となったらしく、車を徐行させたり、停車させて、見学する運転士もいました。
「お前のぶ厚い唇が、気にいらないんだよ!ついでに、その色もね!」M木にトイレに、連れて行かれ、頭からバケツの水を浴びせかけられました。何杯も!何杯も!何杯も!・・・真冬の出来事です。唇を紫にして、震える私の姿を見て、M木は、漸く、満足した様子でした。「う〜ん!いい色に、なったね!」
そんなに、人と違うのが、いけない事なんですか?
別に責任転嫁をする訳では、ないですが、高校時代の苛めが、なければ、私も勉強に対する意欲を、失う事もなく、ひょつとして何かになれていたかも、しれません!それにひきかえ金魚は、今やスナック3件を経営する実業家ですから、恥かしくて、会う事が、中々出来なかったのです。その事を告白すると、言われました。「何、言ってるの?十五歳の頃の、まっすぐな気持ちを今でも、持っている人なんて、いないよ!皆が、男の子の事とかしか頭になかったあの頃から、マーゴだけは、他の子と違っていた!マーゴはずっとマーゴだったんだよ!」
タイトルは「ゴンドラの歌」をアレンジして、見ました!
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私が、その境遇にあって、ポケット小僧や金魚の様に鵺姫を支えられたかと問われれば、
何しろ経験が無いので、軽々に自信を持って「はい」とは言えません。
UNKOにしてもそうだが、どうして自分の知識と経験だけが世界の全てなんだろう?
知らない事は恥とは思わないが、
知らない情報を突きつけられたら、何故知ろうとしないのだろう?
鬼畜だから。日凶礎、狂使だから。
人間と 鬼畜の相違を 推し量る
井中の思考で 泳ぐが鬼畜か
私は、此処へ来て、
鵺姫のおかげで山のように知らないことを教えてもらっています。
大袈裟と思うかも知れませんが、人生での出会いの中で、
間違いなく5本の指に入る閃光なんです。
大変感謝していると共に、
私には屈指の尊敬すべき「人間」のひとりです。
あくまで、私の価値観でしかありませんが、そんな奴がひとりは居ると言う事です。
話は変わりますが、満州の元号会社、
太平かと思いましたが、製鉄系なら大同の方でしょうね。
特殊鋼(主にステンレス)では良く聞く会社です。
20数年前に製鉄業界統合の例に漏れず3社合併で現在に至っているようです。
私は新日鐵との付き合いが多かったですが、
昔はそれはそれは「偉そうな」態度が多かったですよ。
特に購買系の窓口担当とかは、いつの間にか勘違いに陥るようです。
鬼畜とは言いませんが、井の中の思考を押しつけてきます。