両親の離婚が決まった時、父は最後だから何でも好きなモノを買ってあげるとデパートへ連れて行ってくれました。
幼くて事態をよく理解をしていなかった私は兜虫が欲しいとおねだりを
しました。
私は毎日、霧吹きをして可愛がっていたのですが母が兜虫を見ていると
「あの男」を思い出すと逃がしてしまいました。
近くにはクヌギの木もないのに泣きじゃくる私に対して姉は「生き物は自然の中で生きて行くのが一番だ」とお説教をしました。
3年、早く生まれた分、父との思い出も私より多い癖に!
タイトルはその時の事を俳句にしたモノです。
双眼鏡 父のコートが 遠ざかる
という句もあります。
父は訳あって故郷を出奔したと聞いた事があります。
それでもアルバムには父の田舎で撮影した姉達の写真が残っています。
母と女だけの暮らしになってからは夏休みになっても何処にも連れて行って貰えませんでした。
昆虫の観察日記や標本を提出しても「貴女のはそこらへんにいる虫ばかりで変化もなく面白くない」という評価しか下されませんでした。
家庭の中では一番年下の私が身体が大きいという理由だけで父親役を始めすべての嫌な役を押し付けられました。
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コメントをたくさんありがとうございました。
本に対する感想が、私には無い切り口で、大変面白かったです。
なので、コメントを頂いた本、また読み返したくなりました(笑)。
また、立ち寄らせていただきます。
というか、お気に入りに追加しました(笑)。