「最初、先輩を、見た時は、
外国人か、
混血なのかと思いました!まるで少女漫画の主人公の様な真っ赤な綺麗な髪と大きな身体!M小の中で先輩は、一番目立ちました!
チクロ事件(あの時に、私は先輩に、チクロを奢って貰った一人なんですよ!)、
強酸党事件、
学芸会事件、
街宣車事件・・・そんな事を思いつく小学生が、先輩の他にいるでしょうか?先輩は、他のどの小学生とも、違っていました!
先輩は、ずっと私の憧れでした!」
N子の手紙には、そう書かれていました!
そして「自分が、変わった姓を持つ為に、いかに、苛められたか?」赤裸々な体験が、綴られていました。
「貴女は、私を買いかぶっている!私なんて
ただの苛められ娘よ!」返事を出すと、折り返しまた返事が、来ました!
「それも知っています!でも、先輩は、二年間マリ先生に苛められたけど、
一度も膝を屈さなかったじゃないですか?
同級生に、どんなに苛められても、先輩自身は、苛め娘には、なりませんでした!私は、先輩程、
誇りの高い人物は見た事が、ありません!」
「本当の私は、
凄く弱い人間よ!」
「先輩には、
カリスマ性が、あります!文才もあるし、『車輪の下』に出て来る
ハイルナーと似ていますね?
ハイルナー先輩と呼んでも良いですか?」「私も、ハイルナーは、嫌いじゃないけど、そんなに格好良いものじゃないわよ!それで貴女の事は、何て呼べば良いの?」「あたしは、精々、
ヒンデイガー(ヒンズー)くらいかな?」「湖で死ぬ子ね?私、あの子も好きよ!」
今なら、メールで数秒ですむ事でしょうが、私の時代には、こんなやり取りを手紙でしていました。
その日、突然に雨が、降って来ました。こんな時に、備えて私は、何時も鞄の底には、傘を入れていました。何故なら、私は、小さい時から「雨が、降っても
♪蛇の目でお迎え♪に来てくれる母さんはいなかった!」からです!(この歌
をお母さんの目が、蛇になると思った人は、いませんか?)
昇降口の所に、ヒンズーが、立っていました。
普段の私は、「傘に入れて!」という申し出は、断る事にしています。皆は、私の置き傘を笑ったからです!
雨に濡れる辛さを知ったのなら、次からは、傘を忘れない様にして下さい! 「良かったら、入っていかない?」ヒンズーは、最初は、申し訳なさそうな顔をしました。「貴女とお話もしたいし!」「本当に良いのですか?」N子は、「傘を持って来たのですが、取り上げられた!」という話をしました。
「先輩!あれアカシアの花ですよね?この歌は、知っていますか?」N子が、唄ってくれたのが、『アカシアの雨にうたれて』でした。
http://www.duarbo.jp/versoj/v-sengokayou/akasianoamegayamu.htm
「なんで待っていなかったのよ!」折角の気分が、盲腸の声で台無しにされました!
「
親友のあたしを差し置いて、何で1年なんか傘に入れてるのよ?おい!其処の1年!早く傘から出ないと絞めちゃうぞ!」「す、すみません!」ヒンズーが、慌てて傘の中から出て行こうとしたのを、引き止めました。
(「苛め娘に、取って不良言葉が、いかに恐怖か?」直接に苛められた事のない盲腸には、分からないのでしょうか?自分では、不良では、ないと言いながら、わざわざ、そういう言葉を使って見たがる人の気持も分かりません!)
「NUE!早くしなよ!今、あたしは、濡れているんだよ!」「貴女も、私の置き傘を笑った一人だったわね?」
相合傘は、背の高い方が、傘を持たなければ、なりません。雨が、先に、到着するから、より多く濡れます!私の場合は、ただでさえ、身体の面積が、広いから、濡れる確立も高くなのです!
「
冷たい!NUE!
もう少し気を利かせて、あたしの方に傘を差しなよ!」
盲腸は、そんな言葉を平然と吐ける様な人でした!だからこの時は、傘に入れませんでした。
でも「
私は、ヒンズーの為なら、半身を濡らしても、構わない!」と思ったのです!
そのうちに、雨はやみました。「もう!NUEの勢で、最後まで濡れっぱなしじゃない!どうしてくれるのよ?」(雨が、降ったのは、私の勢じゃないし、傘を持って来なかったのは、貴女の責任なのでは、ないですか?)
「先、下手な歌が、聞こえて来たから、教えて上げるね?日本には、
アカシアの花なんてないの!あれは、
ニセアカシア!」
そんな事は、貴女に言われなくたって分かっています!貴女だって
文学少女でなく
ニセ文学少女じゃないですか?
「○○なんて言葉は、五十歳以上の人しか使わないのです!『××』なんて歌は、六十歳以上のお婆さんしか、歌わないのです!」
ある掲示板で断言された事が、あります!しかし、私もヒンズーも、「リアルタイムで流行っていた歌は、苛め娘に『聞きなよ!』『何故、聞かないんだ!』と言われたから、聞きたくないし、盲腸の様に『不良言葉を真似て見る!』というのも潔しとは、しない!」という性格でした!
「お父さんが、趣味で集めた懐メロのテープが、あるから聞きに来ませんか?」ヒンズーに、誘われました。
「本当に良いの?」私は、人を家に招待するのは、勿論、人の家を訪問するのもあまる好きでは、ありません!「お母さんには、私の髪の毛が、地毛だという事を、予め説明しておいて!」「大丈夫ですよ!先輩の事は、父も母も、知っていますから!(笑)」
ヒンズーは、私と違ってちゃんとした家の子です。外見は、やや太めだけど、大人しそうな子です。ただ苗字が、モノ凄く変わっているのです!
それだけの理由で苛められる訳が、ないと考えますか?確かに彼女の性格にも問題が、あったのでしょう?ヒンズーを最も苛めた同級生は
ち◎みとい○みと言います。小学生の時から、女である事を最大限の武器とし、苦役は、逃れ、利益だけを手にする様な子でしたが、ヒンズーには、それが、どうしても出来ませんでした!母親の愛を受けて、手作りの服を着ているのも、面白くなかったのでしょう?ち◎みもい○みも、草加でしたから!
ヒンズーが、不幸になってからも、好きでもない男に色々なモノを貢がせ、「女の子なのだから当然!」と嘯いていましたが、い○みは、男に包丁で顔を切られ、消えない傷が、残ってからは、ジュース一杯奢ってくれる男もいなくなったそうです!
ち◎みも、同じ事をしていましたが、男に裁判を起こされました。
社会に出てからも「女の子だから良い!」と何をしても、許されて来たち◎みは、自分を訴える男が、いるという事実が、信じられない様でした。
「拗ねるか泣いて見せればすべてが、許される!」日常のルールは、裁判では、通用せず、敗訴しました!
神様も時には、その働きを示す事が、あるのですね?それとも彼女達の信心が、足りなかった?
「港の見える丘」「天国に結ぶ恋」「十九の春」(沖縄民謡でなく西条八十作詞の方です)・・・皆、ヒンズーの家で憶えました。確かに私達は、変わった女子中学生でした。
「NUEが、最近、あたしに内緒で(ヒンズーの苗字を捩った仇名)と付き合っているのを、知っているんだからね?」「私が、誰と何しようと一々貴女に、断らないといけないの?」「折角、あんたの為を思って忠告してあげたのに!NUE!気をつけた方が良いよ!NUEと(ヒンズーの仇名)が、『一緒に歩いていたらリンチに掛ける!』と豌豆達は、言っているからね!悪いけれど、あたしは、助けて上げないからね!」
ご心配なく!貴女が、戦力になった事は、一度もありませんでしたから!
「金曜もおかずは、Friday」「Y山先生は、くだらない駄洒落ばかりで、面白くない!先生に英語の勉強を見て欲しい!」ヒンズーの申し出をT先生は、断りました。「もしも、俺が、英語を、教えている生徒が、Y山先生の所へ、同じ事を言って行ったら俺も、面白くないからな!それは、出来ない!」ヒンズーは、納得をしたのですが、「Tの実力なんて、その程度のモノなのよ!今の生徒だけでもあっぷあっぷなのに。他所の生徒の面倒を見るだけの能力なんてないのよ!」盲腸は断言しました。
「他人の領分を侵してはいけない!」事なんて盲腸は分からないでしょうね?
ちなみにY山先生の方が、簡単に点数が、取れるという事で生徒の人気は、ありました。
ヒンズーが『車輪の下』の登場人物から、盲腸につけた仇名が、あります!オットーです!
人の話に何でも口を、挟んで来て、ハイルナーに殴られた人です!
たまたま変わった苗字だったというだけで、こんないい子が苛められないといけないなんて、おかしすぎます。鵺娘さんにしても、目立ちすぎるという事が、なぜあんな過酷な苛めに繋がらなければいけなかったのか。例の邪教の集団さえ居なければ、絶対もっとマシだったと思います。お経となえりゃ人を殺そうが傷つけようが天国行きですか、はいはい。・・あんな馬鹿共の相手はさぞかし大変だったでしょうね。今さらどうにもならないというのが悔しいです。俺も「仏罰を当ててみろ!」って言いながら殴りまくってやりたかったです。