「懐かしいな!先生ねえ、途中で転校しちゃつたけどね!この小学校にいた事が、あるんだよ!先生の座っていたのは、そう貴女の座っているこの席!この席は、
可愛い子ちゃんの座る席って昔から決まっているよね?えへっ!ねえ、お願いが、あるんだけど、先生をこの席に座らせて見てくれない?」教育実習生は、一番前の首子の席に、座って見せました。
「へー、こんなに小さい椅子だったんだ?」「
き◎子!いい加減にしなさい!」「えへっ!叱られちゃつた!では、気を取り直して!」教卓に戻った彼女は、「今、ワタクシを叱った方こそワタクシの恩師マリ先生です(勿論、本名で呼びました)先生も、皆と同じで、マリ先生にお勉強や、色んな事を教さわった事が、あるんだよ!もっとも、先生は、その時は、今よりも、若くて・・」「こらっ!き◎子!」「えへっ!また怒られちゃつた!でも先生が、
今も昔も、生徒思いの良い先生である事に、代わりは、ないよね?それと、先から気になっていたんだけど、
二人程、教室を間違っていない?君さあ、随分小さいね?一年生の教室は、一階だよ!それから、君!先から、少しも笑わないけど、先生の話に何か、不満でもあるの?」「
いいえ!どうぞお続けに、なって下さい!」ポケット小僧が、俯いて笑いを堪えているのが、分かりました!
「それと一番、後ろの
赤毛!何なんだよ?その髪の毛は?」一々、地毛だと説明するのも、面倒だから黙っていました。「あんた、随分座高が、高いのね?これが、本当の
座高一!」首子は「貴女」で、私は「あんた」教育実習生でも私にそれだけの
価値しかない事は、分かったのでしょう?
「
大体、先からの不貞腐れた態度は何なんだよ!くねくねしてないでもっとしゃきっと出来ないの?しゃきっと!起立!」立ち上がった私を見た教生は「
で、でけぇ!」と息を飲みました。彼女は、私の肩くらいまでしかありませんでした。小柄な女が、大女を見た時に、「背が高い!」と表現せずに「
座高が高い!」と言うのも常套句です!
本当は、立ち上がる義務もないのだけど、「そうしないと何時までも終わらない!」と思ったから、仕方なしに起立して、
差し上げたのです! 「
それと、このお●●いの中、何詰めているの?」私は、背の事は、まだしも、胸の事を言われるのは、許せません!
「な、何よ!その目は?」脳天気なき◎子さんにも、私の目付きが、変わったのは、分かったのでしょう?
「先生、その人は、態度が、反抗的だからとマリ先生も手を焼いています。クラスでも
員数外なので、相手にしないで下さい!」首子が、挙手して発言しました。
次の時間にき◎子さんは、私に言いました!「お前!
ポ●ノと呼ばれているんだってな?本当に
ポ●ノ女優みたいだな?それから、先は、ごめんな!お前の
お●●い本物なんだってな?」「貴女に、その呼び方をされる謂われはありません!」「貴女?先生だろ?マリ先生から、聞いたけど
欠損家庭の子は、躾も禄にして貰っていないんだな?」「まず私に言ったその呼び方を、撤回して下さい!先生と呼ぶかどうかは、それからです!」「
ポ・●・ノ!後は、何だっけ?
ト・●・コ」首子「先生!いい加減に、そんな人に構ってないで、授業を初めて下さい!」「メンゴ(ご免)!メンゴ!え〜と、教科書の何Pだったっけ?」マリが、大きく肯きました。
(これってシナリオが、あるのですか?)「
さすが!マリ先生の教え子だけあって、言葉遣いも丁寧だ!」ポケット小僧の言葉だけは、アドリブでした!
「聞いたぜ!
ポ●ノ!学芸会をぶち壊したり、
仲良し会で下手糞な歌を歌ったり、
強酸党呼んで、先生の顔潰したりして、お前いつも、
マリ先生を苛めているんだってなあ?今度、そんな事をしやがったら、元教え子で作っている『
マリ先生を守る会』が、
ただ置かないからな?憶えて置けよ!それとお前の書いた作文とかも、読ませて貰ったけれど、才能の欠片もないな?真実を見る目が、ないから良い作文も書けないんだよ!だからマリ先生の良さも分からないんだよ!お前みたいな女を、何と言うか、知っているか?
開きメ●ラって言うんだよ!
開きメ●ラ!憶えて置けよ!」「はい、憶えて置きます!」
「マリ先生は、正義の味方の水戸黄門!そして、首子ちゃんとま◎みちゃんが、助さんと格さん!このクラスは、誰かさんを省けば、良く纏まっているね?先生は、さしずめ皆をサポートする弥七かな?」
き◎子「先生」は、授業中に、そんな発言をしました。
「1日が終わったらその日の授業の感想を書かせる!」それが、マリとき◎子先生の考え出した方式の様でした。因数外の私にも、紙は回って来ました。
「何だか凄く、不愉快な答えが、あったよ!」翌日のき◎子先生は、酷くご立腹のご様子でした!「首子ちゃん!これ読んで見てくれる?」
「『き◎子さんは、さしずめうっかり八兵衛ですよ?食っているだけの八兵衛が、何故一行に、いるんでしょうね?八兵衛には、ムードメーカという役割もあるけれど〜』何よ、(ポケット小僧の姓)君!真面目に書きなさいよ!だいたいき◎子さんじゃなく先生でしょう?」「年上だから、一応敬意を祓ったつもりですけどね?」
「もっと分からないのが、これ!」き◎子「先生」は、今度は、自分で読みました。
「印籠は 怖るに足らず 座頭市
何で、水戸黄門に座頭市が出て来るんだよ?頭足りないのか?」
「それじゃあ、僕が代わりに説明しますよ!水戸黄門の印籠もその権威を怖れない人には、なんの効果もないって事だよね?twoちゃん!」ポケット小僧の言葉に私は、こくりと肯きました。
「だから、何で座頭市なんだよ?」私は座高一と呼ばれた事!明きメ●ラと言われた事を卑下して自らを、座頭市と名乗ったのです。
盲腸「つまりは、NUEは、印籠の価値も分からない程に、モノを見る目が、ないって事よ!ちなみにねえ座頭というのは、目の見えない人の中では、一番位が高いのよ!」(それは検校では?)
「志◎さんに取っては、印籠は、価値のあるモノかもしれないけど、印籠に価値を見出せない人の前で印籠を振りかざしたって意味が、ないって事だよ!」最後まで、この話は、かみ合いませんでした。
以来、私とポケット小僧は、き◎子「先生」を八兵衛を捩って「はちのひょうえ」と呼ぶ事になりました。此処での表記も以降そうさせて頂きます。
「首子ちゃんは、とても正義感の強い子!首子ちゃんを見ていると先生の小学校時代を思い出す!」はちのひょうえは言いました。と言う事は、貴女も苛め娘でしたね?
首子は、確かに他人の悪には、容赦のない人でした。マリ先生は、「婦人警官か、検察官が、向いている!」と評しました。
但し、自分と周囲の人間には、とことん甘い人でした!そういう意味では、確かに警察は、向いているのかもしれませんね?
タイトルの歌にある様に、政治家の汚職の新聞記事を、読んだ首子は、「私達が、大人になったら、不正のない世の中を作りましょう?」と涙まで流して見せました。
その後で席替えが、あったのですが、仲良し三人組が、並んで座れる様に、VIP席の番号の入った札は、予め入れませんでした。
その事に気が付いたポケット小僧に、「君って言っている事とやっている事が、全然違うんだね?」と指摘をされると「男の癖に五月蝿せえんだよ!」とヤンキー言葉を、使って居直って見せたのです!
「お父さんに聞いたけど、組合の役員を選ぶ選挙だってこういうやり方をしているんだって!だからやっても良いんだよ!」ポーシャの父は、誰が聞いているかも分からない居酒屋の中で、こういう話を得意になってしてしまう人でした。家でも、そういう話を、酔ってしてしまうのでしょうか?
「◎上(ポーシャの姓)さん、そういう話は、あまり得意になってしない方が、良いよ!この学校には、お父さんが、S藤産業に勤めている人は、たくさんいるんだし、お父さんの事を好きなのは、君だけじゃないんだからね?組合長が、不正な手段でその要職に付いたと知ったら、やはり面白くないと思うよ!」かく言うポケット小僧のお父さんも当時、S藤産業に勤めていました。
「家のお父さんが、ズルしたって言うの?」ポーシャは、泣き出しました。(貴女が、自らそう口にしたのじゃないですか?)
「女を泣かせた!」こういう場合、理由の如何を問わず、批難されるのは、男の方です。女同士の場合は・・・兎も角、私は、いつも悪とされました!
「大体、Y本さんは、『お年寄りや身体の不自由な人を見ると自然に身体が、動いてしまうとか口で言いながら、何時も、バスや電車の中ではシルバー・シートに、座った上に、荷物を置いているよね?」
「馬鹿だな?そのくらいじゃ罪にならないんだよ!」ケンちゃんが、口を挟んで来ました!『子供の為の法律入門』と言った本から学んだ知識の様です。私は、実際に、六法を調べて見ました。「座席に荷物を置いていた為に座れない人が、出たところで、その損害は微々たるモノだから、一々、取り上げる程の事は、ない!」と言う判例が、出ている様です。しかし、法律論以前の倫理の問題では、ありませんか?
「『どかして?』と言えば良い!」脳天気に語る人が、いますが、どうして立っている人が、いるのに、言われないとどかさないのですか?それ以前に、二人分の乗車賃も払っていないのに、どうして席に荷物が、置けるのでしょうか?
男の人が、そういう光景を見ても見ぬふりをするのは、痴漢冤罪を仕掛けられるのが、怖ろしいからですか?
人権派の人は、此処でお決まりの台詞を言います!「ノーベル賞を取るかもしれない!」
長くなって書ききれなくなったので、この話は、今度また続けます。最後にかぐや姫の言った事を書いて置きます。
「ミッチ(首子)の言ったのは、大人になってからの事じゃん!今は、まだ子供なんだから、嫌な事は嫌だと言って良いとお父さんも言ってたよ!不正の追求とかは、大人になってからすれば良いじゃん!」
子供の頃に規則を守れなかった人が、大人になってからそれが、出来ますか?そういう人は、大人になってからも平然とルールを破って行きます!
違うよ。俺の場合は保身のため。
常識のない人間に意見をしても、期待した結果は得られずに、頭に来るだけだと思うから・・・
教生のきな子?が、教員免許を取るためには、マリの評価が必要だったの?
恩師のマリが惚けて大変なときに、『マリ先生を守る会』は何をしているんだろう?