教室で三島由紀夫の「金閣寺」を読んでいた時の事です。K原君という子が、話掛けて来ました。
「それってどんな話なの?」私が、答えるより早く口を開いたのは、盲腸でした。「
金閣の美に嫉妬して放火するって話よ!」
本の紹介欄等には、そう書いてあるモノもあります。しかし私が、読んで注目したのは、母子関係と柏木君との関係、そして有為子でした。
「貴女、この本を読んだの?」「
読む価値のない本よ!」「俺は、(私の姓)と話ているんだよ!」「ふん!」「(私の姓)はやっぱり作家になるのか?」「何で?」「なれる訳ないじゃない!NUEには、そんな才能はないわよ!」「お前の『ごんぎつね』の感想、面白かったぞ!」「あれの何処が?」
私はクラスでただ一人
兵十の視点で感想文を書きました。
ゴンの事は、「
人のジュースを振って見せたりして事が大きくなってから慌てふためく性格」と評しました。これは
盲腸に対する当てこすりなのですが、本人はまったく理解出来ませんでした!
「
全然、違う!ゴンだって根は悪い子じゃないから、病気のおっかに食べさす鰻と言えば逃がしたりは、しなかったのよ!それを勝手に逆恨みして!馬鹿みたい!」
馬鹿みたいなのは、盲腸の方です!兵十には、そんな暇はなかったし、そもそも
無自覚だからそんな悪戯が、出来るのでしょう?
自分の方から喧嘩を売っておいて「
別の選択もあったかもしれない!」という
人権派ですか?
「俺、本嫌いだけどお前の書いた本なら5冊、いや!10冊、買うよ!その代わりサインしてくれな!」「そんなありえない話をしている暇が、あったらあたしに××でも奢り
なよ!」「
お前に奢るくらいなら金をドブに捨てた方が良いよ!」「
NUEが、本出したら町中を逆立ちして歩いて上げるよ!ついでに裸になってやっても良いよ!」「
肉団子のブヨブヨした裸なんて見たくないよ!」「NUEは、
何度も、皆の前で裸にされているもんね?よく恥かしくもなく学校に来れるね?」
私の身体はおこりの様に振るえ出しました!
「向こうへ行ってろよ!肉団子!」「お前が、向こうに行きな!」「それに良いのかな?
男子なんかと口利いたと分かったら豌豆達怒るぞ〜!
おかずちゃん!」
K原君は盲腸を殴りました!
「憶えてろよ!
アヒル女!」
盲腸は、泣きながら豌豆達の所に走って行きました。
私は、
小学生の時から男子と会話する事は禁止されていました!
「宿題を見せてくれ!」というのに応じただけでも暴力を振るわれました。
私が、リンチに掛けられている横で盲腸は、私のノートを写していました! 「今日は、これくらいで勘弁してやるか?」
漸く許しを得ても私の涙は、止まりませんでした!机に伏して泣いている私の横に来て盲腸は無遠慮な声を掛けました!
「
NUEの字って本当に汚いね?写すのに本当に苦労したよ!もっと皆に読んで貰える字を書きなよ!」
「
直接にリンチに加わった子よりも盲腸が、許せない!」私の気持ちは多分、分かって頂けると思います!
そういえば、通学路で
男子小学生に、「高い所の葉っぱを取って!」と言われて応じた事さえ制裁の理由となりました!
「
小学生だって男である事に変わりは、ないよな?」「こいつ!
背伸びもしないで取りやがったぜ!そんなにデカイ事を自慢したいのかよ!」
辛すぎました!
●中には、
花の親衛隊という遊びが、
流行っていました。
男子をアイドルに見立てて、
フアン倶楽部を作り、
会員以外の子が、
近づくと
リンチに掛けるのです。
私の事を「
色気づいている!」と苛めた奴らの方こそ「
まだ中学生の癖に
男子の事しか頭にないの?」というのが、正直な感想でした。
私は、男子と接するのは、極力避けていました。しかし男子の方から私に話しかけて来た場合でもその
罰は、私が受けました!
そのうちに○○様(あるいは○○王子様)が「
おかずの方を見た!」「
私の名前に含まれる文字の一つを口にした!」
そんなこじつけまで探して私をイビリ抜きました!
このゲームには、りん子・首子・パテイの優等生三人組も参加しました。りん子が、私を苛める時に必ず口にした台詞が、あります。
「
がうが、
お兄ちゃんにした仕打ちをまだ許していないんだよ!」
トイレから両脇を抱えられ戻って来た私が、机に伏していると男子が「
おかずちゃん、何で泣いてるの?」と訊ねました。「
生意気だからさあ、ちょっと絞めてやったんだ!」そんな台詞を口にしても、りん子やパテイの人気が、落ちる事は、なかったのですから男子は女子の何処を見ているのでしょう?
「誰が誰に話し掛けても自由じゃん!NUEは、何で抗議しないの?あたしが、
男子と話したって誰も何にも言わないよ!やっぱり
人柄かな?」その時にも盲腸は、私の神経を逆撫でしてくれました。盲腸が、リンチに掛けられない理由は、内◎膏薬が、説明してくれました。
「
肉団子と本気で付き合いたいなんて男はいないからね?あいつは
員数外!」
K原君は所謂ツッパリグループの一員でしたが、グループ内でのカーストは一番下でした。苛められ役と分かっていて何故、付いて行くのか?
彼は「他の奴らは、相手にしてくれないからだ!」と語っていました。
「K原の地位が、もう少し上だったらあたしが、彼女になって上げても良いんだけどね?」
口にした盲腸ですが、それ以前にK原君に交際を申し込んで断られている事が、分かりました。もっとも盲腸は学校中の大半の男子に同じ事を言っています。
一時期、私とK原君の噂が、流れた事があります。流したのは、りん子です!私は男子絡みのトラブルは、なるべく避けたいのに「どうしてそんな事をしたのか?」訊ねると「身長の釣り合いが、取れる相手が、他にいないから!」という答えが返って来ました!
K原君は、180cmを越える大男ですが、そんな事ではなく理由を訊ねたのです!子供ぽい真似をしないで下さい!
「俺に根性がなくてお前を守ってやれなかったけど、修学旅行で俺の事を男だと見直す事になるぜ!俺の事を『●●寺』という小説に書いてくれ!」
その時には意味が、分かりませんでしたが、やはり盲腸が口を挟んで来ました。「あたしは書かないよ!だってお前には、それだけの価値がないもん!」
旅行中にK原君は、国宝●●寺に火を放とうとしました。未遂に終わったけれどその場で逮捕されました。
「K原を唆して火をつけさせたのはNUEだよ!あたし、ちゃんと傍で聞いていたんだから!」
盲腸が、証言しました。
「がうの勢で◎次君(K原君の下の名)は、修学旅行の後半を味わえなかったのよ!」りん子は、目に涙を浮かべて見せました。
パテイ「おかず!◎次に試させたのかよ?さもないとあの根性なしが、こんな大胆な事をやる訳ないよな!」
首子「●中にまた悪い評判が、立ったじゃない!貴女には、きついお仕置きを受けて貰うわよ!豌豆さんもそう思うでしょう?」
豌豆「●中の恥にヤキを入れろ!」組子「賛成!」
この時も私は、リンチに掛けられました!
「●●が、国宝だという事くらいは、君だって知っているね?」
取調べに当たった刑事さんにK原君は、言ったそうです。
「だから何?俺には友情の方が大切なんだよ!」
K原君には、他にも余罪がたくさんあったので教護院送りとなりました。K原君は、仲間達の犯した罪まで着せらたのです。●中は完全な無法地帯で何度も警察のご厄介になっています。官憲は、スケープゴードを立てる必要が、ありました。それに選ばれたのが、K原君だったのでしょう?
「がうは、本当に魔性の女だね?」
笑みを浮かべてそんな事を言えるりん子!多分、K原君の為に流した涙も嘘だったのでしょう?
「魔性の女というのは、ある意味では、誉め言葉なんだから!」ポケット小僧は、慰めてくれました。「どこがよ?りん子はNUEの外見が化け物の様に醜いという意味で使ったのよ!それが、証拠にあたしは、そんな事を言われた事ないもん!」
「君の為に何かをしてくれた人の気持ちを尽く裏切る君には、分からないだろうね?」「あたしだって恩を返す価値のある子なら返しているわよ!」「多分、君には、一生分からないと思うよ!」
K原君は10代で亡くなりました。不良仲間に「根性がない!」と言われて真冬の運河に飛び込んで見せたのです!心臓麻痺でした。解剖をした検査医は、驚きの声を上げたそうです。「この人の身体は、まだ10代なのにボロボロだ!」
院を出た後のK原君の生活は、過酷を極めたそうです。小学生の時は、健康優良児に選ばれた彼の身体を、僅か数年で蝕んでしまう程の生活って想像出来ますか?
「要するにただの虚弱体質って事ね?」盲腸は、断言しました。
人に「根性がない!」と言う人は自分には、出来ない事を他人に要求します!
私にスタンガンを当てた内◎膏薬は、言いました。
「10数える間に立って見な!このド根性なし!」
りん子「がうは、麻酔銃で撃たれたって平気なくらいの身体をしているもんね?」盲腸「あたしは、撃たれた事がないだけで、もし撃たれたとしたら立てるよ!」
やって見せてから言って見な!
在学中に●中が、放火された事がありました。この時は、小火ですみました。「犯人はNUEだよ!」断定形で言ったのは、盲腸です!
「だって八百屋お七だって大女なんだから!」
何かの本に「そうらしい!」と書いてあったというだけの話を得意になって広めたのです。
「がう!火遊びをするとおねしょするんだって!」笑ったのは、りん子でした。
「教室でお漏らしをさせよう!」私は、苛め娘達からコーラを何本も飲まされた上に、トイレの使用を禁止されました!ロッカーに火を放たれた事もあります。
二人とも自分の発言を憶えていません!
盲腸「NUEが、『学校が消えてなくなればいい!』と思っていたのあたしは、知っているんだからね?何でもあたしの勢にしないでよ!」
確かに思っていました!でも実行に移しはしませんでした!
りん子「あの時に苛められているがうを見てあたしは、可哀そうだと思ってあげたんだよ!」
貴女が、直接指揮を取った事もありましたね?
卒業して数年後、校舎の半分を焼く大きな火事が、ありました。やはり放火という噂でした。
「校舎の再建の為」りん子は、募金を集めに来ました。
「●中には良い思い出が、ない!」と言う私に「それは、がうの勝手な都合でしょう?後輩達は勉強する校舎もないんだよ!それを聞いても何とも思わないの?」と涙を流して見せました!
「特には!」「がうを見損なったよ!」りん子は怒って帰って行ったけど、元々私を利用するだけで認めてなんかいなかったのでしょう?
数日後、盲腸が同じ事を言って来ました。最初に確認したけれども、りん子とは、別口だそうです!同じ様な事を言われたけど、やはりお断りしました。「そのくらいの想像力が、ないと良い小説なんて書けないよ! 」捨て台詞を残して去って行ったのに、また電話が掛かって来ました。
「今度は何?」「りん子の所は続々募金が集まっているのにあたしの所には、全然集まらない!」
電話口で盲腸は泣いていました。
二組とも信用出来なかったのは、言いだしっぺの自分達が募金をしていない点でした。
盲腸は「そんな事したら意味ないじゃん!」とさえ口にしました!
「りん子は、募金のお金を誤魔化して自分達の遊ぶお金に使っているんだよ!許せる?あたしだって同じ権利があるのに!何時もあの子達ばかりずるい!」
「二度と電話をして来ないで!」と切ったのにも関わらず、その後も付き纏い続けたのは、ご存じの通りです!
放火さる 母校の為と 集めたる
寄付の金さえ 誤魔化す友や
鵺娘さんのブログを読んでいると、この鬼畜たちと比べて、鵺娘さんがいかにまともで純粋で優しいかがよく分かります。自分が恥ずかしくなるくらいです…。
でも、相手が自分より優れている部分が多いからと言って、苛める??これは全く理解できませんね。
盲腸の発言には、いつも腹が立ちますし、イライラします。その場にいて、この愚かな発言を聞いていたら、手を上げていたに違いありません!盲腸と同類の鬼畜は他にも存在するのでしょうが、ここまで酷いのは見たことがないですね。地上最強(笑)、最悪、ですね。鵺娘さんやポケット小僧さんは、本当によく我慢されてきたと思います。
お母様が戻られて、疲れていらっしゃるでしょう。慣れるまで(慣れるのでしょうか?)時間が掛かりそうですね。とにかく、ご自分を第一に考えてください。鵺娘さんは、そのくらいの態度で良いと思いますよ。お体の事もあるのですから!!
*まだまだ多忙ですが、本日は何とかブログを更新します!