「昨夜、お父さんが見ていた『
忠臣蔵』を傍で見ていたのだけど、辛くて途中から見てられなくなったわ!」
リーガンの言葉に最初に口を挟んで来たのは、盲腸でした。
「
時代劇が、好きなんてま◎みも随分オバサン臭いんだね?それにテレビが、一台しかないなんて貧乏なんだね?あたしなんて自分の部屋にテレビが、あるよ!」
組子「
お前の部屋って何処?便所?台所?お前の家、風呂はおろか押入れもないじゃねえかよ!家には子供部屋にもちゃんとテレビが、あるよ! 」
K子「
でも組子の家は、弟と相部屋じゃん!うちのマンションには、弟とあたしとそれぞれ専用の部屋が、あってテレビも一台ずつあるよ!」
草加同士でもお互いの自慢話をし合う!
決して
一枚岩では、ないのですね?
リーガンの顔が、歪みました。
首子「
ま◎みの家に行ったら笑っちゃった!あのクルクルパアの弟は、一番広い部屋を宛がわれているのにあの子ったら自分の部屋もなくて居間の隅っこに机が、置いてあるの!みっともないったらありゃしない!家なんて三姉弟それぞれに部屋が、あるのに!ま◎みの場合は、丘の上とは言え、所詮は宿舎だもんね?」
かぐや姫「
あたしン家なんか姉妹の為にアパートを借りてくれたよ!」
ポーシャ「
パパは従業員を追い出して寮をあたしの部屋にしてくれた事もあったよ!」
(それってたかが組合長の権限でして良い事なんですか?)
チャーミイーズの三人が、得意気に語っていた事が、あります。
私は、その時にリーガンとの距離が、少しだけ縮まった気がしました! その環境で、首子はまだしも他の二人よりは、遙かに良い成績を修める事が出来たですから、純粋にリーガンの方が、偉いのではないですか? リーガンの親の目は弟にだけ向けられていました! 「
愛されていない!」
リーガンは、
家族の自慢話を極端に嫌いました!
特に弟のいる人のそれには、
露骨に不快な表情を示しました!
「
●●さん!」
リーガンは私の姓を強く発音しました!
今になってその意味が、分かる気が、します!
「
貴女にだけ話しているのよ!」と言いたかったのだと思います。
「わたしねえ、内匠頭の事が大嫌いなの!」
盲腸「あたしも嫌い!馬鹿すぎだよね!」
「
●●さん!吉良は、浅野の何もかもが気に食わないのよ!困った顔を見るのが、面白いのよ!失敗すればザマアミロって笑ってやろうと思っているのに仕掛けた罠をクリアしてしまうから余計にムキになって意地悪して来るのよ!」
首子「
それは、いくらま◎みの意見だって賛成出来ないな?浅野が、失敗すれば吉良の責任にだってなるし浅野を叱るのだって浅野を思っての事でしょう?」
「
吉良だって悪い人じゃないのよ!」
すなふきんは自分は「
『良い子だから!』何をやっても許される!」と言うイデオロギーの人でした!
「
●●さん!私、内匠頭を見てると貴女を見てる様な気がしてイライラして来るのよ!」
E子「
本当にこいつ見ているとイライラするよな?」
K子「
苛めたくなる顔と声と身体をしているしな?」
「
●●さん!吉良は、個人の感情に拘って自分の職務の遂行すら忘れているその程度の人なのよ!」
首子「だからそれは、全然違うって言ってるじゃん!」
「
自分が、何でも一番じゃなきゃ気がすまないって人なのよ!」
盲腸「
そんなのうちのクラスじゃNUEと精々、あんたくらいでしょう?」(リーガンの言葉が、自分や首子に向けられている事すら気が、付いていないのですか?)
「
●●さん!吉良上野介如き、に何であんなにムキになるの?」
「
先まで一人称が、浅野だったのが何時の間にかポ●ノに変っている!全然、別の話を一緒にしないでよ!」
こういう事に気が、付くのだから「
リーガン<すなふきんが頭良い!」と思われる所が、四組の限界です!
首子「
確かにか〜っとなると前後の見境いが、なくなる所なんかは、浅野とそっくりね?しかももの凄くくだらないどうでも良い事で!」
盲腸「
本当にNUEって馬鹿だからね?そもそも忠臣蔵なんて徒労を組んでの暴力で見る価値もないのよ!」
(それってもしかして
徒党?確かに貴女にとっては
直接、自分の利益に繋がらない事はすべて
徒労に思えるでしょうね?)
リーガンは、大きな溜息を付きました!
「
ほら!ま◎みも貴女のレベルの低さに呆れているわよ!」
首子は、私に向かって言いましたが、私は、話に一々口を挟まれて腰を折られるのに嫌気が、差したのだと思っていましたわ!
「
●●さん!一つだけ貴女を評価出来る事が、あるわ!貴女が、切腹でもしたら本当に討ち入りしかねない人が、いる事よ!恐らく他人をそんな気にさせる力が、あるのは、貴女だけね?もっとも一人は残念ながら途中で不忠の士になってしまったけど!」
盲腸「
NUEには、そんな価値はないのよ!」
ポーシャ「
どうせチビ一人でしょう?全然、怖くないじゃん!で、もう一人って誰?」
その頃には、もうN島君は
転校していました!誰も憶えていないのかな?
分かって頂けたと思いますが、「
リーガンの凄さ!」と「
回りの俗物さ」加減を表す為にこのエピソードを書いたのですから私の方の反論はすべて省略しましたが、別に何も言えなかった訳では、ありませんよ!
私はノーマの事を「親友」だと思っていたから、自分の秘密も打ち明けたし、女子全員の仇名を書いたノートも「見せて!」上げました!
しかしノーマは、そのノートを持って主流派に行こうと画策しました!
私が、安易に他人に何かを「見せて!」という人を虫唾が、走る程嫌う理由の一つは、此処にもあります。
私は、クラス中の女子から頬を叩かれました!
リーガンも例外では、ありませんでしたが、一人だけ反応が、違っていました!
「わたしに『リア王』の次女の名前を付けて下さって有り難う!だってオツムテンテンの末っ子は、駆け出しの女優がやるんだけど、リーガン役は舞台でも映画でも一番、格の高い女優さんがやるのよ!貴女のわたしに対する評価が、以外に高いんで嬉しいわ!」
往復ビンタ!
「そう言えばま◎みの弟もオツムテンテンだね?お姉さんはまあ、馬鹿な方じゃないのに、どうしてあんな弟が生まれたんだろうね?」
盲腸が、口を挟んで来た時にリーガンの顔色が変り、私の胸倉を掴んだ手に力が、入りました!
「リア王なんて言うのはねえ?表面に現れた事しか見てないんだよ!」
ビンタ!
リーガンのビンタは、先程よりも力が篭っていました!
「本質なんて見抜く力は、何一つ備わっていないんだよ!」
ビンタ!
「だからねえ!表面だけ従っているふりをしていれば良いのよ!」
ビンタ!
「それを一人だけ気取ってリア王を言い負かせて見た所でねえ〜」
ビンタ!
「彼女には、自分が負けた事すら分かっていないんだよ!」
ビンタ!
「コーデリア●美ちゃん!」 (往復ビンタ)×3
首子「この子には、そんな可愛い名前は、勿体無いわよ!」
すなふきん「リア王は、男だよ!何で彼女なの?ちゃんと原作読んだ?」
盲腸「リア王は、ハムレットのお父さんだよ!」
皆様には、お分かりですね?リーガンは、吉良もリア王もマリだと言っているのです!
リーガンは肩で息をしていました!
「コーデリアちゃんは、さすがね?叩いているこっちの方が、息を切らしているのにあれだけ皆から叩かれても立っていられるんだから!」
E里「こいつの体力なんてたいした事ないよ!」
盲腸「あたしだって殴られたって立っている事くらいは出来るよ!あたしには、殴られる理由が何もないだけ!て、言うかさあ、親友に向かって換骨堕胎とは、何よ?あーまた!頭に来た!もう一回、ビンタさせて!」
ポーシャ「おい!後ろが閊えているんだよ!」
盲腸に頬を叩かれている私の横でリーガンは言いました!
「親友なんて信じちゃ駄目よ!0はいくら足しても0にしかならないのよ!
ましてやマイナスの人とお付き合いしたって自分の身を削られるだけなのよ!そのくらいの事、コーデリアちゃんなら分からない筈ないでしょう?」
首子「ねえ!『その呼び方止めない?』って先から言ってるでしょう?」
盲腸「NUEには、それだけの価値しかないのよ!」
すなふきん「あんた達馬鹿じゃない?リア王は、外国の話よ!何で、この日本に当てはまるのよ! 」
リーガン「ほらね?マイナスにしかならないでしょう?」
「ゴードンは、一番政敵になりそうなドニフアンをブリアンに倒させた後で、ブリアンも切るつもりだったのではないか?それはゴードンは、ドニフアンと違ってブリアンの事など少しも恐れていなかったからだ!」
『二年間の休暇』の感想文に私は、そう書きました!
盲腸「『二年間の休暇』なんてないよ!」
それは『十五少年漂流記』の事だと説明すると「全然違う!ちなみにベルヌとウエルズは、同じ人だよ!」
すなふきんは作者が、英吉利人だから仏蘭西人が、悪役になっている事すら理解出来ずに「世界人類が仲良くしないうちは戦争なんてなくならない!」と演説をぶちました。
「ゴードンとブリアンは、協力しあったから子供達だけでも平和な世界を築く事が、出来たのです!このクラスでも一人だけ輪を乱すドニフアンが、いますが、いがみ合いを止めないうちは、明るいクラス作りなんて出来ないと思います!」
首子は、涙まで流して見せました!
マリは原作すら読んでいないので
「皆!ポ●ノを見ていると性的に苛めたくならない?」
くらいしか言う事がありませんでした!
例のノートには「ゴードン=首子、ブリアン=ま◎み」と書いてありました。
リーガン「有難う!今度も私の方が首子より評価が高かったわね?わたし、ゴードンは人を使う能力はあるかもしれないけど、ゴードン自身には何の能力もないと思っているの!
そうね?貴女がドニフアンとしたらウイルコックスがポケット君!クロスがN島君!ウエップは、そうね〜、『パシリ』さんって所かしらね?アハハハ!」
マリは、用務員さんの事をパシリと呼んでいました!
「そう呼ばない人は、先生が嫌いで反抗をしている事と受け止める!」そう宣告しました!
此処は優等生の側面を見せ「パシリ」と言う言葉を使って見せたのでしょう?
「あの人達には、一生分からないだろうけど貴女には、やはり人を惹き付ける不思議な魅力が、あるんでしょうね?でもね?私は、仲間なんていらない!人は、所詮一人で生まれて来て、一人で死んで行くんだもん!」
緑色の文字の台詞、「皆の為!」「人の気持ちになって!」日頃から、口にしていた人が、その恩をかえさなければならなくなった時に使うというのが、常用の用ですが、リーガンの場合は、少し違っている様でした!
「 わたしは首子の言いなりになって貴女と正面から渡り合う程の馬鹿じゃないわよ!
これはねえ、自信を持って良いと思うわよ!
わたしは、貴女と本気で戦ったら、他の2◎人全員を敵にする以上に大きな傷を負う事は、ちゃんと分かっているから!
それと前に貴女と私が組めば学校を引っくり返す事が出来ると言ったけど、それは撤回しておくわ!貴女の方にまったくその気は、ない見たいだし、貴女の受けているお気の毒な苛めを、私は受けたくないもん!
●●さん!わたしはねえ自分の事が、可愛くて仕方ないのよ!
お父さんもお母さんも弟の事しか頭にないけどわたしだって愛される価値が、あるのよ!
せめて学校の中では、愛される為にズルイ方法を取ったって良いでしょう?」
「でも私はマリなんかに魂を売る気はないわ!」
「青二才!だからあんたは『お●●いだけの馬鹿女!』と言われるのよ!」
この時も盲腸が口を挟んで来ました!
「やっぱりま◎すも、NUEの事はお●●いだけの馬鹿女って事は分かるんだ?でもあんたもあんまり人の事は言えないよ!ま◎みも馬面だもん!」
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リーガンは本当の意味で頭が良いだけあって、自分の事も他人の事も全て見えていますね。
>草加同士でもお互いの自慢話をし合う!
>「あたしン家なんか姉妹の為にアパートを借りてくれたよ!」
>「パパは従業員を追い出して其処をあたしの部屋にしてくれた事もあったよ!」
・・・お前ら、邪魔!
>「愛されていない!」
リーガンの両親の気持ちもわからないでもありませんが、これだけ切れる頭を持った子を、もう少し愛してあげて欲しかったですね。
>「●●さん!」
>「●●さん!
>「●●さん!
リーガンがこれだけ鵺娘さんの姓を連呼しているのに、まわりの馬鹿には自分が邪魔だということが分からないのですね?
>吉良上野介如き、に何であんなにムキになるの?
>全然、別の話を一緒にしないでよ!
それ程難しいたとえ話ではないと思うのですが、それすらも理解できないとはね・・。
>恐らく他人をそんな気にさせる力が、あるのは、貴女だけね?
そうなんですよね。誰も無視できない。敵対するか、あるいは命がけで味方したくなるか・・・。
>ノーマは、そのノートを持って主流派に行こうと画策しました!
許せん・・・。
>マイナスの人とお付き合いしたって自分の身を削られるだけなのよ!
・・・あまりにも上手い表現で、言葉を失ってしまいます。小学生のレベルを遥かに超えています。周りの馬鹿も、小学生とは思えないほど知能が低いですけど。そのくせ性欲だけは大人顔負け。
>「あの人達には、一生分からないだろうけど〜
>〜愛される為にズルイ方法を取ったって良いでしょう?」
どう考えても惜しい!過ぎてしまった事に「もしも」なんて言ってみてもしょうがないのは分かっていますが、それでも言わずにいられないぐらいに惜しい!担任がマリじゃなくて、草加等のクズ共が居なければ、リーガンと一緒のクラスになった2年間って、かけがえのない時間になったでしょうね。同じレベル、同じ視点で物を見て考えられる相手なんて、そうそう見つかるものではありませんもんね。性格が反対なだけに、議論のし甲斐もあったでしょう。一体何の因果なんでしょうか?こんなに優れた才能を持った二人が磨きあうでもなく、堂々と戦うでもなく、ただ無為に2年間を過ごさなくてはならなかったなんて・・。
>盲腸
黙っとれ!