『
怒りと誇りと』
《
モラン刑事登場!》13
麗「
大西のおまわりさんは、私の髪の毛を綺麗だと誉めてくれたんです!」
スルー「
誰が聞いても嘘だと分かる話はしない方が良いよ!
色盲だと警官にはなれないんだよ!」
ダム「
自分の事が見えていないのは何盲って言うんですか?先輩!」
スルー「
ああ!このお●●いの事?
お前!ダムにまで言われてるぜ!
『そんなデカイ図体して猫なで声出すな!』って!」
ダム「
先輩は幸せな人ですね?」
スルー「
お前らも外国にはもっと可哀そうな子がいるんだからね?
悲劇のヒロイン面して不幸自慢なんかするなよ!」
麗「
私、小さい時からこんな髪の毛をしてたから良く苛められました!」
スルー「
そりゃそうだ!
苛めたくなった子達の気持ちの方が分かるよ!」
麗「
それで良く大西さんに助けて貰いました!」
スルー「
あたしは助けないよ!お●●いには、それだけの価値がないんだよ!」
麗「
ある日、落し物をして拾ったら大西さんはやっぱり自分のお財布の中から100円玉をくれました!それから
『良い子だね?
おまわりさんはこの髪の毛の色も大好きだよ!
色々言う奴らの方が可笑しいんだよ!』
と言って頭を撫でてくれました!」
スルー「
普通に考えてその爺の方が可笑しい!」
「
私も湊さんみたいにその100円を取って置きたかったのに!・・・
従姉さんに使われてしまいました!」
ダム「
随分、酷い事する奴っすね?」
スルー「
良いじゃん!100円くらい!
あたしなんか小学校の時から月に10万の小遣い貰ってたよ!」
ダム「
先輩!いい加減にしないと本当に墓の中に入る事になりますよ?」
スルー「
本当の事だから良いじゃん!
お前も僻んでないで10万の小遣いを貰える家に生まれてくれば良かったじゃん!」
麗「
従姉さんには泣きながら抗議をしました!
その時に言われたのが『居候の癖に!』と言う言葉です!」
スルー「
お●●いも一係の居候だって事を忘れるなよ!
お前はでか過ぎるんだから! ダム「
気にしないで続けてくださいよ!」
麗「伯母さんには言われました!
『
本当に五月蝿い子だね?100円くらい返してやるよ!』
お金を投げて返されました!」
(これは、すべて
実話です!)
ダム「
そのお金じゃなきゃ意味がないんすよね?」
スルー「
金は金じゃん!
誰に聞かせたってババアの言う事の方が正しいよ!」
ダム「
お金を投げつけるのも失礼ですしね?」
スルー「
じゃあ何で銭形平次には文句を言わないんだよ?」
(「貸した金を投げて返した」
人権派を批判したら「
じゃあ返さなくても良いのかよ?」と言われました!
似非ミュージシャンが口を挟んで来た言った台詞です!
悶着があり最後に彼は「
テレビはあまり見ないから詳しくない!」
ほな言うな!)
麗「
お姉ちゃん以外に髪の毛の事を誉めてくれたのも〜」
スルー「
身内だからでしょう?
そういうの何て言うの?
親馬鹿じゃなくて姉馬鹿? 」
ダム「
志◎警視も相当の親馬鹿ですね?」
スルー「
パパが馬鹿だって言うの?
ウチのパパは警視だよ!
お前なんか辞めさせるの簡単なんだよ!」
ダム「
すいやせん!馬鹿親でした!」
麗「
私はもう一度大西のおまわりさんに誉めて欲しくてそれからは目を皿の様にして落し物を探し歩きました!」
スルー「
金が欲しくてそんな事をやっている時点でお前もたいした事ねえな?」
ダム「
モランは『ただ誉めて欲しかっただけ!』と言っているじゃないすっか?」
スルー「
見返りを期待してる時点で駄目だね?」
ダム「
そういう事は誰かが何かをしてくれるのが当然と言う考えの人には言って欲しくないっすね?」
スルー「
あたしは女の子なんだよ!
皆があたしに気を使うのは、当然じゃん!」
麗「
努力しなくても愛して貰える先輩には分からないと思いますよ!」
スルー「
あたしには愛される価値があるからね!
お●●いには、それもナシ!」
麗「
赤毛の私でも警察官になれた事を知ったら大西のおまわりさんもきっと喜んでくれたと思います!」
スルー「
あたしを始め他の皆は
『婦警のレベルが地に落ちた!』
と迷惑してるよ!」
ダム「
先輩の様な婦人警官もいますしね?」
スルー「
あたしも婦警募集のポスターに出た事を公開している気持ちもあるんだ!
受験する子は皆、あたしのレベルに達していないから、気後れするだろうからね?」
ダムも麗も何も言わないのに嵩に掛かったスルー
「
お●●い!
お前が何故、そんな穢い髪とみっともない身体それに不潔な顔なのに警察に入れたか分かるか?」
麗の目付きが変わる
スルー「
それはねえ、犬死したお●●いの馬鹿姉貴に同情する馬鹿が警察の中にもいたからだよ!」
麗「
お姉ちゃんは犬死なんかじゃない!」
ダム「
あっしはモランの姉さんは立派な人だと思いますよ!
とてもあっしには真似が出来ません!」
スルー「
あたしは、それだけの価値のある人間がいれば何時でもやってやっても良いけどね!
中々、そういう人には巡り会えなくてね?」
ダム「
先輩は何時も口だけですね?」
スルー「
お●●い!少しは現実を見なよ!
さもないと親もいない子が警察になんか入れる訳ないじゃん?」
ダム「
先輩はそれが正しいと思ってるんですか?」
スルー「
当たり前!だってウチのパパだってそう言っていたんだよ!
ウチのパパは警視なんだよ!
警視が間違った事を言う訳ないじゃん!」
(こういう小学生の様な理論を大人になっても言っている人っていませんか?)
麗、目に一杯涙を溜めながらも皆に迷惑が掛かる事を恐れてスルーに手出しする事が出来ずにいる
「スルーを殴りたい!」
と言う気持ちはダムも一緒だった
スルー「ねえ?お●●い!泣いているの?
それだけデカイ図体をしていてもやっぱ女なんだ?
でもねえ?甘えるのも良い加減にしろよ!
警察は男女平等の社会なんだからね!
お前みたいなのがいると婦人警官全体!
嫌!女性全部の地位が向上しなくなるんだよ!」
ダム「こいつは凄げえ!今世紀最大のギャグだ!
やっぱりこんな奴はスルーしましょうよ!」
スルー「スルーって誰だよ?
あたしはクレオパトラ!」
ダム「あっしはモランの髪の毛が大好きですよ!
そう言えばあっしが子供の頃、近所にモランみたいな真っ赤な髪の毛の子が住んでいたんですよ!
あの子の名前何て言ったカナ?
三歳も下なのにその子はあっしより大きかったんですよ!
よく近所のガキ共から髪の毛の事なんかで苛められていたな!
あっしの腕っぷしがもう少し強かったら全員ぶっとばしてやったんですけど、あっし見て通りの虚弱体質なモンで!はい!」
スルー「そういう奴は警察官になんかなるな!
皆が迷惑する!
あたしは、女の子だけど係では一番体力があるからね!」
ダム「そういう人が生●休暇だ!
何とか休暇だ!言って休むんすか?
いけねえ!スルーするんだった!
結局、庇ってやれなかったあっしの事をあの子も怨んでいるでしょうね?」
麗「でもその子もお兄ちゃんに優しくして貰った事は忘れていないと思いますよ!」
ダム「そう言って頂けると有り難いっす!
そう言えばその子もあっしをお兄ちゃんって慕ってくれました!」
麗「でも『ガイジン!ガイジン!』
ってからかわれるのは、やっぱりちょつと恥かしかった見たいですよ!」
ダム「そう!そう!あっしはその子の事をガイジンと呼んでました!
でもあの子本当にガイジンだったのカナ?
確か名前は日本人だった気がするけど・・
でもモランは何でそんな事まで知っているんすか?」
スルー「ただ適当に言っているだけ!」
麗「だって私・・・」
ダム暫く麗の顔を見つめていたが
「お前もしかしてガ・イ・ジ・ン?」
「はい!お兄ちゃん!」
麗ニコリと微笑む!
スルー「外人だったら警察辞めろ!」
麗「今まで気ずかなかったんですか?
私、初日に分かりましたよ!」
スルー「口先だけだったら何とでも言える!」
ダム「なんせ、あっしは別名MRふし穴と呼ばれているもんで!」
スルー「だから良い刑事にもなれないんだよ!」
ダム「それなら何でもっと早く言ってくれなかったんすか?」
スルー「こいつはそういう嫌らしい性格の女なんだよ!」
(この台詞は実際に何度も言われました!)
麗「だって再会の仕方があんまり良くなかったから!」
ダム「そうでした!そうでした!
あっしの方からモランに自転車のベルを鳴らしたんでしたね?
あん時はすまなかったす!」
スルー「こっちはチャリに乗っているのに歩道をタラタラ歩いているトロイ奴いるんだよね?
あたしなんか『轢き殺されたいのか?』って怒鳴りまくってやるけどね?」
麗「先輩!自転車は軽車両何ですよ?」
スルー「お●●いの大きい女は馬鹿ってのは本当だね?
チャリの何処にエンジンが付いているんだよ?」
ダム「あっしもモランに言われてから調べてみたら確かに道路交通法17条というのがありました!
反省しています!」
スルー「じゃあ、ベルを付けているチャリの会社を訴えればいいだろう?
あたしの方こそ被害者だよ!」
麗「先輩は警察官じゃないのですか?」
スルー「赤毛でお●●いの大きい婦人警官なんてエロ映画にしか出て来ないんだよ!」
ダム「規則を破って置いて法律の方が間違っているという警察官にも初めて会いました!」
スルー「お●●い!お前!チャリにも乗れないんだって?
やっぱ、お●●いがでかすぎるから?」
ダム「いやあ、懐かしいなあ!
でもあの時何で急に引越しちゃつたんですか?」
「それは・・・」俯く麗
ダム「まあ、子供の事情で引越す事はありませんからね?
聞いちゃいけない事だってありますよね?アハ!」
「疑問があれば解き明かす!
それが刑事(デカ)のイ・ロ・ハだろ?
で、お前ら結局どういう関係だったんだよ?」
何も分かっていなかったスルー
麗「私と湊さんは、この町で一緒に暮した事もある幼馴染だったんですよ!」
スルー「だったら最初からそう言えよ!」
「モラン!ママも今日は、このまま戻って良いと言ってるし、再会を祝して行きますか?」
ダム盃を傾ける仕草をする
スルー「あたしは、この間みたいな店なら行ってやらないよ!」
麗「昔みたいにガイジンと呼んでくれても良いですよ!
もっとも純粋な日本人ですけど!」
スルー「日本人でこんな髪の毛でこんなに背もお●●いもデカイ奴はいないよ!
何処とのあいのこ?」
ダム「どうでも良いじゃないですか?
モランはモランっすよ!」
スルー「疑問を追及するのが刑事の仕事だって教えただろ?
それでお前ら何回くらいしたの?」
(盲腸は実際にこういう露骨な言い方の好きな人でした!)
スルー「そんな不潔な顔をして何もない訳ないだろ?
あたしなんて良い子だから100人は〜」
「れ・いちゃんか?」声をかけたのは空の桶を下げた大上だった
(続く)
タイトルはM子ちゃんの事を詠んだモノです!
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>自分の事が見えていないのは何盲って言うんですか?
なにげに上手いな。
>ああ!このお●●いの事?
自分は批判されないと思ってんのかな?
>外国にはもっと可哀そうな子がいるんだからね?
そうかな?
>あたしなんか小学校の時から月に10万の小遣い貰ってたよ!
そりゃあ金の値打ちも分からない阿呆に育つわな。それに、今問題なのは、金額の多寡じゃないぞ。喧嘩売ってんのか?
>お金を投げて返されました!
罰当たりが。
>じゃあ返さなくても良いのかよ?
そこかよ?
>金が欲しくてそんな事をやっている時点でお前もたいした事ねえな?
人の話を聞いてるのか?
>見返りを期待してる時点で駄目だね?
つまり、こっちは何もしないけど自分に尽くせ!という事かな?
>それだけの価値のある人間がいれば何時でもやってやっても良いけどね!
やってから言ってもらおうか?
>(こういう小学生の様な理論を大人になっても言っている人っていませんか?)
ん〜・・・近くでは見かけません。
>男女平等の社会
へ〜・・女だから何をやってもいいと思ってる奴が、よりによって平等と来たか。
>一番体力があるからね!
・・・五月蝿い!
>あたしなんか『轢き殺されたいのか?』って怒鳴りまくってやるけどね?
盗人猛々しいというのは本当だったんですね!
>じゃあ、ベルを付けているチャリの会社を訴えればいいだろう?
ま〜た人のせいか!
こいつにはさっさと消えて欲しいけど、いないと意味が無いとも言えるし・・・。