『
怒りと誇りと』
《
モラン刑事登場!》22
病室
スルー「
ババア!その鏡と梳貸しなよ!」
和光「
これは駄目!これはあの子がわたしの誕生日の為に買ってくれたモノだから駄目!」
スルー「
良いじゃん!別に減るもんじゃないし!」
ダム「
先輩!梳の貸し借りはしちゃいけないと教さわりませんでした?」
スルー「
全然!あたしは、育ちが良いからね!」
麗「
梳と鏡ですね?
100円ショツプで買って来ます!」
スルー「
あたしがそんな安物が似合う女だと思ってんのかよ!
それにあたしは思いついた事は
『何でもパーッとやらないと気がすまない性格だ』
と何時も言っているだろ?」
麗 バックの中から鏡と梳を出す
「
これ使って下さい!」
スルー「
お前の赤毛の付いた梳なんか汚くて使えるかよ!」
患者Aの母「
その人の履いているのはウチの子のスリッパ何です!
警察がそんな事をして良いんですか?」
ダム「
何であっしらが刑事と分かったんですか?」
患者A「『返して下さい!』ってお願いしたら
公務執行妨害で逮捕するって!」
麗 Aのベッドの前のプレートを読む
「
典子さんね?
プーさんが好きなの?」
スルーの履いているスリッパのアップ
そこにはプーさんの絵が書かれていた
麗「
新しいのを買って・・」
スルー「
お前って本当に暗いな?
そんな事だからリンチでそんな怪我をするんだよ!」
典子の母「失礼な事を言わないで下さい!
この子は
陸上をやっていて怪我したんです!」
スルー「
あんた陸上部?道理でね?
あたしは日本中の陸上部を探してみたけど可愛い子なんて一人もいなかったよ!」
ダム「
また先輩得意のはったりですか? 本当は探してなんかいない癖に!!」
スルー「
セクハラで訴えるよ!
そう言えばお前バレー部だったね?
バレーはバスケの落ちこぼれがなるんだよ!」
ダム「
バレーとバスケは全然違うじゃないですか?」
「
デカイだけでバレー部からも入部を断られたのがこいつ!」
スルー 麗を指差す
「
先輩は超能力者なんですか?
何で他所の学校の事まで手に取る様に分かるのですか?」
ダムの嫌味に気がつかないスルー
「
あたしは、人を見たら一目でその人がどんな人か分かるんだよ! 何でこいつがバレー部から入部を断られたか分かる?
お●●いが大き過ぎるからだよ!アハハハ!」
典子「
私にも一つだけ分かった事があります! 警察官って正義の味方じゃないんですね?」
ダム「
すんません!
同じ警察官として謝ります!」
スルー「
苛められ娘は独特のオーラーを発しているからね?
一目見ただけで分かるんだよ!
例えばこの大きなお姉さん!
こんな大きな身体をしていても苛められ娘だったんだよ!アハハハ!」
同じ頃
医師「どうしてこんなになるまで放ってらっしゃつたのですか?」
やーさん「
ふ、不治の病か何か何ですか?」
「何を仰っているんですか?
お目出度ですよ!」
「
オ・メ・デ・タ?」
「五ヶ月になります!順調に育っている女のお子さんですよ!」
「
オ・ン・ナ・ノ・コ?」
やーさんの脳裏には
スルーそっくりの赤ん坊の姿が浮ぶ
「今までお気づきにならなかったんですか?」
「
それが、あいつは元々ああいう体型でして!」
翌日の一係
「うん、うん!分かった!
だけど程ほどになあ!」
電話を切ったミゲル 皆に向かって
「うららちゃんはスルーの病院に寄ってから来るそうです!
あんなに苛められている相手にあそこまでしてやる必要があるんですかね?」
ゼベッド「あの子がとても良い子なのは、分かるんですが、わしから見るともの凄い歯痒さを感じますな!」
スノーク「それにしてもスルーがいないと静かで良いですね!
一層ずっと入院していてくれると良いんだけどな!」
ダム「同じ病室の人の気持ちを考えるとそうも言ってられないすよ!」
スノーク「そりゃあ、そうだな!
あれと四六時中顔を突き合わせているなんて私には一日でも駄目だ!」
ミゲル「こうして休んでいる間にもあいつには、給料が支払われるんですかね!
俺は金の為にだけ仕事をしている訳じゃないけどさすがにそれを考えると馬鹿らしくなりますね?」
ゼベッド「麗姫は女の子には珍しい金の為に仕事をしているんじゃない莫迦だよ!」
スノーク「それを考えると人権三人娘の様な馬鹿はまとめてクビに出来ないんですかね?
ああいう奴らがいるとその空気は全体に蔓延しますからね?」
一係の室内にまで聞こえて来る門前の棚かの歌声
ミゲル「クビになってもまだ警察の恥を晒している連中がいるからな!」
ハンドマイクによる棚かの声
「ご近所の皆さん、ワタクシ棚か鉄郎が、
『女性が男社会のひずみからやむなく起した犯罪はすべて無罪にすべきだ!』
というごく当然の事を訴えた為に神奈川県警を不当解雇になってから早、◎年になります!
県警は続いて女性である鱒田さんを不当に解雇して今、また女性である杜松さんを〜」
スノーク「『女性!女性!』と言えば何でも許されるとでも思っているんですかね?
もっともこういう事を言うから私はスルーにホモと言われるんですかね?
もっとも世の女性がすべて三人娘の様な『女の子』ばかりだったら私は本物のホモになりますけどね?」
(なるでしょう?)
「あっし!モランに『スルー先輩なんかの為にどうして其処までやってやるのか?』
訊ねて見たんすよ!
そしたらあいつ『自分がして欲しい事をして上げているだけ!』
なんて言うんすよ!
それに対してあの空気デブは『見返りを期待しちゃいけない!』なんてぬかしやがって!!」
ダムいつしか涙ぐんでいた
「あいつとても苦労したんだと思うんです!
あっし!小さい時はあいつの傍にいたのに!
何の力にもなってやれなくて!」
「お、男の癖に!な、泣くな!」
そういうミゲルの目にも涙が浮んでいた
「すべては、わたしの勢だわ!」
今まで無言だったママ 初めて口を開く
「わたしの勢で幸子さんがあんな事にならなかったらあの子にもあんな苦労は掛けなかったのに!」
「係長!それは貴女の勢ではないと何度も言っているじゃないですか?」
ゼベッド ママを慰める
重くなった雰囲気を払う様に
「ところで岩田さん!スルーの病気って何だったんですか?」
年下だけど先輩なので敬語を使うスノーク
ダム「食い過ぎじゃないんですか?」
「今泣いたカラスがもう笑った!
お前は本当に軽薄な男だな?」
しかしミゲルの言葉には優しさがあった!
やーさん 部屋を飛び出して行く
病室
患者B「志田さんも何か買って来ますか?」
スルー不機嫌そうに「いらん!」
相変わらずイヤーホーンをつけずにテレビを大音量で掛けている
ベッドの上で勉強をしている典子
スルー「無駄な事は止めなよ!」
典子「えっ?」
「どうせ勉強なんかしたって高校は行けないんだよ!
死んじゃうんだから!」
スルーはとても嬉しそうな顔をしていた
和光「貴女そういう言い方はないでしょう?」
スルー「何で?あたしは本当の事しか言わないよ!」
患者D(推定二十代の女性)「典子ちゃんは別に亡くなる様な病気じゃないでしょう?」
スルー「あたしはさあ、お前にも言いたい事があるんだよ!」
D「何よ?言って御覧なさいよ!」
スルー「お前何でイヤホーンでテレビ見てるんだよ?」
D「普通はそれが、常識でしょう?」
スルー「何の番組を見てるか気になって仕様がねえだろう?」
D「人が何の番組を見ようと自由でしょう?」
スルー「お前いくつ?
何で『ガキのつかい』とか『ロンドンハーツ』とか見ないんだよ!」
和光「貴女が何のテレビを見ようと自由だけどせめて消灯時間後は音を小さくするとか出来ないの?」
「消灯時間は病院が勝手に決めたもんだから守る必要はないんだよ!」
和光「あんたの言っている事は子供と一緒よ!」
スルー「あたしさあ、お前が内緒で3chとか見ているの知っているんだぜ!
何で60過ぎてガキの番組を見ているんだよ!」
和光「私は若い頃に家庭の事情で勉強出来なかったから今、せめてテレビを通じて語学を勉強したりする事の何処がいけないの?」
スルー「お前!外国に行く事があると思ってるの?
その歳で?その身体で?
もうすぐ死んじゃうのに!」
和光「私は外国に行く為に語学講座を勉強しているんじゃないわ!」
スルー「『知ってるつもり』とか『おもいきりテレビ』とか見なよ!
ああいうのを教養番組と言うんだよ!」
和光「あんな番組を見るのは時間の無駄だわ!」
スルー「人それぞれじゃん!」
D「人それぞれなら人が何の番組を見ようと自由でしょう?」
スルー「皆が迷惑するんだよ! 大体お前!客が訪ねて来た時にヒソヒソ声で話しているだろう?」
D「大きな声で話したら他の人が迷惑するでしょう?」
スルー「ヒソヒソ声で話されたら聞き耳を立てるくらいの事は考えろよ!」
D「別にあんたに聞いて欲しくて話をしているんじゃないわよ!」
スルー「世の中はお前中心に回ってるんじゃないんだよ!」
Bビニールの袋を提げて戻って来る!
スルー「ねえ、ジュース買って来て!」
B「だって先はいらないって・・・」
スルー「今、飲みたくなった!早く!駆け足!
あたしは、何でもパーッとやらないと気がすまないの!」
D「Bさんは足が悪いのよ!
あんた歩けるんだから自分で言ったら?」
スルー「メンドイ!(面倒臭い!)」
B,D、和光、典子 顔を見合わせて溜息を付く
和光「ごめんなさい!わたしもう疲れたわ!休ませて!」
スルー「お前さあ、息子の自慢話をしているけどその息子が訪ねて来るの見た事ないんだけど?」
和光の顔色が変わる
D「人それぞれに事情があるんだから・・」
スルー「色々聞かれるのが嫌だったら個室に入れよ!!」
「誰だって疑問に持つ!」
「疑問に持った事をそのままにしていたら発展はない!」
人権派が、拍手した意見何のですがどう思います!
「センパイ!」
病室に入って来た麗 その重い空気に顔を曇らせる
典子「和光さんは休みたいと仰っているじゃないですか?」
スルー「今は寝る時間じゃないんだよ!」
典子「だから志田さんは、消灯時間が過ぎても大騒ぎしているんですか?」
スルー「お前みたいな奴が、修学旅行の晩なのに9時に寝たりするんだよ!」
典子「今は修学旅行ではなく病院何です!」
麗「修学旅行には9時に寝るのが、規則ではないのですか?
規則も守れない人がどうして警察官を目差したのですか?」
スルー「また暗いのが来たぜ!」
D「あたしも修学旅行の夜は9時には寝なかったけど、あんた本当に刑事なの?」
スルー「あたしのパパは警察幹部なの!
子供の頃から『おまわりさんの娘が悪い事する訳ない!』って何をやっても叱られなかったの!」
典子「そんなの変!絶対!変だわ!」
スルー「悔しかったらお前も警察官の娘に生まれて来な!
そうだ!お前が消灯台の下に可愛い靴隠しているの知ってるんだよ!
あれ!あたしに寄越しなよ!」
D「何であんたにやらないといけないのよ?」
スルー「可愛いモノは真に可愛い子が身に付けてこそ意味があるんだよ!
早く寄越しなよ!」
D「あんたに何か触らせない!」
スルー「じゃあ押収するよ!
あたしは刑事なんだよ!」
D「何が刑事よ?何が押収よ?」
スルー「良いから早く出しなよ!
どうせお前は棺桶に乗って病院を出るんだから靴なんていらないじゃん!」
麗「先輩!いい加減にして下さい!」
スルー「足が27cmの片●女は黙っていな!」
(続く)
盲腸の入院中の言動は実際にこんな感じでした!
面倒を押しつけられたポケット夫人がいかに大変だったか?
怒りが込み上げて来ますね!
上げた番組で盲腸の趣味が分かりますね?
- http://takiji1933.blog34.fc2.com/tb.php/474-be47f186
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目の前に居たら傷害事件が発生してしまうかもしれません。
>「ババア!その鏡と梳貸しなよ!」
これが繊細な女の子ですか?
>あたしがそんな安物が似合う女だと思ってんのかよ!
スルーには100円でも高級すぎるでしょう。貴様なんぞは手櫛でええやんけ。
>日本中の陸上部を探してみたけど可愛い子なんて一人もいなかったよ!
ここまで分かりやすい嘘はなかなか聞けるもんじゃないですよ。
>あたしは、人を見たら一目でその人がどんな人か分かるんだよ!
ふ〜ん・・俺も見て欲しいもんですね?
>警察官って正義の味方じゃないんですね?
一人の阿呆のせいで・・・。
>お目出度ですよ!
うわ・・目出度くない・・・。
>『女性が男社会のひずみからやむなく起した犯罪はすべて無罪にすべきだ!』
狙いは何なのでしょうね?「俺は女に優しいぜ!」って事でしょうか?じゃあコイツが全ての罪を背負って、償っていくべきでしょう。
>もっとも世の女性がすべて三人娘の様な『女の子』ばかりだったら私は本物のホモになりますけどね?
「はい」とは言いにくいですねw
でも少なくとも女性と付き合う事はなくなるでしょう。
>『自分がして欲しい事をして上げているだけ!』
相手は選んでくださいね?
>「何で?あたしは本当の事しか言わないよ!」
いや、これがすでに嘘だから。
>「何の番組を見てるか気になって仕様がねえだろう?」
はぁ?何をおっしゃってるの?
>『ガキのつかい』とか『ロンドンハーツ』とか
どっちも下品な番組ですね。
>ああいうのを教養番組と言うんだよ!
え?!あれって娯楽番組じゃないの?
>「人それぞれじゃん!」
通訳しますと・・自分の都合に合わせろ!って事ですね?
>「世の中はお前中心に回ってるんじゃないんだよ!」
じゃあお前中心に回ってるのか?
>「誰だって疑問に持つ!」
>「疑問に持った事をそのままにしていたら発展はない!」
単に他人の事情に首を突っ込みたいだけのことですよね?もっともらしい理屈を取って付けやがってからに。人それぞれなんですよね?じゃあいちいち絡んでくるなと言ってやりたいです。
>『おまわりさんの娘が悪い事する訳ない!』
その決め付けはなんなのでしょうね?鵺娘さんが「〜に決まってる!」と言われ続けてこられた事と表裏一体とでもいうのかな?思考停止もいいトコです。
>可愛いモノは真に可愛い子が身に付けてこそ意味があるんだよ!
じゃあスルーには無用です。
>どうせお前は棺桶に乗って病院を出るんだから靴なんていらないじゃん!
うん?棺桶に乗って出たいのかい?協力しようか?
>面倒を押しつけられたポケット夫人がいかに大変だったか?
ストレスで胃に穴が開いてもおかしくないですよ・・。よく耐えられましたね。ご苦労様でしたとしか言いようがありません。
癌細胞は早めに切り取る以外に無いですよ。