『
早苗』 第二回
図書館司書 紺野の場合 紺野「
貴女って本当に本が好きなのね?」
鶫「
私、卒・・・」
明子「
ただ家に帰っても面白くないだけ!
拾って来た子だから! 「
早苗から聞いたんだけどお前ン家の母ちゃんも姉ちゃん
も標準サイズなんだって?
髪の毛もこんなに穢い色じゃないって言うしさ!」
智子、鶫の髪を引っ張る!
弘子「
ねえ?『毎日、写真を見せて!』って言ってるのに何時になったら持って来るんだよ?」
康代「
お前!ウチら舐めてんのか?」
明子「
宿題は忘れた事がないって自慢している癖にどうしてウチらの頼みは利けないんだよ!
おちょくってわざとそうしているとしか思えないよな?」
紺野「
ちょつと貴女達!大勢で一人を苛めるのは止めなさい!」
早苗「
あんたさあ!ただのヒショで先生じゃないんだよ?
その癖にウチらに命令する訳?」
盲腸は司書と秘書の区別が付いていませんでした
紺野「
それじゃあ一人の大人として言うわ!
苛めは止めなさい!」
明子「
一度しかない高校生活!
苛めも楽しくやらなきゃ!」
実際にア◎にこの台詞を言われました!
康代「
苛めを止めた為にウチらがもっと悪い事をしたら責任が取れるんですか?」
紺野「
貴方達ね?」
鶫「
な、ないんです!」
弘子「
ねえ?今なんか聞こえた?」
智子「
空耳?」
鶫「
ウチには家族の写真なんて一枚もないんです!」
早苗「
ねえ?誰が家鴨に喋って良いって許可したの?」
康代「
あたしは言ってないよ?智子?」
智子「
あたしでもないよ!
弘子でも明子でもないって事は・・」
五人組「
家鴨が勝手に喋った!」
早苗「
おい!家鴨!
お前はウチらの許可なく喋っちゃいけないと言っただろう?」
智子「
『はい!』は『がう!』、
『いいえ!』は『がう!がう!』って教えただろう?
忘れた?」
鶫「
がう!がう!」
紺野「
この人は鶫さんでしょう?
どうして家鴨なの?」
弘子「
お●●いはでかいし、ケツは出ているし!
家鴨そっくりじゃん!」
「
おまけにこの嫌らしい唇!あ〜むかつく!」
明子、鶫の唇を抓る!
紺野「
良い加減になさい!
貴女達も帰りなさい!
下校時間は遠に過ぎているのよ!」
智子「
何時までも家鴨からかっていても意味ねえから帰るか?」
康代「
家鴨!今日の所はこれで勘弁してやるけどよ!
明日は、学校へ来るなよ!」
明子「
来ても良いけどよ!
来たらまた朝から生リンチだぞ!アハハハ!」
これからの行き先を相談しながら楽しそうに図書室を出て行く苛め娘達!
一番、後ろを付いて行く早苗。
その姿を恨めしそうに見ている鶫。
紺野溜息をつく
「
小川さん!貴女ももう帰りなさい!」
「
あの〜?」
「
どうしたの?」
「
い、一緒に帰ってくれませんか?」
「
私はまだお仕事があるから先に帰りなさい!」
「
そ、それじゃあ終わるまで待ちます!」
「
そんな訳には、行かないわよ!
お家の人だって心配するでしょう?」
「
心配なんかする訳ないじゃないですか?」
鶫のあまりに強い口調に驚く紺野。
「
そ、それにあの子達がまた待ち伏せをしているから〜」
「
大きな身体をしててんで甘えん坊さんなのね?
良いわ!お仕事なら家でも出来るしすぐ支度をするから其処で待っていなさい!」
「
嫌!先生!放れないで!」
鶫、紺野の小さな身体にしがみつく!
紺野「こうして並んで歩いていると改めて貴女が大きいの分かるわね?
身長幾つあるの?」
鶫「170cmを少し超えちゃつたカナ?」
私は、身長を聞かれると必ず低目に申告しました!
「身長は一つ!
お前!身体が幾つもあるのかよ?」
早苗、突然登場し話に割り込んで来る!
紺野「ああ、吃驚した!
貴女!お友達と帰ったんじゃなかったの?」
早苗「それが、さあ!はぐれちゃってさあ!
財布は明子達に預けてあるし!
家鴨!金貸しなよ!」
鶫「この間も上げたでしょう?
私には、もうお金なんてありません!」
早苗「お前がバイトしてんの知ってるんだぜ!
学校に密告られたくなかったら前借りして来なよ!」
鶫「私はお小遣いを貰っている羊歯さんと違って生きる為に働いているんです!」
早苗「じゃあ!死んじゃえば良いじゃん!
お前!あたしが学校に密告れば停学なんだよ!」
紺野「恐喝はもっと重い罪になるわね?」
「ウルセエーな!
人の話に何でも口を出すんじゃねえよ!
家鴨!払わないとこれだよ!」
早苗 拳を振り上げる!
紺野「暴行も加われば間違いなく退学ね!」
早苗「あたしのパパは社長だよ!
ねえ!家鴨!
お前!自分の立場分かってる?
友達の一人もいない居候のお前が、学校生活を無事におくれるのはあたしのお蔭なんだよ!」
紺野「貴女こそ自分の立場を理解していない様ね?」
早苗「何がだよ?
あたしは友達に対する絶大な信頼があるからね?」
紺野「それなら何故お友達は貴女のお財布だけ持っていなくなってしまったのでしょうね?」
早苗「だからはぐれたって言ってるだろう?
それじゃあ!家鴨!定期貸しなよ!」
鶫「だって・・・」
早苗「お前は歩いて帰れば良いだろう?
きゃははは!」
紺野「良いわ!電車賃は私が貸して上げる!
但し、借用書を書きなさい!」
早苗「はした金でそんなモン一々書けるかよ!
後で倍にして返してやるよ!」
紺野「『明日の三両より今日の一両』
と言う諺を知らない?
嫌なら歩いて帰りなさい!」
早苗「そういう諺はないよ!
正しくは『三方一両損』
何にも知らないんだね?」
紺野「そう?それで借用書を書いてお金を借りるの?
電車に乗らずに歩いて帰るの?」
早苗「あたしは女の子だよ!
何で歩いて帰らないといけないんだよ?」
紺野「そういう理論が通用する相手ばかりとは限らないのよ!」
早苗「家鴨は嫌らしいだけで女じゃないんだから歩いていけば良い!」
紺野「交渉決裂ね!
小川さん!行きましょう?」
早苗「ま、待てよ!
借りてやるよ!」
紺野「小川さんは本が本当に好きなのね?」
鶫「私、そ・・・」
早苗「だからこいつはただ不倫の子で家に帰っても虐待されるから図書館にいるだけだって言ったじゃん!
家鴨はただの嫌らしい女!
本だって本当は好きじゃないんだよ!」
「私、卒業までに図書室の本を全部読むのが夢なんです!」
鶫はその台詞を一気に言った
私もヒンズーもそうでした!
そうしないと必ず途中で口を挟まれ話の流れを豚切られるからです!
早苗「家鴨!無事に卒業出来るとでも思ってるの?
小学校時代からの『友達』だから忠告してやるけど早目に退学届け書いた方がお前の為だよ!」
紺野「そんな言い方は止めなさい!」
早苗「折角心配してやったのによ!
これからまだ3年もあるのに毎日リンチじゃこの世の生き地獄だと思って!」
紺野「そんな事はさせない!
小川さんは私が守る!」
早苗「たかが図書館ヒショに何が出来るんだよ?」
紺野「貴女ねえ?
お金を借りているのならそれなりの態度を取りなさい!」
早苗「何で?」
紺野 早苗を無視して
「小川さんの一番好きな作家って誰なの?」
鶫「高橋和己と尾崎放哉です!」
紺野「随分と渋い趣味ね?」
早苗「渋いというよりは暗い!
て言うか高橋カズミってタレントだろ?」
紺野「太宰でなくて高橋和己と言う所が小川さんらしいわね?」
早苗「ねえ?何で片岡義男とか村上春樹とか読まないの?
読みなよ!」
紺野「私も『悲の器』くらいは読んだけれど他はまだね!」
早苗「『悲の器』は壇一雄だよ!」
鶫「私は『捨て子物語』が好きです!」
早苗「捨て子はお前じゃん!」
紺野「さすがに私もそれは知らなかったわ!
小川さんは詳しいのね?」
早苗「家鴨なんか全然たいした事ない!
あたしの方が詳しいよ!」
鶫「高橋和己の文章って綺麗ですよね?」
早苗「たかがタレント本だろ?」
紺野「そんなに本好きの小川さんなのに図書室の新規購入本希望のアンケート用紙は出さなかったわね?」
早苗「家鴨に投票権はない!」
鶫「私、自分が感動した本を読んで貰って共に感想を話し合いたいという気持ちがあるんです!
でも同時に『どうせ分からない人』にしたり顔でこの本は『この程度のモノ!』と言われたくないという気持ちもあるんです!
なんだかその本が穢される様な気がして!」
分かる人いますか?
紺野「何となく分かる気がするわ!
貴女って本当に本が好きなのね?」
早苗「穢れた女はお前の方だよ!
あたしには全然分からないね!
分かる必要もないけど!」
紺野「少しは黙ってられないの?
私は鶫さんとだけ話したいのよ!」
早苗「お前らの話は幼稚でレベルが低過ぎてとても聞いてられないよ!」
(続く)
盲腸は元々、苛め娘の後に続いて苛めをするのを得意としていました!
私は、誘われただけだから
「何の責任も感じる必要はない!」
と言ういい訳を用意して!
それでも小・中学校の時は、環境が鬼畜過ぎた為に彼女の暴走を食い止めるモノもありました!
しかし女子高に進んで歯止め がなくなりました!
「苛めで何人もの子を退学に追い込んだ!」
本人が得意になって語っていました!
「世界人類が幸福にならないウチは個人の幸福なんてありえない!」
宮沢賢治が言ったのは
「俺が不幸なのだからお前らも幸せになるな!」
と言う意味ではないのか?
小学校の時に女子で理解をしてくれたのはリーガンだけでした!
多分、彼女自身が『幸福ではなかった!』のでしょう?
私はリーガンとだけ話たかった!!
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なんだか覚えがあるような無いような・・もやもやしますね。
本の好きなあの人のお母さん・・・かな?
>「一度しかない高校生活!苛めも楽しくやらなきゃ!」
一度しかない人生を棒に振りたいのかな?
>「苛めを止めた為にウチらがもっと悪い事をしたら責任が取れるんですか?」
どこまで甘えりゃ気が済むんでしょうね?
テメエのやった事はテメエの責任です。
>「心配なんかする訳ないじゃないですか?」
親失格です。
>じゃあ!死んじゃえば良いじゃん!
じゃあ!お前が死ねば良いじゃん!
そうすれば金の心配もなくなるぞ。
>人の話に何でも口を出すんじゃねえよ!
自分はいいのか?
>「それなら何故お友達は貴女のお財布だけ持っていなくなってしまったのでしょうね?」
羊歯の金に用があっただけでしょう。
>そうしないと必ず途中で口を挟まれ話の流れを豚切られるからです!
豚だけにね( ̄ー ̄)ニヤリ
>「高橋和己と尾崎放哉です!」
・・・orz
>でも同時に『どうせ分からない人』にしたり顔でこの本は『この程度のモノ!』と言われたくないという気持ちもあるんです!
気持ちは分かります。
でも、まわりに盲腸のような何でも批判すればいいと思っているような奴があまりいなかったから、意識したことはなかったですね。
・・・一人だけいたっけ。
自分の趣味が最高、他はクズと思っている奴が。
そいつにだけは何も教えませんでした。
>「何の責任も感じる必要はない!」
本当ならそんなものは言い訳にもならないと思うのですが、それが通ってしまうというのは問題ですね。
>「苛めで何人もの子を退学に追い込んだ!」
こいつはさっさと死ぬべきでは?
保健所に連絡した方が良いかもしれません。
>「俺が不幸なのだからお前らも幸せになるな!」
これは言われないと分からないです。
「個人」という部分を宮沢賢治に当てはめて、そのまま読んでしまっては駄目なんですね?
>私はリーガンとだけ話たかった!!
女子で唯一の同じレベルで話せる相手ですもんね・・。
リーガンにとっても不幸だったかもしれません。
ヒンズーさんと三人で本の話をしてみたかったのでは?