『
怒りと誇りと』
《
モラン刑事登場!》26
スルー「
あたしは、もう寿退社するんだよ!
関係ないじゃん!」
ミゲル「
でもその日までは、まだ刑事である事には、変わりないだろう?
犯人は、君を連れて来る事を要求しているんだ!」
スルー「
あは!言ってやろう!
こういう場合は、容疑者って言わないといけないんだよ!
これでお前は、クビ!クビだね?」
ゼベッド「
保母の西村由美さんは、あんたの中学の同級生じゃろう?
その事については何か思わないのか?」
スルー「
別に!由美とは、ただの苛め仲間で別に友達と言う訳じゃないし〜!
それと今は、保母でなく保育士って言わないといけないんだよ!」
ミゲル「
何なんだ?その苛め仲間って言うのは?」
スルー「
苛めをする時だけ仲良くする仲間!
お前!日本語、分かってる?」
「
お願い!子供達を助けて上げて!」
ママ、スルーの前で土下座をする!
スルー「
あたしは、女の子だよ!
何であたしが、犯人に会いに行かないと行けないんだよ!
そんな事をしてもしあたしまで巻き込まれたら責任を取れる?」
スノーク「
1つ、こういう場合は犯人じゃなく容疑者と言わないといけないんじゃないか?
君が言い出したんだぞ!」
スルー「
だって犯人じゃん!
見て分かんないの?」
スノーク「
2つ、男も女も関係ない!
人であるか否かだ!」
スルー「
それは、お前が、ホモだからだよ!」
スノーク「
3つ、君は、当事者だ!
巻き込まれると言う言葉を使うのは、適切じゃない!」
スルー「
て言うかよ!お前!
歳は上でも後輩だろ?
それが、先輩に対する口の利き方かよ?」
ゼベッド「
あんた自身が、目上のモノに対する口の利き方が、なっていないからだろう?」
スルー「
お前には、それだけの価値が、ないからだよ!
それにあたしは女の子!
おまけにあたしは、警視のお嬢様!」
ゼベッド「
わしには、その二つともそれ程に価値が、あるとは思えないがな!」
スルー「
だからお前は、出世しないし、娘もぐれるんだよ!」
ゼベッド「
桃子の育て方は、確かに間違った!
忙しさに感けてすべてを女房任せにしておいたのがいけなかったのじゃろう?」
スルー「
てめえの娘の躾も禄に出来ない奴が、若い奴に偉そうに説教するんじゃねえよ!
大体なあ!そんな奴には、公僕たる資格は、ないんだよ!」
ミゲル「
今の台詞を軽視にも聞かせてやりたいな!」
スルー「
お前なんかが、口利ける様な人じゃねえんだよ!
大体、忙しいなんて言うのは、いい訳にもならないんだよ!
あたしなんて来なくたって給料は、振り込まれるし、パパだってそういう風にして来たのに軽視にまでなっているだろ?」
ゼベッド「
警察官に取っては、星の数よりも大事な事が、ある!
それを教えてくれたのは、わしの先輩であった人じゃ!」
スノーク「
その人の事は、自分も尊敬しています!
それと言いかけだった事を言わせて下さい!
志田先輩!
貴女は、『結婚するからもう関係ない!』と仰いましたね?
それなら何故、現場には来られているのですか?」
「
面白いから!
テレビ局も来ているし、タレントにスカウトされるかもしれないじゃん!」
やーさん「
俺が、代わりに人質になる!
だから!子供達は逃がしてやってくれ!」
ダム「
子供達の命が大切!
その気持ちは、あっしも同じです!
でもやーさんが行く事はないっすよ!
スルー先輩を行かせましょうよ!
その方が、一層厄介払い・・・いててて!」
ミゲル ダムの耳を引っ張りモノ陰に連れて行く
「
気持ちは、分かるがなあ、面と向かって聞かされたらやーさんだってやはり面白くないだろう?」
「
何ですか?岩田さんだって普段からスルー先輩の事は、大嫌いだって言ってるじゃないすか?」
「
お前!二人が婚約したのを知らないのか?」
「
うひ〜ょ!またどういう風の吹き回しで?」
「
それは、俺も聞きたい所だが、男女の縁(えにし)と言うのは、傍からは、分からない事もあるんだ!」
「
それにしたって何も好き好んでスルー先輩なんかと!
あっしならどうしてもそうしないとならない立場になったら出家します!」
「
ともかくやーさんの前では、スルーの悪口は言うな!」
「
分かりやした! それにしてもミゲルさんは、なかなかの情報通ですね?」
「
署内中の噂だぞ!
本当にお前、始めて聞いたのか?」
「
どうやら噂って奴もあっしの所だけは、素通りして行く様でして!」
「
別に井戸端会議好きの女の子みたいになれとは、言わないが、まったく署内事情を知らないんじゃ仕事にも支障を来たすぞ!
お前!毎日署に何しに来ているんだ?」
「ええ!
食堂にカレーを食いに来てます!」
(
ダムのこのキャラ良いでしょう?)
犯人の声「
刑事なんかに用はない!
志田早苗を連れて来い!」
やーさん「
サナエは、今は来られない事情が、あるんだ!
代わりに俺が、行く!」
犯人「
それならガキ共を一人、一人殺して行くだけだ!」
「
サ、サナエは、サナエは俺の女房だ!」
やーさんの言葉に、犯人は余計に逆上する!
「
ちくしょう!あんな奴まで結婚出来たのか?」
やーさん「
お、落ち着け!」
「
良いわよ!私が行って上げる!
こう見えても女だから良いでしょう?」
いつの間にか其処には、麗が立っていた!
「
モラン!どうして此処が?」
「
岩田さん!
私が、先輩より良い女である事を証明して見せれば良いんでしょう?」
止めるのも聞かずにバスに向かって駆けて行く麗
麗 窓からバスに入ろうとするが、身体が大きすぎて痞えてしまう!
「ぷっ!不様!」
笑ったのは、保母の由美だった
「オバチャンの髪の毛の色、変だね?」
そう言う由美は、髪を茶色に染めていた
「お姉ちゃん!お姉ちゃん!」
(かずひこ)と書かれた名札を付けた園児が麗を車内に引っ張り上げる
窓硝子を壊してバスの中に潜り込む麗
「山際麗見参!
いてっ!」
天井に頭をぶつける
「で、でけ〜!」
驚きの声を上げる犯人
由美「ちょつと!あんた!
硝子の破片で子供が怪我したらどうするの?
責任取れる?」
「人質のまま殺されるより良いでしょう?」
由美の方に顔を向けずに喋る麗
麗は、人の目を見て話せなかった
「人の目を見て話せ!」
と言う人は、目が会っただけで殴られる世界なんて想像も付かない様です!
だから平然と人に喧嘩を売る様な態度を取ります!
「さてと私は、名乗ったんだけど貴方の事は、何と呼んだら良いの?」
「鈴木則夫」
「『6年目のクラス会』ね?いてっ!」
立ち上がろうとしてバスの天井に頭をぶつける麗
鈴木「あんた!思った以上にデカイな?
それに面白い人だ!
全身に硝子の破片が、刺さっても平気なのに天井に頭をぶつけて可愛い悲鳴を上げてるんだから!」
由美「根性が、ねえんだよ!
それに声の方もたいした事ねえな!
あたしの妹の方が、可愛いよ!」
「『六年目のクラス会』を知っている人に出会ったのも始めてだ! こっちの保母さんは、知らなかったぜ!」
由美「そんなモノ知る必要が、ないんだよ!」
麗「ねえ!私が来たんだから子供達は逃がしてやって!」
鈴木「分かったよ!
デカイ刑事さんに免じてそうするよ!
坊主達!悪かったな!」
由美「ちょつと待てよ!
こういう場合は、レデイ・ファストが、常識だろ?
園児だって男なんだから女の子から逃がすのが、当然だろ?」
鈴木「俺は、その女の子と言う言葉が、大嫌いでな!
それからレデイ・ファスト!
3年3組でもこの言葉の為に泣かされた人がいるんだ!」
由美「だからお前の事なんて知らないって!
あたしは元々、B級以下の男子には、興味はないけどね?」
麗「やっぱり志田先輩と同じ口の利き方をするんですね?」
由美「志田ってもしかして団子の事?
いくら親父が、警察だからって笑っちゃうな!
あいつ婦警になったんだって?
お前知らないのかよ?
団子は、泥棒なんだぜ!」
(知っています!)
とは口に出来ない麗だった
鈴木「女社長に、教師にセレブの奥様、農村花嫁に保母!
苛められた方は、何にもなれないのに何故、苛め娘は、何かになれるんだ?」
由美「苛められる様な暗い性格だからだろ?
て言うか?
なんで何の罪もないあたしを何時まで人質にしているんだよ!
早く逃がしなよ!」
鈴木「お前!まだ自分の立場が、分かっていないのか?
中学生の傲慢を社会に出てもず〜つと通して来たのか?
それが、許されるのが女の子なのか? 」 由美「女の子にお前なんて言ったらセクハラで訴えるぞ!」
麗「私もこの人と話していたら爆発しそうだけど・・・
ともかく子供達だけは、逃がしてやって!」
「分かった!」
鈴木則夫バスのマイクのスイッチを入れる
「今から子供達を逃がす!」
「ちょつと待てよ!
レデイファストは、どうなったんだよ?」
かずひこ「僕、此処にいるよ!
だってお姉ちゃんが、一人じゃ可哀そうだもん!」
「ありがとう!
でも子供が、こんな所にいては、駄目よ!」
(もしかして欠損家庭の子かもしれない!)
麗は決して「お母さんが、心配するから!」という類いの言葉は、使わなかった
此処は大変、重要な箇所です!
かずひこ「嫌だい!僕!
お姉ちゃんと一緒にいるんだい!」
マイクから聞こえるやーさんの声
「ありがとう!
でもまだ園児が、一人と保母さんが残っているはずだ!
放してやってくれないか?」
「保母は、当時者だっから逃がす訳にはいかない!
それと3年3組の全員を集めろ!
此処でクラス会を開く!
子供は〜」
スルー「バ〜カ!用が、あったら籠もってないでお前の方から出て来い!
此処までおいで!ベロベロバ〜!」
「余計な事を言うな!」
「別に良いじゃん! もしもやっちゃんじゃなきゃセクハラで訴えているよ!」
やーさん、スルーがマイクを奪いあう様子が、音だけで伝わる
逆上する鈴木
その隙に逃げ出そうとする由美
ナイフを持って追う鈴木
その前に立つ麗
バスのマイクもオンになっていた
かずひこ「お姉ちゃんが、死んじゃう!」
鈴木「あんたが悪いんだぞ?
何であんな奴を庇うんだ!」
麗「どんな、い、いやなや、やつだって守らないといけないのが、わ、私の仕事なの・・」
マイクを通して伝わる車内の様子に気が気でない一係のメンバーの顔のカットバック
スルーだけが、笑っていた
かずひこ「そうだ!お姉ちゃん!しりとりしよう?
元気が出るよ!」
(続く)
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>苛めをする時だけ仲良くする仲間!
これってもちろん実話ですよね?
ふざけやがって・・。
>そんな奴には、公僕たる資格は、ないんだよ!
お前やーーー!
>「お前!二人が婚約したのを知らないのか?」
Σ( ̄□ ̄;)
>(ダムのこのキャラ良いでしょう?)
いいですねw
馬鹿なふりって、出来るようでなかなか出来ないもんです。
賢いふりをしている奴等に見習って欲しいもんですね。
>「サ、サナエは、サナエは俺の女房だ!」
・・・orz
>笑ったのは、保母の由美だった
コイツは自分の立場が分かってるんでしょうかね?
女の子だから大丈夫だとでも思っているのか・・。
> (かずひこ)と書かれた名札を付けた園児
あ・・
>麗は、人の目を見て話せなかった
話さない時は見られます?
>全身に硝子の破片が、刺さっても平気なのに天井に頭をぶつけて可愛い悲鳴を上げてるんだから!
なんとなく分かりますw
>だからお前の事なんて知らないって!
苛めた方なんて、こんなもんですね・・。
>苛められた方は、何にもなれないのに何故、苛め娘は、何かになれるんだ?
恥知らずだからかな?
>なんで何の罪もないあたしを何時まで人質にしているんだよ!
苛めだって立派な罪だろうに。
>「お母さんが、心配するから!」という類いの言葉は、使わなかった
子供の心配をするような親とは限らないからかな?
>もしもやっちゃんじゃなきゃセクハラで訴えているよ!
まずおのれの行動を慎めよ・・。
>「どんな、い、いやなや、やつだって守らないといけないのが、わ、私の仕事なの・・」
本当に損な性格ですね。
でも、こうあるべき・・だと思います。
まさかヒロインが死んだりしないでしょうけど、どんな展開が待っているのか、非常に楽しみです。