『
怒りと誇りと』
《
モラン刑事登場!》27
スルー「
かすり傷じゃん!」
ダム「
モランが、どんな傷を負ったかも分からないで良くそんな事が言えますね?」
(注・ガイジンと言うのは、二人だけの時の呼び名です!)
スルー「
どんな傷か分からねえなら断定形を使うな!」
ダム「
先輩が、先に・・・」
スルー「
あれだけデカイ図体をしているんだから撃たれたり刺されたりしたって蚊にさされたくらいのモンだろう?
お前らあいつの裸見た事あんのかよ?
お前らは、お●●いばかりに気をとられているけどあいつの全身って傷だらけなんだぜ!
怪我した時も泣き喚いたんだよ!
根性が、ないから!」
スノーク「
君も断定形が、好きだな!」
ママ「
その傷のウチの幾つかは、貴女が付けたモノなのね?
あの子は、どんなに苛められても決して泣かなかったと聞いているわ!
本当は、私が、貴女の身体にも同じ傷を付けてやりたい所だけど今は、その時じゃないわ! 捜査の邪魔よ!
すぐにこの場から消えなさい!」
スルー「
ババアに命令される筋合いはない!
あたしは、お嬢様だから刺されたり撃たれたりなんてないけどさ!
例えば刺されたり撃たれたりしたって平気だよ!」
ダム「
あんた!何で?警察官という職業を選んだんすか?」
スルー「
パパが、花嫁修業のつもりで来いって言ったからだよ!
ちなみにデカデカは、何処を受けても落ちたんだってよ!
そりゃそうだ!
あのデカさとあのお●●いとあの髪じゃねえ!
それで最後はおっちんだ(死んだ)姉貴のコネで警察に入れて貰ったんだよ!
就職一つテメエの力で出来ないなんて情けないお●●い女だぜ!」
ダム「
岩田さん!この人あんたの奥さんでしょう?
なんとかして下さいよ!」
やーさん「
す、すまない!」
スルー「
もうじきこの傷一つない染み一つない!
綺麗な身体が、やっちゃんのモノになるのよ!
ねえ?やっちゃん!KISSして!」
スノーク「
心の染みだけは、どうしようもないですな!
いや!これは余計な事を言いました!すみません!」
ミゲル「
それで中の様子は、どうなんですか?」
由美「
知らないわよ!そんな事!
それより服にあの大きな女の血が付いたじゃない?
当然!弁償してくれるんでしょう?」
ミゲル「
うらら、嫌、山際刑事が貴女を庇って怪我をしたんでしょう?」
由美「
そんなの刑事なら当たり前じゃん!
仕事だろ?」
ゼベッド「
園児を最後まで守るのも保母の仕事ではないんですか?」
由美「
何で?あたしはそれほどの給料貰ってないもん!」
ミゲル「
バスの中に一人残された子の事ですが〜」
由美「
あんなのどうでも良いわよ!
どうせ母子家庭の子じゃない!」
ゼベッド「
本気でそう思ってらっしゃるのですか?」
由美「
だから?第一向こうは園児とはいえ男じゃない!
命がけで女の子を守る騎士(ナイト)になるのは、ト・ウ・ゼ・ン!」
回想
桃子「
あたしが、父親参観日とかにどんなに寂しい思いをしたと思ってるの?
先生にも言われたわよ! 『
桃子ちゃんのお父さんは、一度も学校に来た事ないわね?
貴女には、赤い薔薇を付ける資格は、ないわね?』
(母の日のカーネーションの様に父の日には、薔薇を付けさせられる学校もありました!)
『
貴女は、今年からは、ピンクの薔薇をつけなさい!
殆ど家に帰って来ないんじゃ離婚したも同じじゃない!アハハ!』
だからあたしは、白い薔薇を付ける事にしたんだよ!
刑事のお父さんが、昔いたけど殉職したと言ってね!」
(私には、
辛い思い出があるけど、改めて書きます!)
「
桃子!あの男だけは、駄目だ!
頼む!あの男だけは、やめてくれ!」
「
お父、あんたの気にいる男なんているのかしらね?
彼は、確かに前科があるわよ?
だから何だって言うのよ? 父親が、いないと言うだけで差別されて来たんだから彼は何をしても良いのよ! あたしには、彼の悔しさが、よく分かるの!
だってあたしも母子家庭だもん!」
ゼベッド「
わしも母子家庭の出身じゃった!
暖かい家庭には、人一倍憧れていた!
子供にだけは、寂しい思いをさせてはいけない!
そう思っていたのに・・・」
由美「
このジジイ、何ぶつぶつ言ってるの?
それにしても欠損家庭の子で本当に良かった!
本当ならあたしは、何の責任も感じる必要はないんだけど、色々イチャモンつけてくる馬鹿な親がいるからね?
その点、欠損家庭の子なら安心!
でさあ、捜査に協力して上げたんだから当然、金はくれるんでしょう?」
「
わしからおぬしに渡すモノが、あるよ!」
由美を殴りつけるゼベッド
ミゲル「
親父さん!気持ちは分かりますが、相手は民間人なんだし不味いすよ!
でも俺も正直言ってすっきりしたかな?」
やーさん「鈴木さんの説得は俺にやらせて下さい!」
そのマイクを引っ手繰るスルー
「おい!鈴木!
6人も狙って置いてまだ一人も殺せてねえじゃんかよ!
意気地が、ねえな!
あたしなんて射撃だって百発百中だぜ!」
ダム「けっ!射撃練習だってしたがらないくせによ!」
スルー「あたしは、練習なんてしなくたって出来るんだからわざわざする必要なんてないんだよ!」
やーさん マイクを奪い返す
「鈴木さん!こうは考えられないか?
あんたは、まだたいした罪を犯していない!
今、自首すれば罪も軽くてすむ!」
「駄目!駄目!お前は、死刑!
女の子を傷つけたんだから当然だよ!」
マイクを使わなくても大きいスルーの声
「お前!団子だな?
早くこっちへ来い!」
「行く訳ないじゃん!
あたしの代わりにそこのデカイの好きにして良いよ!
あたしみたいに美人じゃないけどまあ大きさでカバーしてよ!
アハハハハ!」
「チクショウ!あいつら何時も女である事を武器にして逃げやがって!」
かなり興奮した様子の鈴木
麗「か、かずひこ君、あ、あのマイクに向かってう、歌っていて!」
「うん!お姉ちゃん!」
かずひこ歌い始める
「ぶへへ!下手糞!」
スルー 園児相手に歌唱指導を始める
「き、急にマイクをき、切ったらあ、怪しまれるとお、思ったの?
も、もうすぐテ、テレビ局もし、新聞社も来るわ!
い、苛め娘達は、み、皆、そ、それなりの、し、職業に付いたり、か、家庭を持っていると言ったわね?
そ、そいつらのや、やった事が、メ、メデイアを通じてぜ、全国にな、流れたら、む、無傷ではいられないで、でしょう?」
「そうか!あんた頭良いな!
俺は、西村をやるのに失敗して篭城する羽目になったけどそんな事は、考えても見なかったよ!
でも刑事が、そんな事を言って良いのか?」
「わ、私もい、苛められ娘上がりだからね!
最後まで付き合って上げる!」
「あ、ありがとう!
でもあんたその傷で大丈夫か?
あっ!他人事の様な事を言ってごめん!
あんたを刺したのは、俺だった!
本当にすまん!
やっぱりこんな事をしていたら手遅れに〜」
「い、言ったでしょう?
い、苛められ娘上がりだって!
苛め娘達なんかと違って根性が、ある所を見せてやるわ!」
「あ、ありがとう!」
かずひこ「お姉ちゃん!僕もう飽きちゃったよ!
しりとりしよう!」
「そ、そうね!ま、まずはな、何から行くの?」
「かずひこ!」
「こ、こいぬ」
鈴木「俺も参加する!ぬ、ぬ、ぬか!」
「ばーか!脱がすにしなよ!」
スルーの地声、バスの中まで聞こえる
やーさん「お、俺も交ぜてくれ!
が、がんばれ!」
スルー「あたしは、そんな幼稚な事は金貰ってもしないよ! がんばれじゃがじゃん!
かごめかごめにしなよ!
お●●いを真ん中に立たせて蹴り入れてみたいね?えへへ!」
ダム「先輩はやらないんじゃなかったんすか?
れ、れい!麗!麗!」
スルー「霊柩車!
お前ら、幼稚園バスから降りたらそれに乗せられるんだよ!アハハハ!」
「岩田!湊!邪魔だ!どけ!
千田(せんだ)ちゃん!石田ちゃん!
準備は、良いか?」
現場に小柄な男現る
やーさん「何時も不思議に思うんだけど、あんたどうして自分の部下には、
ちゃんを付けて他所の部署の人間は、呼び捨てにするんだ?」
千田「岩田さん、口の利き方には気をつけましょうよ?
松尾さんに対して失礼ですよ!」
やーさん「失礼なのは、どつちだ?
ちゃん付けにして貰っている奴は、黙ってな!」
千田「俺は、呼び捨てにして貰った方が良いですけどね?」
松尾「お前さあ?」
やーさん「お前?」
松尾「お前の事をちゃんと呼んでやっても良いけどさ!
お前はさあ!」
やーさん 松尾の胸倉を掴む
千田「皆、同じ職場の仲間じゃないですか?
仲良くしましょうよ!」
やーさん「喧嘩を売っているのは、どっちだ?」
松尾「お前らがさあ、仕事が出来ないからさあ!
署長が、俺らに頼んだんだよ!」
ダム「あんたら何時もそうやって美味しい所だけ浚って行くんすね?」
石田「良いから早くどけよ!」
ダム「おやまあ?お坊ちゃん!
今日は、御出勤ですか?
先週まで喘息の発作でお臥せになってた割りには随分と日焼けなさっていますね?」
「うわあ〜!」
石田モノを振り回して暴れる
ダム「何ですか?やるんですか?
松代班じゃ一番弱いあっしでもあんたになら負けませんぜ! 」
スノーク「よせ!ダム!
スルーの事が、あるからウチでもあんまり強い事は、言えないんだ!」
ダム「すいやせんでした!」
松尾「分かったか?
石田ちゃんは交通課の石田警部補の息子さんなんだ!
岩田は、署長の弟だけど兄弟の仲が悪いから良いんだ!
俺は、上からの命令が、あっても間違っている事には、絶対従わないんだ!」
スルー「分かったか?ダム!
お前なんかより健一君の方が、イケメンなんだよ!」
(続く)
ピンクのカーネーション(薔薇)をからかった子は、数年もしないウチに口にします!
「ピンクなんてなかったよ!」
自分は、赤だから?
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>その傷のウチの幾つかは、貴女が付けたモノなのね?
よし、盲腸にも同じ傷を付けてあげよう!
>例えば刺されたり撃たれたりしたって平気だよ!
これは試す価値アリですね?
>ねえ?やっちゃん!KISSして!
何かがこみ上げてきそうです・・
>心の染みだけは、どうしようもないですな!
年季の入った焼肉屋の壁のように、どろどろの染みですなw
>何で?あたしはそれほどの給料貰ってないもん!
じゃあいくら貰えば守るんでしょうね?
たくさん貰ってもまた新しい言い訳を考えるだけなのでは?
>命がけで女の子を守る騎士(ナイト)になるのは、ト・ウ・ゼ・ン!
大人が子供を守るのは当然じゃないのかな?
>それにしても欠損家庭の子で本当に良かった!
子供に罪なんか無いのに・・・。
>由美を殴りつけるゼベッド
GJ!
>苛め娘達なんかと違って根性が、ある所を見せてやるわ!
それは十分承知してますから無理しないように・・。
>あたしは、そんな幼稚な事は金貰ってもしないよ!
>かごめかごめにしなよ!
一瞬?!
>「岩田さん、口の利き方には気をつけましょうよ?
オマエモナ!
>「お前さあ?」
関西人だからそう思うのかもしれませんけど、なんでもかんでも語尾に「さぁ」を付けて喋られると虫唾が走ります。
>先週まで喘息の発作でお臥せになってた割りには随分と日焼けなさっていますね?
きっと実話なんだろな〜・・・。
>石田モノを振り回して暴れる
駄目だ、こいつはキ◎◎イだ。
>俺は、上からの命令が、あっても間違っている事には、絶対従わないんだ!
そのくせ責任を追及されたら「命令に従っただけ!」って言うんでしょう?
つまり、間違っていないと思ったから実行したわけで、テメエに責任があるってことですよね?
よくもまあこれだけ格好の良い事が言えるもんです。
>お前なんかより健一君の方が、イケメンなんだよ!
それ関係ないしw
>「ピンクなんてなかったよ!」
う〜ん・・・俺のあいまいな記憶によると、男は白で、女は赤・・それ以外って見なかったように思うのですが。
差別するなとか言いながら、こうやって色分けして差別をしているというのは、なんとも納得のいかない話ですね。