『
独歩居探偵団 みかん組』3
6年4組 昼食の時間
お箸とタッパだけ持った金子 正子、各席を回って歩く
河原崎 青海の席の前で立ち止まる
「
何?そのデカイお握り?
良く恥かしくなくそんなモン食えるね?
て言うか、お前何時もお握りじゃん!」
「
そういう貴女は、お弁当を持って来た事ないのね?
お金持ちの癖に!」
「
あたしの許可なく勝手に給食室の工事をするからいけないんだよ!
あたしが、卒業するまでの間くらい待てなかったのかよ?」
「
貴女が、卒業してもまだ蘭子ちゃんがいるでしょう?」
「
え〜と、それじゃあ・・・」
4年生が、卒業するまでに何年掛かるかが、計算出来ない正子
「
蘭子が、卒業するまで待てよ!」
「
今までよりも設備の良い給食室を作る為だもん!
少しの間、我慢するのは、仕方ないでしょう」
「
あたしは、何でもパ〜ッとやらないと気がすまないと言っているだろう?
それと自慢じゃないけどあたしも蘭子も給食費なんか払った事ないぜ!」
池田 蓮子「
そのくらいで偉そうに言うなよ!
ウチら七姉妹なんて一人も給食費なんか払った事ないぜ!
この出前代だって校長に払わせるんだ! さもないと仏罰が当たるからね!
キャハハハ!」
「
池田ばっかずるい!
でもさあ、もっと頭を使ってフカひれとか酢豚とか餃子とか高いモノを注文しなよ!」
とりあえず知っている料理を上げて行くだけの正子
「
でも今日の所は、この歪なお握りで我慢してやるか?」
青海のお握りを鷲掴みにする正子
「
何するのよ?
妹が、作ってくれたのよ!」
「
道理で下手糞だと思った!
お前の妹、お●●いだけでなく手もデカイのかよ?
救えないな?
それにしてもお前、姉貴なんだろう?
そのくらい自分でしなよ!」
「『
6年生になればお勉強も大変でしょう?』
あの子は、自ら家事を買って出てくれたわ!
私もお手伝いをしているけどあの子に甘えている所もある!
お弁当作りだけは、自分の仕事だからってあの子は、私には、触らせない!
あの子は、まだ4年生なのに自分と私とお父さんと三人分のお弁当を毎日、作っているの!
あんな健気で良い子はいない!
金子さんは、お嬢さんだから家事なんてやった事がないのが、自慢だったんじゃないの?」
「
当たり前じゃん!
でもやれば出来るよ!
法印大子なんかよりはず〜っと上手くね!
嗚呼!不味かった!
無理して食ってやったんだから感謝しろよ!」
蓮子「
まだ4年生なのにお●●いは、大きいし生●も始っている!
ただの嫌らしい女じゃん!」
青海「
あの子は、そんな子じゃない!」
「
お勉強なら塾でなされば良いじゃない!」
八代 紀代子(学級委員)
「
お前の妹!確かにガキの癖に色っぽいな?
家庭訪問の時は、家に居る様に言って置けよ!
エヘヘヘ!」
田口 務 6年4組担任
蓮子「
田口!チ◎コおっ立ててんぞ!」
青海「
先生!去年は、ジャージで家庭訪問をなさったそうですね?
今年もその格好ならウチには、上げる訳には行きません!」
田口「
別に大邸宅に住んでいると言う訳では、あるまいしよ!
行くよ!
お前!妹と同じ部屋か?
その部屋も見せてくれ!
それと洗濯物は〜」
正子「
でさあ、こいつとダイコと親父で何で三人なの?」
さすがに溜息を付くクラスメート
「
ところで最近また理沙が、来てないな?
お前ら苛めたんじゃないか?」
青海「
江藤さんは、ただ給食を食べに学校に来ていただけでしょう?
給食が、出ないんじゃ学校へ来る理由もなくなっただけの事でしょう?」
田口「
登校拒否から折角、学校に来てくれる様になったんだ!
その事だけでも感謝しなくちゃならないんだ!」
正子「
で、何で三人なんだよ?」
八紘「
江藤も給食代を払っていなかったそうじゃないですか?」
田口「
給食代くらいでみみっちい事を言うな!
お前が、払っている訳じゃない癖に!
それで理沙ちゃんが、学校に来てくれるなら安いモノじゃないか?」
青海「
先生が、払っている訳でもありませんね?
だから無責任な事を言えるのでは、ないですか?
給食代も登校拒否も一人例外を認めれば必ず真似をする人が出ます!」
正子「
で、何で三人なんだよ?」
田口「
お前は、本当に五月蝿い女だな?」
八紘「
それと何故毎日来ている俺達は、お前なのに来ていない奴は、ちゃんづけ何ですか?」
田口「
女の子だからだよ!
当たり前だろ?馬鹿!
ぎょくじつ!
本当にお前とかわはらさきが、いなければ、このクラスは皆、良い子なのになあ!」
クラスに起る笑いと拍手
八紘「
俺はアサヒです!
それに江藤は、むしろ苛め娘ですよ!」
田口「
苛めくらいしたって良いだろう?
学校に来てくれるなら!」
八紘「
江藤に苛められた子は、どうなってしまうんですか?」
田口「
そのくらい自分で考えろ!
甘えるのも大概にしろ!」
八紘「
その子は、とても芯の強い子だから登校拒否にもならずに学校に来ていますけど!」
田口「
感受性が、鈍いんじゃないか?」
青海「
先生の言う良い子って何ですか?
自分に取って都合の良い人間かどうでも良い人間かでしょう?」
紀代子「
どうでも良いのは、貴女よ!」
クラスに再び起る笑いと拍手
八紘「
どうでも良いと言う割りには、あんたやたらと青海ちゃんの事をライバル視しているな?」
紀代子「
冗談じゃないわよ!
誰が、こんなの!
あたしは、クラスの輪を乱そうとしている人を注意して上げているだけよ!」
笑いと拍手
田口「
本当に紀代子ちゃんとかわはらさきが、同じ小学校6年とは思えないな!」
青海「
確かに八代さん達に取って都合の良いクラスを作る為には、私は邪魔かもね?
それと先生の事もこのクラスの人達は、都合の良い人間としか見ていない様ですよ!」
紀代子「
何だか頭が悪過ぎて言っている事が全然分からない!」
「
そんな事どうでも良いんだよ!
それより何で三人なのか?
早く答えろよ!
それとお前何で先から蓋で弁当を隠しているんだよ!」
正子、無理矢理弁当の蓋をこじ開ける!
「
何?これ?」
八紘の弁当は、
アンコと納豆の二食丼だった!
4年2組 昼食の時間
「確かに僕は、納豆が食べられない訳じゃないし、おはぎと言うモノもあるんだから御飯とあんこの相性も悪くないんだろうけどね?」
照れながらも何故か嬉しそうな一宇
肯く大子
「お母さんが、せ〜」
「ねえ!そういうのは、蓋で隠すとかしてもっと申し訳なさそうに食いなよ!」
お箸とタッパを持った蘭子、口を挟んで来る
「あたしは、納豆なんて金貰っても食ってやんないよ!
それにしてもお前!もっとあたしが、食えるモノ持って来いよ!」
あんこを箸の先に差し舐った後、箸をまた弁当箱に差す蘭子
一宇「何やってるんだよ?
もう食えなくなっただろう?」
「そのくらい何よ?
外国にはお弁当を持って来れない可哀そうな子もいるのよ!」
八代 登代子(学級委員)
紀代子の妹
「それじゃあ、お前は金子が、箸で突いた弁当を食えるのか?」
「全然、別の話をしないでよ!」
「そうだ!登代子からもまだ何にも貰っていなかった!」
弁当に箸を突き刺そうとする蘭子
登代子「触るんじゃねえ!ボケ〜!」
「良いや!デカイのから貰おう!」
舌打ちをした蘭子、大子のおにぎりを串刺しにして頬張る
「何するのよ?」
「法印大子って本当にがつがつしているのね?
たかがそんな穢いおにぎり良いじゃない!」
担任の鈴木 道代、大子を叱る
一宇「大子ちゃんは、自分でお弁当を作ってるんですよ!」
蘭子「弁当じゃなくてたかがお握りじゃん!
こんなの1年生の子だって出来るよ!」
「それに お金を出して買ったモノじゃなきゃ何の価値もないのよ!
ほらくれてやるわ!」
道代、コンビニ弁当の残りを大子の弁当箱の中に捨てる
「外国の子供に対する想像力を持ちながら食べなさい!」
(このおかず、あたし嫌いなのよね!)
道代の瞳に浮び上がる文字
慌てて目を反らす大子
「じゃあ、あたしも!」
出前の汁の残りを弁当箱に捨てる経子
一宇「何やってるんだよ?」
道代「食器をちゃんと綺麗にして返すなんて育ちが良いのね!
経子ちゃんは、たかがラーメン屋の事まで考えてやったんだから偉いじゃない!」
「ほんじゃあ、あたしも!」
「あたしは、これ!」
「美味しいよ!」
ゴミやチョークの粉、唾などを次々と弁当箱の中に入れて行く女子達
大子の目付きが、変わった事に気が付く一宇
「3.1415926〜」
登代子「分かった!お前が、何時もぶつぶつ唱えているの円周率だろ?
そんなの憶えても何の意味もないじゃん!」
蘭子「全然、違う!
ただの意味のない数字を並べているだけ!」
道代「子供達に過度の負担を強いるのは、いけないからね!
ウチのクラスでは、円周率は3と決めただろう?
それが、嫌なら無理していて貰わなくても結構だよ!」
一宇「ただ、あんたが楽をしたいだけじゃないんですか?」
道代「何だってπの事なんか考える暇が、あったらこいつの乙πを小さくする方法でも考えな!」
(続く)
問い1 八代姉妹のモデルは分かりますか?
ヒント 姉の同級生です!
私の本当の姉は、一人しかいませんね?
問い2 ますみをお母さんと呼ぶ八紘が、弁当を蓋で隠して食べているのに、先生としか呼べない一宇は、隠さないのは、何故でしょう?
問い3 ますみは、著しく料理センスがないという設定です!
とんでもレシピを考えて下さい!
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こんな痛い奴等の中に一人放り込まれたら、泣くぐらいでは済まないだろな・・。
>お箸とタッパだけ持った金子 正子、各席を回って歩く
人の目がここまで気にならない奴も珍しいですね。
>給食費なんか払った事ないぜ!
そんなもん自慢になるかっての。
>この出前代だって校長に払わせるんだ!
どんな理屈でそうなるんだか?
給食費は払わなくて当然だから、余計な出費を強いたのだから払えと?
邪教の教えはどうも理解できません。
>お弁当作りだけは、自分の仕事だからってあの子は、私には、触らせない!
本当に健気ですね・・。
自分の存在価値を守るため?
>無理して食ってやったんだから感謝しろよ!
ついでにゲンコツも食うか?
>お前の妹!確かにガキの癖に色っぽいな?
犯罪の臭いがしますよ〜・・。
>「でさあ、こいつとダイコと親父で何で三人なの?」
こいつは養護学校に通った方が良かったんでは?
>登校拒否から折角、学校に来てくれる様になったんだ!
なぜそんなに卑屈になってるの?
義務を果たしていない奴は問答無用で「悪」なのでは?
>給食代くらいでみみっちい事を言うな!
教師がこれでは校内無銭飲食が増えるのも当然か。
>ぎょくじつ・かわはらさき
いっそ潔いとも思える程ですw
>「感受性が、鈍いんじゃないか?」
鈍い人に言われたくないですね。
>「何だか頭が悪過ぎて言っている事が全然分からない!」
そうだろうそうだろう。
それだけ頭が悪いと、人の言っている事が理解できなくても当然。
>アンコと納豆の二食丼
ぐほぁ・・・
>ゴミやチョークの粉、唾などを次々と弁当箱の中に入れて行く女子達
実話ですよね・・・周りに居た奴等は何をしてやがった・・。
>ウチのクラスでは、円周率は3と決めただろう?
これを堕落と言わずして何と言おうか。
>問い1
ということは、教育実習に来た奴・・?
>問い2
「母親」に作ってもらったという事が嬉しかったのかな?
おそらく初めての事でしょうから。
兄は本当の母親を知っているだけに比べてしまったのではないでしょうか。
>問い3
これは難問ですよw
そういえば高校の時に弁当箱を開けたら焼き飯だけだった事が・・。
唖然としたけどこれは料理センスとは関係無いか。
どれだけ考えても二色丼以上のものは出てきそうにありませんが、何か考えてみます^^;