『
怒りと誇りと』
<
スワンとダック> 20
「
僕には3つ違いの姉がいるんです!」
久男は、告白を始めた!
「
子供が、自転車のベルを鳴らせばあの人は、僕の手を引っ張って子供を通してやる人でした!
そして言いました! 『
気をつけて行きなさい!
道の真ん中をボサ〜ッと歩いている奴が、いるから!』」
スルー「
そんなのあたり前じゃん!
ベルを鳴らしたのにどかない奴は、轢き殺しても良いんだよ!」
麗「
先輩は、道路交通法17条を知らないのですか?」
スルー「
だったら何で自転車にベルが、付いてるんだよ?
文句があったらお前が、自転車会社と裁判しろよ!」
麗「
ベルを鳴らすと言う犯罪行為をしたのは先輩です!
犯罪の原因を武器のある事に求めるなら自転車会社との裁判は、先輩の方で行なって下さい!
茅野さんのお姉さんも犯罪に加担した事になりますね?」
久男「
でしょう?
山際さんが、自転車のベルを鳴らした女子中学生の集団をチェーンと手錠を使い数珠繋ぎにして警察まで連行して行ったと聞いた時は格好良かったな!」
スルー「
相手は、女の子だぞ!」
麗「
彼女達も同じ事を主張しました!
自分の近くの家の交番なら行ってやっても良いとも言いました!
犯罪者が、交番を指定出来ると思っているのですか?
それから被害者の方を痴漢に仕立て様としました!」
何度も肯く久男
スルー「
お前の顔が、怖かったんじゃねえの!」
麗「
女の子がわざわざ喧嘩を売る様な言葉と態度を選ぶのも自分は、絶対に殴られないと言う安心感からですか?
ジュースを見れば人のモノなのにわざと振って見せる様に根底に苛め娘の血が流れているのでしょう?
久男君のお姉さんは、気の利かない弟を叱る良く気が付く姉と言うのを周囲にアピルーしたかったんじゃないですか?」
久男「
そうです!そうです!
仰る通りです!」
麗「
お姉さん自身は、自転車のベルを鳴らすのが、好きな人じゃありませんか?
相手が、お年寄りや身体が、不自由な人でも?」
久男「
あの人を知っているんですか?」
麗「
ウチのお従姉さんが、そういう人でしたから!
白い杖を付いた人が、驚く様を見たりするとこの上もなく嬉しそうな顔をしましたよ!」
スルー「
何だ?その程度?
それじゃああたしらの方が、全然上だね?
だってその杖奪って逃げたんだもん!
ギャハハハ!」
今まで黙っていたダム
「
先輩は最低ですね?」
スルー「
何だと?セクハラで訴えるぞ!
たかが片●と女の子とどっちが、大事だと思っているんだよ!」
麗「
お姉さんは、お年寄りを見ると『荷物をもってやれ!』と命令する人では、ありませんでしたか?」
久男「
それで自分では絶対に持たないんですよね!」
麗「
本当にお年寄りの為を思うなら『まず自分で荷物を持って見せな!』
って言うんだい!」
スルー「
それもお前らの負け!
あたしなんてジジイやババアの荷物を男子やお兄ちゃんに持たせて全速力で走らせるの!
当然、分け前は、あたしの方が多く貰ったよ!
女の子なんだからね!
ギャハハハ!」
ダム「
痛風で身体の動かない兄さんも昔は、走れたんすか?」
スルー「
お兄ちゃんは、職場に来なくても今でもちゃんと金を貰っているんだぞ!
お前らの何倍もの給料をな!」
ダム「
まあ、先輩ならそういう自慢の仕方をすると思いましたよ!」
スルー「
お兄ちゃんは、万引きした品を金に変える時だってあたしの方に多く取り分をくれたんだよ!
何でか分かるか?
あたしが、美人だからだよ!
ギャハハハ!」
麗「
先輩の家は、現物調達の縄文社会と思ったら物々交換とか貨幣に変えるとか言う概念のある弥生世界だったんですね?」
スルー「
ブスブス交換ってお前と蒟蒻を交換するって事?
いらねえよ!お前らみたいなブス!どっちも!」
ダム「
あっしは、先輩の事もいりません!」
スルー「
お前なんかにやる訳ないだろう?
あたしみたいな美人!」
ダム「
その割には、先輩は色々な人に差し上げている様ですね?」
スルー「
それは、あたしが、美人で良い子だって証拠!
にじゅう過ぎて××××もした事のない天然記念物との違い!
お前のプヨプヨした身体には、縄が似合うからね?
また縄目付けてやろうか?」
にじゅうが、中学生だっただけで実際に言われた言葉です!
盲腸は、りん子兄にも「
あたしを自由にして良いのよ!」
とロープの入ったスポーツ・バックを渡したけど
「
赤毛以外は、興味がない!」
と断られたそうです!
「
折角たっぷり用意したのによ!
この生意気な女をふん縛っちゃおうぜ!」
りん子達と私を襲撃しました!
りん子兄が、直接、盲腸の容姿に触れなかったのは、優しさと思うのですが?
ダム、麗の気持ちを取り繕う様に
「
あっしには、兄弟がないんで分からないんすが、モランや久男君の姉さんって石原の爺さんみたいな奴ですか?」
回想
捜査会議に仕出しの弁当が届く
「おっ?あっしの楽しみの時間っす!」
弁当を取ろうとしたダムの手を叩く老人
「ちゃんと皆の分を並べろ!」
ダム「あんた誰すか?」
「お前!俺を本当に知らないのか?」
驚いた顔の老人
「何年警察の飯を食っている?」
「湊さん!石原先輩に対して失礼ですよ!
もっと口の利き方を勉強しましょうよ!」
石原と呼ばれた老人
一人で幾つもの弁当を取り鞄に詰める千田には、何も言わない
「嗚呼!あっしの弁当が?」
弁当を入れた籠は、空になっていた
「弁当くらいでがつがつするな!」
「お前の勢だぞ!」
石原の胸倉を掴むダム
「お前とは何だ?
俺は、係長だぞ!」
ダム「いきなり見ず知らずのあっしをつかまえてお前と言ったのは、誰すか?」
「俺は、お前と呼ばれた方が良いですけどね?
一食や二食抜いたって死ぬ訳じゃないのに親のない子は、がつがつしてるな?」
千田、弁当を食いながら顔も向けずに言う!
ダム「お前が、三つも四つも取ったからだろう?」
石原「お前と違って千田君は、皆に配ろうとしたんだ!」
ダム「まず鞄に詰めてから?」
千田「がたがた言うんじゃねえよ!
俺は、お前みたいな脛齧りと違って女房子供を食わせていかないといけないんだよ!
弁当を食いたきゃもっと仕事が出来る様になってからにしな!
それにお前とは、何だ?
俺は、先輩だぞ!」
ダム「警察OBだか何だか知らないけどあっしが警官になる前に止めた人の事を知る訳ないじゃないすか?」
麗「私もあのジジイにいきなり髪をつかまれて言われました!
『警察は、何時からパ◎パ◎を雇う様になったんだ!
髪を切れ!』
親と暮している=脛齧りと言うだけで千田の想像力と言うのも知れたモノですね?」
久男「あの人、休んでいる石田刑事の分のお弁当も取るけど届けた試しはないですよ!」
スルー「お前ら口の利き方に気をつけろよ!
千田ちゃんは白のパパかもしれないんだぞ!
石原のオジサンだって現役の頃から部下には、弁当を食わさずにあたしとお兄ちゃんに届けてくれたんだから!」
久男「先輩は、人には恵まれたのですね?
お兄さんだって傍から見れば・・・ですけど先輩に取っては良いお兄さんだった様ですし!」
スルー「だからあたしには、それだけの価値があるって言ったじゃん!」
久男「ウチの姉さんは、まったくでした!
傍から見れば申し分のない良い人なんでしょうけど、僕から見れば最低の女でした!
子供の時に1000円ずつお小遣いを貰ったとしますね?」
スルー「お前!たった1000円しか貰えないのかよ!
ビンボ〜だな〜!
あたしなんて小学校の時から月に10万は小遣い使ってたぜ!」
ダム「先輩は、金を払った事ないのに現金が、必要なんすか?」
久男「あの人は、その金でアイスクリームやお菓子を買ってしまう人でした!
それでいてあっしが、買った漫画の本を勝手に読む人でした!」
スルー「そのくらい良いじゃねえかよ!
兄弟なんだから!」
久男「良くないすよ!
僕だってアイスやお菓子が、食べたかったけどそれを我慢して買った本何ですよ!」
ダム「君の気持ちは、良く分かるよ!
でもあっしもモランも小遣いなんて貰った事ないんだよ!」
久男、床に膝を付く
「負けました!
僕、湊さんや山際さんの命令なら何でも聞きます!」
「じゃあ、あたしが、死ねと言ったら死になよ!
その程度の奴らに其処までするならそのくらいはして当然だろう?」
何も分かっていないスルー
麗「頭を上げて!貴方の気持ちは良く分かったから!
私もお兄ちゃんも小学生の時から働いていたわ!
私の場合、そのお金も全部伯母さんに取り上げられたけど!
一度、伯母さんに貰ったお金に付いて嘘を付いた事があるわ!
どうしても欲しい本が、あったの!
本当は、その本は、誰にも触らせたくなかったんだけどお従姉さんに先に読まれたの!
私は、それでも我慢した!
そしてお従姉さんにこれだけはお願いしたの?
『読んでも良いから元にあった通りに戻してね!』
だって本が逆さに入っていたんですモノ!
でもそれが、お従姉さんの気に触ったようね!
私が、『本を万引きして来た!』
と伯母さんに言った為に、折檻を受けたの!」
実話です!
久男「すみません!ごめんなさい!」
スルー「こんな価値のない女に謝るくらいならあたしに慰謝料払いなよ!」
久男「僕は、自分より幸福な人には謝りません!
あいつはアイスを食べたその手で僕の本に触ったのです!
手形が、くっきりと付いていました!
それから背表紙を後ろにして本棚に本が入っていたのです!」
久男「モランさんって本当にデカイんですね?
それとムンクという素敵な仇名を有難う!」
麗、周囲を警戒している
「撒いて来たつもりだけど先輩は、こういう勘だけは、働きますからね?」
暗闇から何かが飛び出して来て麗にぶつかる
目付きが変わる麗
「かずひこ君!」
「お姉ちゃん!
僕、あのおばちゃん怖いよ!
お母さんのお金を何処に隠したって僕を蹴ったり、抓ったり煙草をつけたりするんだ!
そんなお金なんてないのに!!」
(続く)
数日、旅行に行って来ます!
帰宅の日は未定ですが、体力が続かないからそんなに遅くはならないでしょう?
とりあえず二日分だけ公開して行きます!
- http://takiji1933.blog34.fc2.com/tb.php/574-302a92f4
0件のトラックバック
そもそもマトモな女がほとんど居ないですけど・・。
>文句があったらお前が、自転車会社と裁判しろよ!
手柄は自分のモノ?
>自転車のベルを鳴らした女子中学生の集団をチェーンと手錠を使い数珠繋ぎにして警察まで連行して行った
これも実話?
それに近い話はどこかで見た記憶があるのですが。
>白い杖を付いた人が、驚く様を見たりするとこの上もなく嬉しそうな顔をしましたよ!
どこまで邪悪なんだろ・・。
こんなのが「普通」なんですか?
>たかが片●と女の子とどっちが、大事だと思っているんだよ!
少なくともこのブタは大事ではないです。
>当然、分け前は、あたしの方が多く貰ったよ!
泥棒も万引きも「普通」?
>先輩の家は、現物調達の縄文社会と思ったら
そんな難しい話をしてもスルーには理解できませんよ。
>お前のプヨプヨした身体には、縄が似合うからね?
お前のブヨブヨした身体の方がボンレスハムみたいで似合うよ。
>「赤毛以外は、興味がない!」
下手な事を言ったらヤバいと思ったのかも?
>一人で幾つもの弁当を取り鞄に詰める千田
なぜこんな事が許されるのですか?
>一食や二食抜いたって死ぬ訳じゃないのに親のない子は、がつがつしてるな?
自分のやった事を考えろよ。
>お前みたいな脛齧りと違って女房子供を食わせていかないといけないんだよ!
泥棒が何か言ってるよ。
>「だからあたしには、それだけの価値があるって言ったじゃん!」
ないない。
>じゃあ、あたしが、死ねと言ったら死になよ!
頭おかしいですね。
>『本を万引きして来た!』
なぜよりによってこんな家庭に・・。
>お母さんのお金を何処に隠したって僕を蹴ったり、抓ったり煙草をつけたりするんだ!
またスルーかな?
いってらっしゃい!
・・なのですが、未定ってw
まさか野宿じゃないでしょうね?
お気をつけて!