『
独歩居探偵団 みかん組』 4
八紘「
青海ちゃん!外郎が子供を産んだんだ!
貰ってくれない?」
正子「
1個1万円する希臘猫なら貰ってやるよ!」
青海「
それってもしかして波斯猫の事?
それなら1万円じゃ買えないわよ!
それに生き物って値段で価値が決まるモノなの?」
正子「
じゃあお前は幾ら小遣い貰ってるんだよ?
あたしなんて月10万は〜」
青海、笑いを堪えて
「
八紘君、三毛猫には♂は、いない事を知らなかったんですって?」
八紘「
うん!大子ちゃんに言われるまでは、知らなかった!」
正子「
バカ!バカ!こいつ本当のバカ!
でもお前の妹が、頭良いって意味じゃないよ!
法印大子は、お●●いだけの馬鹿女!」
「
やるの?」
拳を振り上げる青海
八紘、さりげなく二人の間に立つ
「
男が、♀猫なんて飼うモノじゃないから外郎って名前もつけたんだ!
ねえ、貰ってくれよ?
大子ちゃんは昆虫博士だし、姉妹二人とも生き物は、好きだろう?」
正子「
ダイコの仇名は、メス猫!
あっ!メス豚ってのもあったわ?」
正子に掴みかかる青海
それを引き離そうとする八紘
「
大体お前が何で此処にいるんだよ?」
正子「
お前らを監視する為!
クラスでも二人の仲は、噂になっているからね!」
八紘、正子を無視し、
「
ねえ?貰ってくれよ!
青海ちゃん達なら可愛いがってくれるだろう?」
正子「
金出せば引き取ってやるよ!
今日(きょうび)ゴミ捨てるのにも金が、掛かるからね!
大負けに負けて1個1万円ってトコかな?
ギャハハハ!」
青海「
先から気になっていたんだけど貴女、生き物も個で数えるの?
モノとしか考えていないって事ね?」
正子「
じゃあ箪笥は、何て数えるか知ってるかよ?」
青海「
1棹でしょう?」
正子「
バ〜カ!2つでも1棹なのかよ?
箪笥は1本、2本って数えるんだよ!
ウチには1本1万円もする箪笥が、あるんだよ!
お前ら持ってないだろう?
ギャハハハ!」
八紘「
随分、安いね?
何処で買ったの?」
正子「
教えない!
教えて欲しきゃ金出しな!
ちなみに椅子は、1イス、烏賊は1頭、豆腐は1台・・・」
八紘「
俺、本屋で見たんだけど『小学3年生』の付録が、『モノの数え方』だったよ!
あいつ6年なのに3年生とか2年生とか読んでるんだぜ!」
青海「
あの子には1年生でも難し過ぎるんじゃないの?
それにしても全部間違って憶えていると言うのもある意味での才能ね?」
二人は、正子を残してどんどん歩いて行く
正子「
それじゃあこれはクイズね!
難し過ぎてお前らの頭じゃ分からないだろうけど!
包丁は、何と数えるでしょう?」
「
包丁は、一刺し、二刺しだよ!
お前も滅多刺しにされない様に気をつけろよ!」
通り過ぎて行く河東
「
テメエ!何でも口出しして来んじゃねえ!」
正子、河東の後を追うが、足が早過ぎて追いつかない
青海「
飼いたいのは、山々なんだけどウチは今お母さんが病気でしょう?」
八紘「
ウチのお母さんも本当は生き物が、あまり好きじゃないんだ!」
正子「
あんなの本当のママじゃないじゃん!」
八紘の顔色が変わる
「
でも馬がいなくなってくれたお蔭で本当に清々したよ!
それに引き換え、田口先生は、本当に男らしいね!
『円周率だって3で良い!』
きっぱり言ったんだから!
ああ言うのを竹を割った様な性格と言うんだね!
女子は斜め懸垂で良いって言うし、フエミニストだね?」
青海「
貴女、3でも計算出来るの?
斜め懸垂ですら出来ないじゃない!」
正子「
バ〜カ!それでもあたしの方が成績は良いんだよ!
先生の膝の上に乗ってやったら5を付けてやると約束してくれたモン!
お前は、5年までは、TOPの成績か何か知らないけど遂にメッキが、剥れたね?
これであたしが、真の実力者であると思い知ったか?」
♪ ポ●ノは デカイな大きいな
ケツはデカイし
お●●いはデカイ ♪
「あんまり気にするなよ!」
言った一宇もあまり元気が、ない
サンドウイッチを隠しながら食べる一宇
頭の上から振って来る砂
「何するんだよ?」
振り向くと其処には蘭子と経子、その仲間達がいた
蘭子「あんまりにもみすぼらしいお弁当だからふりかけを掛けてやったんだ!
お礼は?」
経子「テレビゲーム!
お前!女子から相手にされないからって男子なんかと弁当なんて食って良いと思ってるのかよ?
また姉ちゃん達呼んでリンチに掛けられたい?」
蘭子「いくらB級男子だからと言って許されない罪だよな!
先生だってこいつは『ハブにしろ!』と言ったじゃん!」
俯く大子
「五月蝿いな!向こうへ行ってろよ!」
女子を追い払う一宇
「あ、ありがとう!」
後の言葉が、続かない大子
「サンドウイッチとおにぎりを交換してくれない?」
「え〜っ?これと?」
「美味しいそうじゃない?」
おにぎりを置いた代わりにサンドウイッチを一つ取る大子
少し顔色が、変わるが、引きつった笑顔のまま完食する
「刺身サンドに蕎麦サンド!
先生の感覚って分からないな!
さすがにそれだけは、僕も言ったけど!
『このお刺身、中落ちなのよ!』
だってさ!
お母さんが、いなかったからお料理ならお父さんやお兄ちゃんの方が上手いし、僕だって少しは出来るけど、先生が、あんなに張り切っているもんを止めてくれとは言えないもんな!」
「スパゲッテイをパンに挟んだりするんだからお蕎麦もあって良いんじゃないの?」 「それじゃあ、お刺身は?」
「お刺身は、やっぱりちょつと・・・」
一宇話題を変える様に
「ウチの外郎が、赤ちゃんを産んだんだ!
三毛猫は凄いね?
♂でも赤ちゃんを産むんだから!」
大子、飲んでいたお茶を噴出す
「全部で7匹もいるんだよ!
そうだ?大子ちゃん、名前を付けてよ!」
「外郎の子でしょう?
♪ 白、黒、抹茶、小豆、珈琲、柚子、桜 ♪
と言うのはどう?」
「うん!それ良いね?」
「駄目!大体あたしは外郎という名前だって許可したつもりはないよ!」
「お前!誰に許可を得て歌なんか歌ってるんだよ!
お前はあたしらの許可なく口を利いても笑ってもいけないって言ってあるだろう?」
「それにしてもお前、音痴だな?」
蘭子、経子とその仲間達が、再び立っていた
♪ 海にポ●ノを 沈めては
飲ませてみたいな 海の水 ♪
歌いながら現れたのは、道代先生だった
「あんた達また何の罪もない女の子達を苛めたんだって?
特にそのデカイのは、クラスの癌ね!
顔も形も皆と違うんだから生まれた国に帰ってよ!
♪ 行ってくれない 他所の国 ♪
♪行ってくれない 他所の国
行ってくれない 他所の国
行ってくれない 他所の国 ♪
合唱を始める女子達
「うふふ!もうすぐに泣きそうね!
泣いたら海に沈めてたっぷり塩水を飲ませてやりなさい!
どうせ濡れているんだから同じ事でしょう?」
わなわなと震えている大子
一宇「3、14159265358979323846264338327950288〜」
道代「あらそれ何のお呪い?」
登代子「本人は、円周率か何かのつもりらしいですよ!」
道代「意味のない事は止めなさい!
円周率は3!
そう決めたでしょう?
あんたは、どうして皆で決めた事が守れないの?
この一人だけ形の違う女もクラス中でイビリ抜く!
折角、池田さんや金子さんの案に皆が、賛成したのにあんただけが、反対したわね!
本当にやり難いたらありゃしない!
あたし、あんたの事も大嫌い!
だってますみの息子でしょう?
あんたにもオール1を付けてやるからね!」
蘭子「先生!こいつ元々オール1に近いから!
ギャハハハ!」
「3、14159265358979323846264338327950288〜」
目を瞑って唱え続ける一宇
道代「止めろって言ってんだろ!」
その時、後ろで起きる大きな波しぶき
「きゃあ〜!」
「津波だ!」
道代は、生徒を置いて真っ先に逃げ出す
悲鳴を上げて逃げ惑う女の子達
一宇と大子だけが、動かない
「あっ!ゴメン!大子ちゃん!」
頭から波を浴びて濡れ鼠の大子
それを指差して笑う女子達
怖る怖る戻って来た道代
「何?ブラの線透けさせてるんだよ?
4年生のガキの癖に!
もう頭に来た!
皆でやっちゃいなさい!
いくらこいつが、でかくて力があっても皆で立ち向かえば怖くないわよ!
2組の団結の力を見せてやりなさい!
いざとなったら皆の事は先生が、ちゃんと守ってあげるから!」
信一郎「大子!1年生や2年生の子でもあるまいし!
海の中に入って遊んだのか?
おまけにこんなに服を破って帰って来て!
やっぱりお前には、もう服を買ってやらないぞ!」
青海「大子!また池田や金子に苛められたの?
それならお姉ちゃんが、仇を取って上げる!」
「そんなデカイ図体をして!
何時までもお姉ちゃんに守って貰わないと何も出来ないのか?
それにお父さんが、折角お小遣いを上げたのにお土産が、こんな貝殻か?
お父さん、もうお前には小遣いをやらないからな!」
「綺麗な貝殻じゃない!
お姉ちゃんは、大好きよ!
あっ!待って!大子!」
泣きながら飛び出して行く大子
この歌は、実際にマリが歌ってくれました!
大子がお金を貯めているのには、理由があります!
4月9日、戻って来ました!
まだまだ桜の咲いている所は、あったけどさすがに疲れたカナ?
コメント返し等は、明日以降ゆっくりとやらせて下さい!
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存分に楽しめましたか?
>「1個1万円する希臘猫なら貰ってやるよ!」
突っ込み所満載w
>八紘、さりげなく二人の間に立つ
一緒になって殴りたい所でしょうに・・穏やかですね。
>大負けに負けて1個1万円ってトコかな?
何かというと「1万」「小遣い10万」。
もうちょっと他に出てきてもよさそうなのに。
>バ〜カ!2つでも1棹なのかよ?
応用ってものが利かない?
基礎が分からないんだから当然か・・。
>1本1万円もする箪笥
不良品の処分市で買ったかな?
>包丁は、一刺し、二刺しだよ!
上手いなw
>ああ言うのを竹を割った様な性格と言うんだね!
面倒くさがり、或いは横着者って言うのでは?
>先生の膝の上に乗ってやったら5を付けてやると約束してくれたモン!
もしや新手の拷問か?
>刺身サンドに蕎麦サンド!
ぐは・・・そりゃまあツナサンドとかありますけどねorz
そういえば二人があまり勉強が出来ないから、やたらと魚を食べさせようとするというのはどうかと考えていました。
あと、ホワイトカレーかと思ったらシチューライスだったとか。
それほど変じゃないかな?
>♂でも赤ちゃんを産むんだから!
来た!
気付こうや、一宇君w
>♪ 白、黒、抹茶、小豆、珈琲、柚子、桜 ♪
どれも何気にありそうな名前ですよねw
>顔も形も皆と違うんだから生まれた国に帰ってよ!
これも奴が実際に言ったのかな?
奴等にもさっさと故郷である地獄に帰ってもらいましょうか。
>「あっ!ゴメン!大子ちゃん!」
ますます状況が悪化してるようなorz
>2組の団結の力
そんな前向きな言葉にしてほしくないですね?
>お父さん、もうお前には小遣いをやらないからな!
これは「普通の親」とは言えませんよ・・。
>大子がお金を貯めているのには、理由があります!
父親のため・・でしょうか?
さすがに自分の服を買うためとは思えませんし・・。
泣きながら飛び出したのは、自分の努力の理由を分かろうとしてくれなかった悔しさがあったのではないでしょうか。
このあたりの桜は今週中頃がピークになりそうです。山に登れば月末も見られると思います。
そういえば「お姉ちゃん」の所にも行かれるのですか?
とにかく今はゆっくり休んでください^^