『
怒りと誇りと』
<
スワンとダック> 22
ダム「
あっしが、まだ此処の交番の巡査をしていた時の事です!
スーパーであいつが、牛肉と葱を盗みました! 『
子供にすき焼きを食べさせてやりたかった!』
あいつの言葉を信じてあっしは、春菊と白滝を買ってやり事件にしませんでした!
あっしも少しは良い事をしたカナ?
少しは、大西さんに近づけたカナ?
自〜」
「
すきやきに春菊や白滝は入れないんです!
アハハハハ!」
坂田、口を挟んで来る
「
あんたン家は、どうか知らないけどウチの母ちゃんの作るすきやきは〜」
「
それは、お前のウチが、特別貧乏だっただけで日本中で他にそんな家は一件もないんです!
アハハハハ!」
「
お、俺の家でも入れたけどな!」
折角、割って入ったが、「仲間」にも無視されるやーさん
「
俺は、100g1万円の肉しか食わないんだよ!」
「
さすがに敏男坊ちゃんは生まれも育ちも良いですな!
アハハハハ!」
スノーク「
糖尿ならいくら高価でも肉類は避けた方が良いんじゃないんですか?」
坂田「
坊ちゃんはお前の様な欠損家庭とは、違うんだよ!
アハハハハ!」
松尾「
志田ちゃんわさあ、インシュリンを打ちながらもさあ、来てくれたんだぜ!]
ゼベッド「
坊ちゃんは、物見遊山で参られたのかな?」
千田「
それにしても湊さんも気が利かないな?
俺なら豆腐も一緒に買ってあげますけどね?
それともすきやきに豆腐を入れる事も知らなかったんですか?」
ダム「
すぐその後、別のスーパーで万引きをしたあいつは、そう言いましたよ! 『
先のオマワリが豆腐を買わなかったのがいけない!』」
棚か「
つまりは君の不用意な行動が、何の罪もない女性に濡れ衣を被せたと言う事じゃないか?
その事に付いてちゃんと反省は、しているのか?」
ダム「
マスコミにもこの事件は、まだ非公開なのにまったく外部の人間のアンタが何故いるんですか?
誰か洩らした人間が、いるって事でしょう?」
棚か「
それは小さな事だ!
そんな事よりワタシの質問には何故答えない?」
スノーク「
洩らしそうな方の顔なら幾らでも浮びますが、絶対に秘密を死守する人の顔は一人も思い浮びませんね?」
棚か「
例え、洩らした事が事実だとしても何の問題があるんだ?
友達から秘密の基地を教えられてそれを他の友達に教えて上げた事はないのか?」 千田「
俺だって皆に教えてあげますよ!
皆で遊んだ方が楽しいじゃないですか?」
「
何故基地が、秘密であるか分かるか?
自分を信頼してくれて秘密を打ち明けてくれた友達を裏切る事になるんだぞ」
やーさん 千田に迫るが、「仲間」は皆、あらぬ方向を見ている!
棚か「
勝手に基地を教えて置いてそれを親切心から他の子に教えて上げると何故責められないといけない?
そんな事では、何時まで経っても世界平和なんて訪れないんだ!」
ゼベッド「
世界平和も結構だがな!
今度の事件の被害をあんたらが、負ってくれるのか?」
千田「
俺はそれ程の給料を貰ってませんから!」
棚か「
そういうあんたは何故負わない?
自分の出来ない事を何故人に押しつけるんだ?
何故、押し付けるんだ?」
スノーク「
棚かさん!あんた女性の犯罪は、すべて無条件で許してやるべきだと仰ったな?
あの少年の様に女性が、とり押さえられている時に盾になって庇えるのか?」
千田「
船村さんは、出来るんですか?
自分が出来ない事は、人には言わない方が良いですよ!」
坂田「
取り押さえた方が悪いんです!
アハハハハ!」
ダム「
だって万引き犯すよ!」
松尾「
それじゃあさあ、お前がさあ、頭使ってさあ、どうしたらさあ、万引きがさあ、起きないかさあ、考えて見たら?」
ダム「
お宅のさあ、係ではさあ、どうやってさあ、休んでさあ、お金をさあ、貰うかさあ、そればかりさあ、頭を使ってるんじゃないの?」
松尾「
何だ?その喋り方は?
辞めさせるぞ!
あっ!石田ちゃんとめぐみちゃんが、来てくれた!
おい!湊!今までの経過に付いて説明してやれ!」
ダム「
あっしはお断りします!
遅刻者に其処まで気を使う程、お人よしでは、ありませんから!」
松尾「
馬鹿野郎!仕事だぞ!」
「
遅刻と言われた〜!
うわあ〜!」
モノを振り回して暴れる石田
それを抑えたやーさん
苦虫を潰した様な顔で事件について説明を始める
ダム「
岩田さんは、本当に親切でお人よしですね?
あの人をお嫁さんに貰った時点でそれは、分かってましたけど! 良い人過ぎて松尾班に言った方が、良いんじゃないですか?
おひょひょひょ!」
松尾「
馬鹿野郎!
こんな仕事が、出来ない奴はいらない!」 やーさん、苦虫を潰した表情のまま
「
女性が、万引きをして取り押さえられていたんだ!
それを暴行を受けていると勘違いした少年が、助けようとした隙に女は、逃げてしまった!・・・」
「
無実の罪で謂われのない暴力を受けていたから当然なんです!
アハハハハ!」
「
その様子を例の連続殺傷犯が、見ていたらしいんだ!
少年を共犯と思い刃物で刺し〜」
しかし石田、めぐみとふざけていて話を聞いていない
「
石田君!石田君!」
石田「
何?もう一度始めから話してくれない?」
めぐみ「
もっと内容を纏めて!箇条書きにして!」
やーさん「
好い加減にしろ!」
松尾「
おい!岩田!
お前は、頭が悪過ぎて説明が下手だ!
もっと頭を使って石田ちゃんやめぐみちゃんに聞いて貰える話の仕方をしろ!」
坂田「
そういう事を言うとセクハラになりますよ!
アハハハハハ!」
千田「
俺なら分かるまで何度も説明して上げますけどね?
仲間じゃないですか?」
やーさん「
それじゃあ、あんたがそうしてくれ!」
千田「
それは、俺の仕事じゃありませんから!
それに俺は、それ程の金を貰ってませんから!」
「
何故教えないんだ?
うわあ〜!」
石田、椅子を振り回す
松尾「石田ちゃんとさあ、めぐみちゃんがさあ、折角さあ、来てくれたのにさあ、怒らせて帰らせちゃってさあ、
どうすんだ?」
スワン「岩田君、何の責任も感じる必要はないわよ!
あの人達は、海へ行く格好をして来ていたんだから、最初から抜け出すつもりだったんでしょう?」
坂田「仕事中に海へ行ったとしても何の問題もないんです!
アハハハハハ!」
ゼベッド「だったら2係全員で海でも山でも行って戻って来ないでくれ!」
棚か「それじゃあ貴方は海にも山にも行った事がないのか?
仕事中に海に行っては行けないと言うのなら、水着を売っている会社相手に何故裁判を起こさない?
日本に海が、ある事に関して何故怒りの声を上げない?」
麗「生●休暇を盗って日焼けして来たりする様な人が、同じ職場にいるのは、やっぱり不味いんじゃないんですか?」
坂田「泳げるアンネというのも発売されているんです!
アハハハハ!」
ミゲル「殺されたのは、うららちゃんの恩師の息子さんだそうだ!
て言う事は、俺に対しても恩師だ!
必ず仇は、取ってやるからな!」
坂田「仕事に私情を挟むのは絶対に禁物なんです!
アハハハハ」
ダム「偉い人の息子さんや娘さんのご機嫌伺いをしなければいけないと言うのは、私情じゃないんですか?」
スルー「じゃあ、お前もそういう名家に生まれて来れば良かっただろう?」
やーさん「サナエ!お前何しに来たんだ?」
スルー「暇だから遊びに来たの!」
敏男「修一!親父にも言われただろう?
サナエちゃんの好きにさせろ!」
やーさん、ムッとするが義兄を殴る訳にはいかずぐっと堪える
「きゃあ〜!お兄ちゃん格好良い!」
投げキッスを送るスルー
松尾「大体さあ、お前らはさあ、女の子のさあ、使い方がさあ、分かってないんだよな?
めぐみちゃんがさあ、お前らがさあ、汗かいて捜査している姿がさあ不愉快だって言ってるんだよね!
また来てくれなくなったら責任取れるの?」
ゼベッド「刑事は靴を減らし、汗を流して捜査するモノだと思っているがのう?」
松尾「今時さあ、そういうのはさあ、流行らないんだよね?
お前はさあ、どうせさあ、一生さあ、今の地位でさあ終わるんだろうけどさあ、俺はさあ、もっと上にさあ行く人間なんだよね?
お前も伊達にさあ、歳ばっかさあ、取ってないでさあ、もっと頭を使ってさあ、めぐみちゃんがさあ、不愉快になるんだからさあ、汗をかかない様に部下に水をのませないとか出来ないの?」
ゼベッド「出来んな!」
松尾「馬鹿野郎!仕事だろ!」
ダム「モラン!ゴメン!
俺が、最初にあの女をちゃんと捕まえて置けば今度の事件は起きなかったんだよ!」
敏男「万引きくらいでつぶれる店は、経営努力が足りないんだよ!」
スルー「二人で何件もの店を潰したね?
ギャハハハ!」
ダム「あんたら最低の兄妹ですね!」
松尾「湊!口の利き方に気をつけろ!
二人とも警視のお子さんだぞ!」
ダム「あんた警視総監の命令でも間違っていると思ったら利かないんじゃなかったすか?」
やーさん「ダム、ご〜」
スルー「それじゃ良い事を教えて上げるよ!
お兄ちゃんは、万引きした品を換金する時にもあたしに多く取り分をくれたんだよ!」
坂田「敏男坊ちゃんは、本当に妹思いの優しいお兄さんですね?
アハハハハ!」
棚か「女性が盗みをする以上は、それ相応の止むにやまれぬ事情が、あったんだ!
それを考えもせずに闇雲に捕らえ様とするからいけないんだ!
もしも可哀そうな女性を逃がしてやっていたら今度の様な事件は、起きなかったんだ!」
ミゲル「遊びで店を潰したと得意がっている話の後でそんな事が、よく言えたな?」
棚か「志田さん達が、何もしなくてもその店は潰れていたかもしれない?
そもそも女性に十分な福祉が、与えられていないのがいけない!
女性には、仕事をしなくても十分に生活して行けるだけのお金を与えるべきだ!」
スワン「十分な額っていくらなんですか?
人の欲望は際限がない様ですが・・・」
松尾「そのくらいさあ、頭を使ってさあ、自分で考えたら?
大学出てるんだろう?」
モラン「あの子は、貴方達の様な似非フエミニストとは、違っていました!
本当に自分の身を挺して女の人を守ろうとしたんです!
それなのに何故、あの子が、死なないと行けなかったのですか?」
坂田「そのくらい自分で考えろ!
アハハハハ!」
千田「まあ、俺なら万引きくらいは、見逃してやりますけどね!
別に俺の給料が、上がる訳じゃないし!
それに俺は、学生時代にコンビニでバイトした時には、友達に好き勝手に飲み食いさせましたけど店長の信頼が厚いから他の奴が、辞めさせられました!*3」
モラン「それって犯罪じゃないですか?」
千田「俺は、友達が多いですから!」
棚か「そもそも中学生が死んだのだって刺した犯人が、100%悪いのであって被害者の女性は、何の責任も感じる必要は、ないんだ?」
ミゲル「何なんだ?被害者って言うのは?」
「男社会の被害者なんだ!」
麗より先に棚かの胸倉を掴んだのは、ゼベッドだった!
「爺で良かったのお?
姫にやられたら本当に死んでしまうかもしれないぞ?」
「大体あのガキには、それだけの価値しかなかったんだよ!
あたしなんて例え万引きが、見つかってもパパの名前を言えば何のお咎めもなかったぜ!
それだけじゃ面白くないからクラスの気にいらない奴の鞄の中に盗んだモノ入れてから店の奴にそいつの事を密告(ちく)ってやったんだよ!
ギャハハハ!」
「私もそれをやられたんだよ!
先輩、この間の勝負まだ付いてなかったな!」
麗とスルーの間に立つやーさん
「君と俺との勝負もまだだったな?」
ミゲル、麗の前に立つ
翌日、ママに呼ばれたダム
「貴方、『やーさんを無視する会』と言うのを作ったそうね?
気持ちが、分からなくは、ないけど此処は、小学校じゃないのよ!」
ダム「でもあっし一人の力では、岩田さんに勝てそうもないので・・・」
(続く)
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仮に入れなかったとしても、このタイミングで口を挟む理由が分かりませんね?
>日本中で他にそんな家は一件もないんです!
この「日本中で〜」というフレーズがずいぶん安っぽく感じるようになりました。
>100g1万円の肉
出た!1万円!
>『先のオマワリが豆腐を買わなかったのがいけない!』
こうして何でも他人せいにして生きていけたらラクでしょうね?
>俺だって皆に教えてあげますよ!
コイツはそうでしょうね。
>やーさん 千田に迫るが、「仲間」は皆、あらぬ方向を見ている!
信念を貫くってのは厳しい事ですね・・。
>「俺はそれ程の給料を貰ってませんから!」
金の問題か?
>それじゃあさあ、お前がさあ
うざ・・。
現実にこんな喋りを目の前でされたら目つきが変わりそうですよ。
>「馬鹿野郎!仕事だぞ!」
え?遅刻はいいんだ?
>岩田さんは、本当に親切でお人よしですね?
きついな〜・・。
>石田「何?もう一度始めから話してくれない?」
>めぐみ「もっと内容を纏めて!箇条書きにして!」
こいつら仕事をなんだと思ってんでしょうね?
>何の責任も感じる必要はないわよ!
この場合が正しい使い方ですね。
>それじゃあ貴方は海にも山にも行った事がないのか?
全く別の話!と言ってやりたい。
>「殺されたのは、うららちゃんの恩師の息子さんだそうだ!
あ・・。
>俺はさあ、もっと上にさあ行く人間なんだよね?
どう考えても落ちていく人間ですね?
浮浪者にしろ地獄にしろ、上に行くとは表現しませんね。
>女性には、仕事をしなくても十分に生活して行けるだけのお金を与えるべきだ!
お前が面倒見ればええやんけ。
>友達に好き勝手に飲み食いさせましたけど店長の信頼が厚いから他の奴が、辞めさせられました!
クズ野郎が・・・。
>「君と俺との勝負もまだだったな?」
荒れてきましたね・・。
>『やーさんを無視する会』
orz
でも気持ちは分かりますね。
いくら自分の正義のためとはいえ、敵の援護をしているわけですから。
果たして和解できる日は来るのかどうか・・。