『
独歩居探偵団 みかん組』 6
猫の墓の前に佇む旭日兄弟、河原崎姉妹、河東
八紘「
河東君!有難う!
でも鈴木先生は左利きだよ!」
一「
あちゃ!失敗したか?
それじゃあ俺は失礼するぜ!
明日の朝の姉貴の味噌汁の下ごしらえしないといけないからな!」
青海「
河東君は、偉いね?
お姉さんの為に毎朝、お味噌汁を作って上げているんだって!」
「
あいつは、何の取り得もないうわばみ女だからな!
毎晩、ベロンベロンに酔って帰って来るからよ!
せめて朝に味噌汁くらい飲ませてやりたいじゃねえかよ!
おっと雨が振って来たぜ!
じゃあなあ!」
掛けて行く一
しゃがんで墓に傘を差しかける大子
青海「
大子!行こう!
遅くなるとお父さんが、心配するよ!」
大子「
お姉ちゃんだけ行けば良いじゃない!
抹茶や黒やあがりが、濡れてもお姉ちゃんは平気なの?」
「
だからって自分が濡れなくても・・・」
青海、自分は濡れて妹に傘を差し掛ける
大子の心の声(
そんな事したってあの時の事を許した訳じゃないからね!)
小学生の時に飼っていた金魚が、死にました!
エルネスは、
ゴミとして出そうとしましたが、私はお墓を作りました!
そのウチに雨が、振って来たので一晩中傘を差していました!
たけやエルネスには、笑われたから・・・青海の様な人が姉さんだったらと思います!
この時の事を作文に書いたらマリに言われました!
「
精神異常者!」
「
身体障害者!」
お●●いが大き過ぎる私は
片○だそうです!
八紘「
俺達も帰ろう!
お母さん、お酒とみりんの違いも分からない人だからまた何を作るか分からないよ!」
一宇「
僕は、残る!」
八紘「
そうか?
それじゃああんまり遅くならないウチに帰れよ!」
一宇、青海に傘を差し掛けたくも持っていない!
フード付きのジャンパーを脱ぎ、青海に渡す
青海「
有難う!でもそんな事をしたら一宇君が、濡れるでしょう?」
一宇「
ぼ、僕は男だから大丈夫だよ!」
華子の声「
じゃあ、あたしが、貰ってやるよ!」
振り向くとそこには、豌豆姉妹が、立っていた
青海「
な、何よ?貴女達!」
一宇、姉妹を背に庇い、両手を広げる
南子「
ウチの可愛い・可愛い妹らを苛めてくれたそうだね?」
一宇「
い、苛め娘はお前等の方だろう?」
大子、南子の瞳の中に
X1 出戻り という文字が浮び目を逸らす
経子「
姉ちゃん達!法印大子が河東にパ●ツの中に手を入れさせて法子姉ちゃんと蓮子姉ちゃんの腕を折ってとオネダリをしたんだよ!」
青海「
ひろこはそんな事をする子じゃない!
でも腕を折られても仕方ない事をしたんでしょう?」
蓮子「
たかが猫と人間とどっちが大切だと思っているんだよ!」
法子「
それじゃあお前らの腕も折ってやるよ!」
青海「
私は例え、腕を折られたって妹には指一本触れさせないからね!
小学生相手に大人まで一緒になって7人掛りで恥かしいと思わないの?」
妙子「
たった7人だと思った?」
瞳の中に 「
美容師見習い」 という文字を見る大子
無子「
お前の妹とやりたがっている男は多いからね!」
「
ヤンママ」 という文字が、浮かび上がる
「
おい!お前等!こいつを好きにしていいぜ!」
物陰から現れる数人の男
「
えへへ!こいつ本当に小学生なんすか?」
「
縄が、生える身体をしてますね?」
「
俺、女とするより殴ったり蹴ったりするのが、好きなんすよ!」
「
僕にはパ●ツを下さい!」
これらは、すべて豌豆姉妹の彼氏を始めとする町の男達に言われた台詞です!
経子「
法印大子がいくら発◎魔人でもこれだけの人数の男相手には、勝てないだろう?
エヘヘヘ!」
青海「
貴女達!卑怯よ!」
一宇「
3・141592653589793238462643383279・・・」
墓標とした石が飛んで来て大子の頭に当たる
一宇「
あっ!ゴメン!
大子ちゃん!」
男達、ニャニャ笑いながら大子に近づいて来る
大子を後ろに庇う青海
(
本当は、皆に見せたくなかったんだけど、仕方ないわ!)
青海、口を半開きにして唇を尖らせる
蓮子「
ぷっ!お前!口笛も吹けないのかよ?」
法子「
やっぱ姉妹だね?
そうやってると妹の嫌らしい唇そっくりだぜ!」
経子「
Dutch Wife!」
「
お姉ちゃん、頭痛いよ!」
耳を塞いで蹲る大子
「
姉さん!このアマ!
大きな身体からは信じられないくらいに可愛い声をしてるんすね?」
「
デカイ図体をしてそんな格好は似合わないんだよ!」
木刀を手にしてに大子向かって走って行く南子
「
ぎゃ〜っ!
な、な、何だこれ?」
数羽の鳥が、南子を襲う
「
い、何時の間に夜になったんだよ?」
男の言葉に驚いて上を見上げる一宇
空一面に弧を描いて飛ぶ鳥の集団
耳を押えて震える大子
苦痛の表情はますます濃くなって行く
すべての音が消え流れる低い笛の音
a青海が、指差した相手を襲う鳥の群れ
bポカ〜ンと口を開けている一宇
c逃げ惑う池田姉妹と男達
d苦痛に歪む大子の顔
笛の音だけが、流れる画面の中
a,b.c,dが、カットバックで写されて行く
今よりも若い父信一郎の顔
「大子!お前!また嘘をついたそうだな?」
「嘘なんかついてないもん!」
幼稚園のスモックを着た赤毛の童女、不貞腐れた表情をしている
胸のハンカチのUP
さくらぐみ
かわらざき ひろこ
「まだ、そんな事を言うのか?」
拳を振り上げる信一郎
頭を押さえて蹲る大子
「お姉ちゃんは、素直な良い子なのに!
どうしてお前は、そんなに捻くれた子になったんだ!
本当に誰に似たんだか?」
「貴方!子供は分け隔てなく育てるって約束したじゃないですか?」
母・清子(すがこ)、申し訳なさそうな顔で大子を見る
青海「お父さん!大子が、可哀そうだよ!」
信一郎「大子は皆が聞こえないと言う音を一人だけ聞こえたと言い張っていると言うんだ!
これが、嘘じゃなくて何だと言うんだ?」
「だって本当に聞こえたんだもん!
大子、嘘つきじゃないもん!」
信一郎「これほど言ってもまだ分からないのか?」
青海、大子の身体を抱きしめ背中を擦る
「お姉ちゃんは、信じるよ!
大子が、聞こえたって言うんだから聞こえたんだよね?」
慌てて姉から目を反らす大子
信一郎「大子!それもお父さんは、注意したな?
お前は、どうして人の目を見て話せないんだ?」
「お父さん!どうして大子の事ばかり苛めるの?
人の目なんか見て話せなくても良いじゃん!
それも含めて青海は大子のすべてが好きだよ!」
「そんなの嘘だよ!
お姉ちゃんだって何時かは、大子の事を嫌いになるよ!」
「そんな事は、ない!
例え世界中の人が大子を嫌いになっても、例え、お父さんとお母さんが大子を嫌いになっても、お姉ちゃんは、大子の事が好き!
大好きだよ!」
顔を見合わせる信一郎と清子
「そうだ!大子!
大子、『モモちゃんとアカネちゃん』を欲しがっていたね?
あれを大子に上げる!」
「そんなのいらない!
大子!この家の子じゃないんだもん!」
部屋を出て行く大子を追いかけて行く青海
後に残された夫妻
清子「やっぱり貴方の優しさに甘えていた私が、間違いだったのでしょうか?」
何も答えない信一郎
耳鼻咽喉科の診察を受ける低学年の大子
心配そうな顔の母清子
様々な診察を受ける大子(大事そうに『モモちゃんとアカネちゃん』を抱えている)と母の顔をカットバックで写して行く
すべての診察を終えた大子
膝の上には『モモちゃんとアカネちゃん』
隣の椅子には、母清子
「先生!この子の耳は?」
振り向いた女医は、さもおかしそうな笑みを浮かべている
「いえねえ!あたしも今まで色んな患者を診て来たけどこんな面白いケースは、始めてですよ!」
「面白いって何ですか?」
「だって面白いじゃないですか?
この子には、普通の人には、絶対に聞こえない異常に低い音まで聞こえる様ですよ!
つまりは、娘さんの耳は人間よりも蝙蝠に近い様ですよ!
ねえ!お母さん!
色々と実験してみたい事があるんで暫く娘さんを預けてくれませんか?
勿論、報酬は、御払いしますよ!」
「何が、実験ですか?
馬鹿にしないで下さい!
大子はモルモットじゃないんです!」
「だからモルモットでなく蝙蝠と言ったじゃないですか?
アハハ!」
人間より蝙蝠に近いんですよ!
人間より蝙蝠に近いんですよ!
人間より蝙蝠に近いんですよ!
人間より蝙蝠に近いんですよ!
かはらざき だいこ
かはらざき だいこ
かはらざき だいこ
かはらざき だいこ
「大子ちゃん!大子ちゃん!」
一宇に脇腹を肘で突かれて我に返る大子
「かわはらざき だいこ!
呼ばれたらすぐ返事しろ!」
気がつくと目の前にジャージ姿の田口が立っていた!
「私は、かわはらざきでもダイコでもありません!」
「お前、ウチのクラスのかわはらざき あおうみの妹だろ?
立って見ろ?」
田口、ブルマー姿の大子を無理矢理立たせる
「お前!デカイな?
先生よりももうデカイじゃないか?
お●●いもこんなにデカイしお前、本当は小学4年じゃないな?」
田口、膨らんだ下半身を押し付けて来る
(続く)
書いているウチに段々辛くなって来たけれど耳のお話も本当です!
他の人には聞こえないモノが聞こえる辛さが、分かりますか?
どのくらい辛いかと言うとヘッドホーンで常に黒板を爪で引っ掻く音を聞かされている様なモノです!
私は、こんなに辛いのに!
「家族」は皆、私を化け物扱いしました
だから青海姉さんがいたらと思います!
何故「モモちゃんとアカネちゃん」か分かりますか?
- http://takiji1933.blog34.fc2.com/tb.php/586-a15dd6e9
0件のトラックバック
たまに良い人もいるとはいえ、あまりにも厳しすぎる・・。
>鈴木先生は左利きだよ!
利き腕やっちまいましたかw
ま、それも一興。
>何の取り得もないうわばみ女だからな!
同じような言葉でも何故こうまで感じ方が違うのやら。
>そんな事したってあの時の事を許した訳じゃないからね!
気になりますね〜。
>エルネスは、ゴミとして出そうとしましたが、私はお墓を作りました!
鵺娘さんの感性の方が正しいです。
犬猫でもゴミとして捨てる奴がいるそうですね?
ゴミの分際で。
>「おい!お前等!こいつを好きにしていいぜ!」
小学生相手に何を考えてやがんだ?
こんな馬鹿女の言いなりになって小学生に手を出そうとする男もド畜生!
こいつらに理性ってもんは無いの?
>墓標とした石が飛んで来て大子の頭に当たる
ここまで100%の確率で大子に被害が・・。
>それも含めて青海は大子のすべてが好きだよ!
エルネスがこんな性格なら良かったのに・・。
>娘さんの耳は人間よりも蝙蝠に近い様ですよ!
なぜ「面白い」などと、人を馬鹿にした表現しかできないのやら?
>田口、膨らんだ下半身を押し付けて来る
こんなクズが珍しく無い環境では、弱い立場の人は傷付けられる以外の道は無いのでは・・。
>ヘッドホーンで常に黒板を爪で引っ掻く音を聞かされている様なモノです!
より野生に近いのですね。
危険に晒される可能性が高いゆえにそういった様々な力を持って生まれたのでしょうか?
やっぱり、もっと自然に近い環境に生まれるべきだったのかもしれませんね。
せめて家族さえ人並みに優しければ・・。
>モモちゃんとアカネちゃん
名前すら知りませんでしたorz