大きなため息をつくオペル
「
ねえ、皆、聞いた?今の?」
「
何だよ?お前のその態度は?」
「
感じ悪い!」
眉に皺を寄せたオペル
「
貴女、自分から主役に立候補したんでしょう?
だったら台詞くらい憶えて来なさいよ!」
くすね「
あたしの頭を持ってすればこのくらいの台詞は、1日で憶えられるモン!
何も慌てて憶える必要ないじゃん!」
「
それじゃあ、私もお付き合い仕切れない!」
ランドセルから
算数ドリルを出し解き始めるオペル
「
真面目にやれよ!」
「
今は、算数をやる時間じゃないんだよ?」
「
学芸会の練習をする時間だという割りには、先からふざけてばかりじゃない?
そもそも台詞なんて前の日までに憶えて来るのが、常識じゃないの?
台詞が、二つしかない私だって全部の台詞を憶えて来たのに!」
真理子「
貴女は、そうやって何時もクラスの輪を乱すのね?」
「
ねえ?誰か先生を呼んで来なよ!」
喜美子先生、オペルの耳をいきなり引っ張る
「
また、お前か?
ピンク映画の女優しか出来ないからって僻むなよ!」
クラスに起る笑いと拍手
それに気を良くした喜美子
「
こんなモンいくらやったってどうせオメエは、立ちン坊くらいにしかなれないんだよ!」
ドリルでオペルの頭を叩く
「
算数の時間に算数の授業をやって下さらないんだから今やってはいけないんですか?」
「
お前1回いくら?
その計算だけ出来れば良いんだよ!」
「
先生は、他人のお財布の中を計算するのが、好きですものね?」
離れた席で
小道具を作っていた繭子、思わず吹き出すが、周囲を気にして慌てて口元を押える
「
お前は幼稚な屁理屈ばかりだな?
それでも5年生かよ?
背とお●●いばっかりデカけりゃ良いってもんじゃねえんだよ!」
オペルの髪を鷲掴みにする喜美子
「
あんなに優しい良い喜美子先生が、こんなに怒るんだから余程の事なんだわ!
折角、こんな良い先生に受け持って頂いたのにこんな反抗的な態度を取り続けるなんて貴女は、本当に恥かしい人ね?
先生に謝りなさいよ!」
「
4組は、お前と瓦さえいなけりゃ皆良い子なのにね?」
繭子、胸を撫で下ろした後で表情を曇らせる
(この意味が分かりますか?)
「
学芸会の台詞は、満足に憶えられもしないのにそういう歯の浮く様な台詞なら臆面もなく口に出来るのね?
でもこんな茶番劇に付き合わされるなんて真っ平!」
真理子「
頭が悪すぎて言っている事の意味が分からないわ?」
「
貴女の頭が悪すぎるって意味?」
喜美子「
本当に読解力がないのね?
だから国語も1しかつけて貰えないのよ!」
「
良い先生、良い子って自分に取って都合が良いって意味ですか?」
喜美子「
もう頭に来た!
皆でやっちゃいなさい!」
オペルに一斉に襲い掛かる女子達
それを腕組みして見ている喜美子、真理子
何か言いかけて口を噤む繭子
繭子の耳元で囁く真理子
「
ねえ?貴女も参加した方が良いと思うわよ?
さもないと後で色々と面倒な事になると思うけど・・・」
オペルごめんなさい!ゴメンナサイ!姉別さん!
オペルごめんなさい!ゴメンナサイ!姉別さん!
オペルごめんなさい!ゴメンナサイ!姉別さん!
オペルごめんなさい!ゴメンナサイ!姉別さん! 繭子!繭子!繭子!繭子! 「
し、しんじ!」
洋服のまま、台所の板の間に寝ていた繭子
隣に寝ていた浴衣姿の新二に揺り起こされる
「
大分、うなされていたみたいだぞ!」
「
ゴメンナサイ!またオペルの夢を見たの!」
「
うるさくて眠れねえだろう?
お客様がいるんだから少しは、考えろよ!」
くすね、新二と色違いのパジャマを着ていた 『
繭子と新二』その6
新二「オペルって子は、本当に努力家だったんだな?
一つ一つの台詞が、胸が、空く様だし多分、繭子の次くらいには、頭良かったんじゃないか?」
繭子「私なんて全然〜」
くすね「 本当に全然駄目だったね!
オメエ、こいつの小学校の時の成績知ってるのかよ?
オール1に近いんだぜ!」
繭子「私は、それで努力を止めてしまった!
でもオペルは、本当のオール1だったのに最後まで努力を怠らなかった!
だから〜」
くすね「だから駄目なんだよ!
あたしなんてピンクの宿題を写しただけどピンクなんかより成績が良かったぜ!
美人で日頃の行いが良いからだよ!
ギャハハハハ!]
繭子「貴女に対してならキーテイングも変な敵愾心を抱く必要がなかったしね?]
くすね「いくら足掻いても太刀打ち出来ない事が分かっていたからね!」
ため息をついた繭子
「新二、今日も1日職探しでしょう?
おにぎり作って、お茶も詰めといたから・・・」
「あ、ありがとう!」
後ろ暗そうな顔をする新二
(何故新二は、後ろ暗い顔をしたのでしょう?)
「だせ〜な!ジュースくらい買えよ!」
お茶のペットボトルを振って見せるくすね
「こういう事されるの大嫌いって言ったでしょう?」
繭子の顔つきが、変わる
「人の口つけたペットボトルを飲むほど、あたしは飢えていないんだよ!」
「あんたの頭の中には、自分しかないのか?
笑いを取りたいなら自分のペット・ボトルでも振って見せろよ!」
「そんな事しても面白くねえじゃん!
そう言えばさあ、ピンクに良く消火器ごっこしてやったな?
面白かったぜ〜!
お前も聞いたらチ◎コ立って来るぜ!」
「苛めの自慢なんて聞きたくでもないよ!」
「何でお前、イ◎ポ?
だからガキも出来ないんだよ!
良いか!人間はなあ、親となって始めて一人前なんだよ!」
薄い壁を隔てて会話が、聞こえてしまった隣室のダム飲んでいたお茶を吹き出す
(連載中の漫画の1シーンに同じ雑誌で連載されている別の漫画の主人公が、登場すると行ったお遊びが、ありますね?
ああいうモノだと思って下さい)*1
「そんなに知りたいなら教えてやるよ!
ピンクの毛に火をつけてさあ、よ〜く振ったコーラーの瓶をぶち込んでやるんだよ! ギャハハハ!」
「やめて!」
耳を塞いでテーブルに伏す繭子
「よくそんな残酷な事が出来たな?」
「よ〜く、そんな事が言えたな?
考えだしたのは、お前の女房だぜ!」
喜美子「オメエらアイヌの方が、ずっと残酷じゃねえかよ?
何の罪もない熊を殺すんだから!
可哀そうだと思わないのかよ?
生肉は、平気で食うし、何の文化もないしそんな事じゃ滅ぼされても仕方ないな!」
オペル「平和を愛し、戦争を憎む島津先生の発言とは、思えません!
自分達より劣った民族なら侵略しても良いと言うのですか?」
くすね「ピンクは、あたしより劣るんだからイビリ抜いても良いのと一緒だよ!」
「アイヌには、素晴らしい文化があると思っています!」
真理子「それはピンクの考えでしょう?」
恵美「あたしらは、せめてピンクが、人並みになれる様に指導してやっているんだぜ!
お礼は?」
オペル「侵略戦争は、何時もそうした美名の下に行われて来ました!
韓国併合だって〜」
真理子「誰が韓国の話をしろと言ったのよ!
全然、別の二つの事を一緒にしないでよ!」
喜美子「マリーの言う通りね?
ところでこの不潔な人に誰が、口聞いて良いって許可したの?
確か、ピンクは、先生と皆の許可なく口を利いてはいけない!
学活で決めたはずよね?」
クラスに起る喊声と拍手
勝ち誇った顔の喜美子
「ねえ?アイヌは、日本の学校には来ないでくれない?
生肉を食う様な劣る民族と皆も一緒に勉強したくないわよね?」
再び起る拍手と喊声
「お刺身なら良いんですか?」
真理子「お刺身も食べられない貧乏だからって僻まないでよ!」
くすね「あたしは1万の刺身しか食わないんだよ!
喜美子「お刺身は、美味しいから良いの!
でもピンクは、生臭いから学校に来ては、駄目!
ギャハハハ!」
立ち上がると見上げる様に大きいオペル
「な、何だよ?その目は?」
怯えて後ずさりする喜美子先生
「いくらデカくたってこんなの怖くないわよ!
み、皆でやっちゃいなさい!」
女子達に男子も加わって袋叩きにさせられるオペル
「あらら!図体ばかりデカくても随分だらしないわね?」
「キーテイングって150cmかそこらのさえないオバサンだろ?
反対にオペルっていう子は、小学生なのに170cmもあったと言うし、何でそんなのに言いなりにならないといけないんだ!」
「いくら大きくたってクラス中を敵にして戦わないといけないのよ!
でもあの子が、本気になればクラス中が束になっても敵わなかったと思う!」
「口だけなら何とでも言える!
実行してから言え!」
「それが、キーテイングとあのクラスの卑怯な所!
オペルが、絶対に逆らえない事情を持ち出して来たの!」
「最終的判断は、自分でしたんだから自分が悪いんじゃん!」
「細かい話は、分からないけど汚い奴らだな!」
「穢いのは、あいつの顔と身体!」
「オペルは、穢い子なんかじゃない!
『熊の痛みと悔しさを味わえ!』
リンチに掛けられた時に詠んだのが
(タイトルの句)
小学生でこんなのが、作れたのよ!」
「先生が、神様になろうとしているって意味か?」
「全然、違う!
こんなの誰だって出来るよ!」
画面に突然現れる一宇
家族皆で 盆踊りに行く
襖に書いてまた去って行く
顔を見合す新二と繭子
新二(お祭りだから盆踊りを想像したのか?)
これも*1と同じお遊びです
「何て言うかさあ、感動が伝わって来ないのよね?」
「そうだ!明日は、お父さんが来る日だったな?
明日だけは、職探しも休んでお父さんを〜」
「もう良い!」
「良いって繭・・」
「交通費まで送ってやったのにパチンコで使い果たしちゃったんだって!」
「男にまで玉を出したら女の子の玉が出なくなるだろう?」
「繭・・・」
「言うに事欠いて、『お土産代を稼ごうとした!」
ですって・・・賭け事をやる様な人間は皆、最低!!」
(続く)
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餓鬼がふざけて真面目にやらないのはよくある光景ですが、そこからがあまりにも・・。
>台詞なんて前の日までに憶えて来るのが、常識じゃないの?
練習の時に覚えていなけりゃ練習になりませんね?
>貴女は、そうやって何時もクラスの輪を乱すのね?
皆がやるべき事をやらないから、同じようにするというのが何故いけないのか?
>あんなに優しい良い喜美子先生が、こんなに怒るんだから余程の事なんだわ!
こんな怒り方をする奴が「優しい」?
これが本性ってものです。
>繭子、胸を撫で下ろした後で表情を曇らせる
攻撃の対象に選ばれなかった事への安心と、周りの馬鹿共と変わらないと見られている事への不満?
>「貴女の頭が悪すぎるって意味?」
文章を読む限りそれ以外にありえませんね。
>「もう頭に来た!皆でやっちゃいなさい!」
なんじゃそりゃ?
ここは悪の秘密結社?
こんな事が日常的に行われている学校があるとは・・。
>くすね、新二と色違いのパジャマを着ていた
お客様というか邪魔者がすっかり主気取りか・・。
>美人で日頃の行いが良いからだよ!
誰がこんなド阿呆に乗っかって自尊心を満たしてやがるんだろ?
>後ろ暗そうな顔をする新二
職安は朝の10時開店かな?
ついでに軍艦マーチが流れてたりして・・。
>そう言えばさあ、ピンクに良く消火器ごっこしてやったな?
こいつらは苛めの過激さ面白さを競って、新しい手口を開発してやがるのでは?
そうでもなければ次から次へと出てくるわけがないし、自慢になるわけがないように思います。
>親となって始めて一人前なんだよ!
親の務めをしっかり果たすというのを「親となる」と表現するのでは?
産むだけならサルでも出来ます。
むしろサルの方がしっかり育てるでしょう。
>隣室のダム飲んでいたお茶を吹き出す
変わらないな〜w
>オメエらアイヌの方が、ずっと残酷じゃねえかよ?
牛や鶏には罪があるとでも?
アイヌを殺した和人は残酷じゃないとでも?
>「お刺身も食べられない貧乏だからって僻まないでよ!」
生肉が食えないからって僻まないでよ!って言ってやりましょうか?
>いくらデカくたってこんなの怖くないわよ!
「怖い」という事を教えてやった方が良かったのでは・・。
>オペルが、絶対に逆らえない事情を持ち出して来たの!
たけとエルネス?
ふと思ったのですが、エルネスごときの報復を恐れて妹に暴行するような屁タレばかりだと考えると、鵺娘さんに反撃されて、果たして本当にエルネスに報復できたのでしょうか?
>『熊の痛みと悔しさを味わえ!』
こいつらって、熊を可愛い動物とでも思ってんでしょうかね?
以前、口から血をしたたらせた熊のマスコットの事をニュースでやっていたのですが、熊ってのは本当は怖い生き物なんだというコンセプトで始まったそうです。
それを見た、いかにも人権派くさい家族が「信じられない、野蛮だ」とかほざいていて笑いました。
じゃあ熊の頭でも撫でてこい。
>家族皆で 盆踊りに行く
ロクでもない登場のしかたですね^^;
>交通費まで送ってやったのにパチンコで使い果たしちゃったんだって!
駄目親父・・。
>「男にまで玉を出したら女の子の玉が出なくなるだろう?」
もっと手っ取り早い方法を教えてあげたいもんです。
銀行に行けばたくさんお金がありますよw
「女の子」だから貰う権利がある!とでも騒いでみればいいんです。
>賭け事をやる様な人間は皆、最低!!
ま、馬鹿なのは間違いありませんw
博打で儲けようと思えば胴元になるしかないと分かっていても射幸心って奴に勝てないんですね〜。
俺は競馬やってますから何も言えた義理じゃないですけど、生活できなくなるまでやっちゃあ駄目です。