「
嬉しいけど頂く訳には行きません・・・」
居酒屋で働く私への御褒美に圭さんは、本を買ってくれると言いました。
それは、私が、欲しくて堪らない本でした!
「
君って素直じゃないな!
子供らしくないぞ!
だからこそ普通の子供には、書けない作文が、書けるのだろうけど!」 「
お母さんに叱られます!
お姉ちゃんにも・・」
本当は、その五文字と六文字は、口にもしたくもありませんでした。
「
本か?やっぱりインテリのお嬢さんは、言う事が違うんだな?
ウチの◎次なんて漫画ですら字が、あるから嫌だなんて抜かしていやがるのにな・・・
まあ、俺の息子だから仕方ないけど・・」
K原君のお父さんが、「
何でも好きなモノを買ってやる!」と言った時に私は、本をオネダリしました。
オジサンは、「
俺は本は全部同じに見えるんだ!」と1000円札をくれました。
オバサンにお礼を言いに行きました。
「
本くらいなら安いもんじゃないかい?
あの人は、棟梁と煽てられて知りもしない野郎に奢ってやったり、酔っ払うと気が、大きくなって金をばら撒いたりするんだから!
これからもどんどんあの人に貢がせな!
その方が、社会への還元にもなるんだから!」
「
この家に生まれたかった!」
心底思いました。
しかしその1000円札は、エルネスに見つかりました。
「
じゃあ、お姉ちゃんが700円で独活が、300円ね!」
「
私が貰ったお金だよ!」
「
独活!あんまり欲張るなよ!
お前は、三つも年下なんだよ!
大体、妹の癖に身体が、大きいなんて生意気なんだよ!」
私が応じなかった為、エルネスは、たけに報告しました。
「
どうしたんだい?この金?」
「
K原君のお父さんに貰った・・・」
「
父なし子だからと言ってみっともない真似するんじゃないよ!」
「
独活は、天性の娼婦なんだね?」
折檻に掛けられました。
「
私をリンチに掛けたんだからね?
お金は私のモノだよ!」
「
お母さん、まだこんな事を言ってるよ!」
「
リンチじゃなくて躾なんだよ!」
私が、珍しく逆らったのは、
どうしても本が欲しかったからです! 「
独活の脳味噌は、お●●いの中に詰まってんのかね?
お姉ちゃんならもっと高いモノ買わせたよ!」
「
生◎ばっかり早く始ってないで、F美みたいに少しは親孝行をする事を考えて見たらどうなんだい!」
「
お姉ちゃんは、口ばっかしで一銭も稼いだ事ないじゃん!」
「
あたしは、まだ中学生なんだよ!」
「
それなら私は、小学生なんだよ!」
「
こんなお●●いの小学生は、日本中に一人もいないんだよ!」
「
お金返してよ!泥棒!」
「
家族」からの
折檻は、夜遅くまで続きました!
寝不足のまま、顔を腫らして登校しました。
「
ポ●ノ!ちょつと来い!」
教壇でマリは、手招きをしました。
「
誰からリンチにされたの?
マ◎コ、ズタズタ?」
自分でも
目付きが変わるのが、分かりました。
こういう時、
マリの顔色も変わりました。
本当は、私の事を怖れていたのではないですか? 「
こっちは、豌豆さん姉妹を始め皆もついているんだし、ポ●ノの弱みも握ってるんだから何にも怖くないんだぜ!」
マリは、
胸に何度も頭突きを入れて来ました。
「
ねえ、ポ●ノ女優さん!
眼鏡をかけて見せればインテリに見えると思った?」
(
笑った奴らの事は一生忘れない!)
思いました!
「
ピンク映画の女教師は、皆眼鏡を掛けているのよ!
でも眼鏡を掛けて見れば教師に見えると思ったら大間違い!
内面から溢れる知性が、なければ先生には、見えないんだよ!」
「
だから貴女も先生には、見えないのですか?」
「
あんだと?
お前がされてる事皆にばらしてやろうか?」
(後になって「
あれは演技でした!」なんて言うなよ!)
と言う言葉は、飲み込みました。
「
本当は、毎日お前を監視に行きたい所なんだけどな!
お前と違って先生には楽しい家庭も可愛い子供もあるからな!
でも先生が、家にいながら何故、すべての事を把握出来るのか分かるか?」
自分が、飲み食いしたお金を払うのだって惜しい癖に、マリは高校生のアルバイトにチップを与えては、私が
客と交わした会話まで報告させていました。
「
面白い情報が、あった時は、特別ボーナスを出す!」
お金の為なら平気で嘘をつける人なんて珍しくもないのです。
「
世界中にお前の味方なんて一人もいないんだよ!」
「
私はインテリではありません!インランです!私はインテリではありません!インランです!
私はインテリではありません!インランです!
私はインテリではありません!インランです!
私はインテリではありません!インランです!
私はインテリではありません!インランです!
私はインテリではありません!インランです!
私はインテリではありません!インランです!・・・」
復唱させられ続けました。
K原君のお父さんは、マリ達に苛められている私を見てお店で暴れてくれました。
その事は、嬉しかったけど私はますます苛められました!
「それじゃあ、僕が君に宿題を出す。
本を読み終わったら感想文を書いて僕に提出して!
僕は、君の作文のフアンだったのに先生が変わったら読めなくなっちゃったから!」
「他の皆には、内緒よ!
Twoちゃんの作文は、特別!
多分、日本中の学校を探してもTwoちゃんみたいな子は、いない!」
かゆ先生は、誉めてくれました。
「お前の作文は、嘘が、多いな?」
言いながらもブルドックもその才は、認めてくれました。
W先生は、まるでやる気が、ありませんでした。
ララには「雑種菌が付く!」と提出した作品を捨てられました。
「どうせ雑種の書いたモンだからたいしたモンじゃないんだよ!
閨秀作家と呼ばれて良い気になってるんだったら元原稿くらい取って置けよ!」
私にその称号を与えてくれたのは、圭さんでした。
以前、公開した「O先生はウルトラマンと似ていますね?」をポケット小僧は「圭さんにだけは見せても良い?」と訊ねました。
私は、肯きました。
私は、自分の文章に自信がありました。
正直に言えば「私は、もっと賛美を受ける価値がある!」と思っていました。
「君は、やっぱり普通の小学生とは、頭の構造が違うんだね?
でもね、世の中の人の殆どは、高みにいる人を見たら自分もそこまで登ろうと努力するのではなく、自分と同じ位置まで下ろして安心するんだよ!
こういう書き方をすればわざわざ敵を招くだけ だから気をつけた方が、良いよ!
僕は、君の才能を認めている。
本当は、僕だけの専属作家に雇いたいくらいだけど、君に取っては向こう側の人間に読んで貰わないと意味がないんだよね?(後略)」
圭さんは、すべてを理解してくれました。
マリは私のすべてを否定しました。
「お前は、ただのエロ女優!
お前の作文も団子以下!」
それを聞いて「ほら先生もあたしの方が、優れた女流作家になれるって言ってるじゃん!」と思った盲腸も特殊な脳の構造なのでしょう?
ララ先生の教えを守りその後は、原稿の写しを取る様になりました。
しかしそれをエルネスは、◎◎ちゃんの作文に流用しようとしたり、ノートを捨てたりしました。
何故わざわざ捨てる必要があつたのかも分かりません。
圭さんは、本をプレゼントしてくれました。
文盲のたけは、私が、本を読んでいると機嫌が悪くなりました。
「本なんか読んでいるから家の事が疎かになるんだよ!」
「お友達が来た時に台所が、汚いとお姉ちゃんが笑われるんだよ!
それにお姉ちゃんは、解説だけ読めば感想文なんか書けたよ!
だから独活はお●●いだけの女って言われるんだよ!
そういえばお前に友達っていたっけ? ギャハハハ!」
「お姉ちゃんも私に何でも押しつけないで少しは手伝ってよ!」
そして折檻が始りました。
私の目が悪くなったのは、布団の中で懐中電燈で本を読んだからです。
でも殴られ過ぎたという原因の方が大きい様です!
「お母さん!またこんな事をやっているよ!」
エルネスは、突然布団を剥がし私が本を読んでいる姿を発見すると鬼の首を取った様な顔をしました。
「約束を破った独活が悪いんだからね?」
そしてまた折檻が待っていたのです!
「こんな所に立って、客取ってるの?」
私は、電信柱の下で本を読んでいました。
もうそこしか場所がなかったのです!
「ウチら姉妹の許可なく商売するんじゃねえ!」
しかし豌豆姉妹とその仲間達の邪魔が、入りました!
「私は、ただ本を読んでいただけです!」
「お前、変わってるのは、身体だけじゃないんだね?
何でお家で本読まないの?」
私は、何度もした家庭の事情の説明をさせられました!
「ふ〜ん?それで何で家で本読まないの?」
「お家で読めば良いじゃん!」
同じ説明をもう一度させられました!
「ふ〜ん?それで何で家で本読まないの?」
「お家で読めば良いじゃん!」
「ふ〜ん?それで何で家で本読まないの?」
「お家で読めば良いじゃん!」
「ですから何度も〜」
「何で会社辞めたの?」
「辞めなきゃ良かったじゃん!」
面接でも同じ質問を何度も何度も何度も繰り返された事が、暫しあります。
自分の理解出来ない価値観は、認めない?
どうせ採用する気がないからおちょくっている?
もうエルネスという足枷がないんだから売られた喧嘩は、買う事にしています!
「それはお前の勝手な都合じゃん!」
「此処は、本を読む場所じゃないんだよ!
禁止する!」
「私は、誰にも迷惑を掛けてない筈です!」
「『一人でも不快になる事はやっちゃいけない!』
先生にも言われたろう?
明日、あたしが皆にこの事を喋ればポ●ノは、『文学少女ぶるな!』
皆からリンチ!
ギャハハハ!」
「私は、何処で読めば良いって言うのよ!」
「そのくらい自分で考えなよ!」
自分の利益には、敏感な上にとりあえず自分の不利益にならない事でも邪魔せずはいられない! これも人権教育の賜物ですか?
「この本もどうせ盗んで来たんだろう?」
姉妹は、鳩尾で膝頭で蹴り続けました。
「盗んでないよ!」
「正直に吐けよ!」
「盗んでません!」
「女の子は素直が一番だよ!」
「お母さんが〜」
自分でも下手糞な言い訳だと分かりました。
「お前のババアが、愛してるのは姉貴だけだろう?
お前の為になんかしてくれる訳ないじゃん!」
「飲み屋で働いた金だって全部取り上げられてるんだろう?」
「お前には、それだけの価値しかないんだよ!」
「何処の親父にお●●い触らせて買わせたんだよ?」
私は、そんな事はしていません。
しかしいくら暴行を受けても圭さんの名前を上げる訳には行きませんでした!
「お前も強情な女だな?
とりあえずこの本は、没収して置くよ!」
「返して下さい!」
「どうせ不正な手段で得たモノなんだからどう使おうと自由なんだよ!」
「どうしても返して欲しけりゃお前が、買い取りな!」
「それよりも姉ちゃん達!
こいつのモンなら何でも欲しいという変態に売れば良いじゃん!」
「さすがE子は、頭が良いね?」
「お願いします!
何でもしますから返して下さい!」
「本当に何でもする?」
私は、こくりと肯きました。
「じゃあ電柱の天辺まで登ってセミみたいにそこからオ◎◎コして見せな!」
「は、はい!」
私は電柱を昇りました!
「嫌だ〜、本当にやっている!」
「これだからプライドのない女は困るぜ!」
「パ◎ツ丸見えだよ〜!」
それだけでは、本を返して貰えず、下着を取られました。
でも圭さんに買って貰った本は、世の中に一冊しかないのです!
(続く)
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>子供らしくないぞ!
子供として扱っておられるわけですね?
>これからもどんどんあの人に貢がせな!
さすが、棟梁の奥さんです。
恐縮しなくてもすむようにこんな言い方を・・。
>「じゃあ、お姉ちゃんが700円で独活が、300円ね!」
よくこんな奴を守るために耐えてこられましたね?
>「リンチじゃなくて躾なんだよ!」
虐待している親は必ずと言っていいほど、こう言いますね。
殴る蹴るの躾なんて聞いた事もありません。
>F美みたいに少しは親孝行をする事を考えて見たらどうなんだい!
「考える」だけでいいの?
>本当は、私の事を怖れていたのではないですか?
間違いないでしょう。
弱みを見せないために殊更に強気に出る・・小物らしいですね。
>「だから貴女も先生には、見えないのですか?」
上手いし、言いたい気持ちも分かるけど・・。
>マリは高校生のアルバイトにチップを与えては、私が客と交わした会話まで報告させていました。
犯罪者の考える事は良く分かりません・・。
>「私は、もっと賛美を受ける価値がある!」
それは正しいと思います。
>君に取っては向こう側の人間に読んで貰わないと意味がないんだよね?
作文については考えた事はなかったけど、振り向くはずのない敵に認めてもらいたいという事では同じ事かな。
>お友達が来た時に台所が、汚いとお姉ちゃんが笑われるんだよ!
自分で動くという選択肢は無し?
>「ふ〜ん?それで何で家で本読まないの?」
こいつらムカつきますね?
>自分の理解出来ない価値観は、認めない?
たぶん理解出来るレベルの答えが返ってくるまで続くのでは?
>『一人でも不快になる事はやっちゃいけない!』
自分はいいのか?
>とりあえず自分の不利益にならない事でも邪魔せずはいられない!
他人の「得」は自分の「損」だからでは?
>でも圭さんに買って貰った本は、世の中に一冊しかないのです!
大切にしたい気持ちは分かりますが・・・書かなくてもだいたい分かってもらえると思いますし、何も書かずにおきましょうか・・。