「
佐藤弘美です。
山際さん、憶えてらっしゃいますか?」
「
貴女の方で私を忘れてしまったのでしょう?
お手紙を書いたけど返事をくれたのは、最初のウチだけ、そのウチに手紙を出しても宛先不明で戻って来る様になった・・」
発展「
お前には、それだけの価値しかないんだ!
切手代だってただじゃない!
そんな無駄使いをしている暇なんかないぞ!
もっともっと俺の国に援助しろ!」
麗の耳の中に響く従姉の声
(
独活には、それだけの価値しかないから佐藤も嘘の住所を教えたんだよ!)
(
友美姉さんは、佐藤さんの事を良く知りもしない癖に断定形を使わないでよ!)
(
居候の癖に一丁前の口を利くな! お前の事は、
女なら誰でも嫌うからね! だから
年中リンチを食らっているんだよ! )
この台詞も実際に言われました。
学校だけでなく家庭でも事ある事に居候である事を確認させられました。
弘美「
ゴメンナサイ!あたし〜」
セルジオ「
で、お二人の関係は?」
弘美「
小学校の時の同級生なんです。
でもあたしなんかと違って〜」
セルジオ「
山際さんに女の子の友達なんていたんですか?
山際さんは、女子全員の嫌われ者で皆からリンチに掛けられていたそうじゃないですか?」
弘美「
あたし途中で転校しちゃったけど〜」
セルジオ携帯電話を掛ける
「
由香ちゃんですか?
そこに美里ちゃんや哲子ちゃんもいる?
今、山際さんの友達だとか言う人が、来ているですけどね?
眉唾モノなんで確認に来て下さい!」
電話を切るセルジオ
「
嘘をついてもすぐ分かりますよ!
由香ちゃんも美里ちゃんも山際さんには、女の子の友達なんて一人もいなかったと証言していますよ!」
やーさん「
お前!何がやりたいんだ?」
セルジオ「
俺は、全てを松尾さんや署長に報告する義務が、ありますから!」
弘美「
友達だなんて勿体ない!
あたしは、山際さんを尊敬していました!」
セルジオ「
ほら見なさい!もうメッキが、剥げた!
彼女も『
山際さんなんて友達にする価値もなかった!』
言っているじゃないですか?」
ミゲル「
お前!俺より頭が、悪いな?」
セルジオ「
俺は、進学校でせんいわさんは、馬鹿学校じゃないですか?」
やーさん「
俺はお喋りな男は、嫌いだと言っただろう?」
セルジオ「
おや?何処かで聞いた様な台詞ですね?
俺は、嘘が、大嫌いなんです。
それとデカ過ぎる女も大嫌いなんです!ケケケ!
なんなら沙織ちゃんも呼んで来ましょうか?」
扉が、開いて由香、美里、哲子が、入って来る
由香「
誰?こいつ?
こんな奴いなかったぜ!」
美里「
ウチのクラスの子じゃないよ!」
弘美「
木村さんと高橋さんですね?
佐藤弘美です!」
美里「
だからオメエなんて知らねえと言ってるだろう?」
哲子「
あたしは、はっきり憶えているよ!
メガネザルだろう?」
弘美「
坂口弁護士さんのお嬢さんの哲子さんですよね?
その節は、お世話になりました!」
哲子「
オメエらの勢でウチのパパは、エライ目に遭ったんだからね!」
『
青砥署20XX』
弘美「5年生の時です。
あたしの飼っていた猫、UIROUっていうんですけどね・・
ある議員さんの庭に迷い込んでしまったのです。」
幸子「UIROUってこの字ですか?」
幸子、手帳に「外郎」と書く
幸子の前には、ジュースのコツプが、置かれていた。
セルジオ「俺は、進学校ですけど、そういう字は、ありませんよ!」
弘美「返して下さい!
お願いしたら言われました。
『お前の猫だという証拠が、あるのか?
首輪をしている訳でも、名前を書いてある訳でもないだろう?』」
幸子「犬ならまだしも猫ですからね?」
セルジオ「由香ちゃんや美里ちゃんだけでなくアコちゃんからも聞きましたよ!
山際さん!生◎用のナプキンにまで名前を書いていたんですって?ケケ!」
苛めの記憶が、蘇る麗の身体には、振るえが起きる
麗の片手を握り締める弘美
寂しそうな顔をする幸子
(問い 分かりますか?)
ウラシマ「おのれ!何で此処におるんじゃ?」
セルジオ「俺は、すべてを松尾さんや署長に報告する義務が、ありますからね!
続けて下さい!」
弘美「その議員さん、荒井さんと言うんですけど・・
その顧問弁護士をしているのが、坂口さんのお父さんでした。
『いくら子供だからとは言えあんまり変な因縁を付けて来るとただでは済まないぞ!』
脅かされました。
『荒井先生に逆らったらこの町に住めなくなるぞ!』
とも脅されました!
お母さんにも『もう諦めろ!』と言われました・・
でもあたしには、どうしても出来ませんでした・・
だってあの子は、あたしが、赤ちゃんの時から育てたんですもん!」
セルジオ「俺なら新しいのを買って貰いますけどね!」
弘美「だって新しい猫を飼ったってそれは、外郎じゃないじゃないですか?」
「何が、弱者の味方ですか?」
カウンターを叩く幸子
セルジオ「猫なんて皆、同じじゃないですか?!」
幸子「佐藤さん!こんな人なんて放って置いて続けて下さい!」
セルジオ「良いんですか?
この事もすべて報告させて貰いますよ!」
弘美「荒井先生は、ウチの子をお孫さんの玩具にするつもりだった様です。
でもお孫さんの猫の抱き方を見れば本当は、猫なんて少しも好きでない事は、すぐ分かりました!」
(問い 分かりますか?)
セルジオ「譲ってあげれば良いじゃないですか?
あんたの方が、歳も上なんでしょう?」
ウラシマ「おのれ!黙っておられんのか?」
セルジオ「俺は、玩具になんか不自由した事ないですからね!」
弘美「荒井先生のお孫さんも貴方の様な方だったんでしょうね?
別に外郎が、欲しかった訳じゃない!
別に猫が、欲しかった訳じゃない!
他人が、持っているモノが、欲しかっただけだったのでしょう?
だからすぐに外郎にも飽きてしまう事は、分かっていました!」
セルジオ「だったらそれまで待てば良いじゃないですか?
俺ならそうしますけどね!
大体、山際さんは、末っ子だし、サチコちゃんは、一人っ子だから甘えているんですよ!
俺なんか散々お袋に『お兄ちゃんだから我慢しなさい!』
言われましたよ!
少しは、想像力を持って下さいよ!」
麗の脳内に響く声
「お姉ちゃんより大きい妹なんて聞いた事もないよ!
オメエが、我慢すればすべて丸く収まるんだよ!」
「ひっこめ!赤毛!」
「Hな顔の子は、権利を主張しちゃダメよ!」
「生◎の始まっている女は資格が、ないんだよ!」
「ブラして来ないと約束出来るなら考えてやっても良いぜ!」
「オメエ!お●●いが、1mもあるんだろう?」
「犬のチ◎コを咥えた女だぜ!」
「皆に裸を見られた女の癖に!」
「皆にイタズラされた女だよ!」
耳を塞ぎ頭を振る麗
その涙をハンカチで拭う弘美
弘美は、自分の目に溢れる涙を拭おうともしなかった
「また始まった!」
舌打ちをするセルジオ
幸子の目にも涙が、溢れていた
「先輩・・可哀想、
辛い言葉を他人だけでなく家族にまで掛けられたのでしょう?
お母さんは、あたしを愛してくれた!
私がお母さんに愛された分、あたしが、先輩の幸せを盗っちゃったんだ!」
倒れる幸子
「いい加減にしてくれませんか?
すぐに発作に襲われる山際さん!
何かと言うと倒れるサチコちゃん!
1係の人は、本当に仕事が出来ませんね?」
セルジオの胸倉を掴んだのは、弘美だった
「あたしの尊敬する人を馬鹿にしたらあたしが、許しません!
あの時も山際さんが、たった一人であたしの為に戦ってくれました!」
ウラシマ「モラン!そん時小学生やったんやろ?
対立候補の所に話を持って行くなんて事をよう思いついたな?」
セルジオ「ただ悪どいだけじゃないですか?
変わっていたのは、身体だけじゃないんですね?」
弘美「新聞社も来るし、ともかく町中が、引っくり返る様な大騒ぎでした!」
回想
「いたいけな子供の猫を盗ったのです!」
マイクで叫ぶ強酸党の女性議員
新聞記者が焚くフラッシュ
空を飛ぶヘリ
麗「選挙が、近かった勢もあるんだけど・・」
幸子「先輩凄い!」
弘美「山際さんの呼んだ女の先生が、当選して荒井先生は、落選!
それだけじゃなく党も除名になったのです!」
幸子「先輩!やりますね?」
弘美「とてもあたしと同じ小学5年生とは、思えない!
あたしは、ますます山際さんを尊敬する様になったのです!」
「あたしも先輩を尊敬します!
握手して下さい!」
右手を差し出す幸子
「わいもや!」
ズボンで右手を拭ってから差し出すウラシマ
セルジオ「俺は、軽蔑しますけどね?
他の選択肢は、なかったんですか?」
幸子「あたしも吉原さんの事を軽蔑していますから!」
セルジオ「それならこの事は、ちゃんと女の子達に報告させて貰いますよ!
俺は、女の子の味方の吉原で通っていますから!
山際さん!あんまり調子こかない方が、良いんじゃないんですか?
俺、知ってるんですよ!
『色気づくな!』
山際さん、小学校の時から男子と口を利くだけでリンチに掛けられたそうじゃないですか?
林さんと飲みに行ったと聞いただけで女の子達は、カンカンに怒りますよ!
それなのに今、林さんとした事を知ったらどんな目に会わされるでしょうね?
ケケケケケケ!」
セルジオの胸倉を掴むウラシマ
「わいは、お喋りな男は、好かん!
言うたやろ?」
セルジオ「林さんが、俺を苛めればその分山際さんが苛められるんですよ!
良いんですか?」
幸子「吉原さんって最低なんですね?」
セルジオ「俺だけじゃなく松尾さんも坂田さんも千田さんも平山さんも伊東さんも肥田も〜
皆、山際さんが、苛められる姿をおかずにしてるんだから!
ケケケケケケ!」
セルジオを殴り倒すウラシマ
セルジオ「林さん!俺を殴りましたね?
この事を後で後悔する事になりますよ!
由香ちゃん達から聞いたけど山際さんが、元々リンチに掛けられた理由だってお●●いで釣って男子を従えて女王様気取りでいたからだそうじゃないですか?
まあ、林さん程の馬鹿は、いないから皆、途中で寝返って山際さんをおかずにする道の方を選んだそうですけど!」
ウラシマ「わいは、ホンマのアホやさかい何するか分からへんで!」
セルジオ「それと哲子ちゃんも言ってましたよ!
『たかがポ●ノの分際でメガネザルを子分扱いにしていたのが、ムカついた!』」
弘美「あれは、あたしの方で山際さんにお願いして〜」
セルジオ「山際さん!いい加減学習したらどうなんですか?
『レズビアンのさちこや美和が、ミルク・タンクの後を付いて歩いているのが、ムカつく!』
女の子達の怒りは、爆発寸前なんですよ!」
(続く)
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大人になってまでガキの頃の楽しさが忘れられんってか。
>もっともっと俺の国に援助しろ!
自分が内臓でも売って同胞に援助したれよ。
>学校だけでなく家庭でも事ある事に居候である事を確認させられました。
居候とか奴隷とか女王様とか・・どいつもこいつもドラマの主人公気取りで気持ち悪いですね。
>眉唾モノなんで確認に来て下さい!
・・・殴る以外に無さそうですな。
>彼女も『山際さんなんて友達にする価値もなかった!』言っているじゃないですか?
盲腸レベルの読解力ですね・・。
>俺は、嘘が、大嫌いなんです。
仮病は良いの?
>あたしの飼っていた猫、UIROUっていうんですけどね・・
おっと・・どこかで見たような?
>寂しそうな顔をする幸子
自分の役目を取られた・・というか、自分の知らない過去を共有した人の出現で、少し距離が出来た気がしたのかな?
>俺は、すべてを松尾さんや署長に報告する義務が、ありますからね!
こういうのを太鼓持ちって言うのでしょう。
恥を知れ。
>でもお孫さんの猫の抱き方を見れば本当は、猫なんて少しも好きでない事は、すぐ分かりました!
生き物として慈しむような感じじゃなく、モノとして扱ったのでしょう?
猫の暴れる姿が浮かびそうですよ。
>「俺は、玩具になんか不自由した事ないですからね!」
どうりで?
>他人が、持っているモノが、欲しかっただけだったのでしょう?
こういう奴が多いみたいですからね・・。
>だったらそれまで待てば良いじゃないですか?
生きて返ってくると思ってんの?
>大体、山際さんは、末っ子だし、サチコちゃんは、一人っ子だから甘えているんですよ!
話を聞いたうえでコレが言えたらたいしたもんですよ。
厚かましい。
冗談抜きで殴りたい。
>他の選択肢は、なかったんですか?
まず一つ挙げてから言え。
>林さんが、俺を苛めればその分山際さんが苛められるんですよ!
反抗する気も失せるほどボコボコにしてやる。
>女の子達の怒りは、爆発寸前なんですよ!
コイツは他人の名前を使う事と進学校(?)を自慢することしか出来んのかな?
どこまでも恥ずかしい奴ですね。
社会に出てまでこんな阿呆共に足を引っ張られてたんじゃあ、どれだけ時間を無駄にしてしまったか分かりませんね・・。
どこまでも環境には恵まれませんね。