「可愛い〜!」
「ウチで飼いたいね?」
ライオンの赤ちゃんの写真の載った絵本を見ながらはしゃいでいた園児に向かいK子先生は、言いました。
「
でもね?すぐに大きくなって人間を食べちゃうのよ!
ギャハハハハハ!」
しばらくきょとんとしていた子達は、やがて声を上げて泣き出しました。
その中にかぐや姫やN美もいました。
幼稚園時代の私は、殆どM子ちゃんと
だけお話をしていました。
口も利きたくないのにいろいろチョツカイを出して来る豌豆や☆、漁子達は、いましたが・・
「
はーい!皆、注目!
あの赤毛と一緒でね〜
おい!お前は、触るなと言っただろ!」
K子先生は、私の手から絵本を奪うと頭を叩きました。
「
絵本に触りたいなんて10年早いんだよ!」
「そのご本は、M子が、お家から持って来たんだよ・・」
K子先生は、舌打ちしました。
「
何で?M子ちゃんは、こんなのにご本を貸してあげるの?」
「
だってM子、twoちゃんの事が、大好きなんだもん!」
その時、K子先生の顔に浮かんだ笑いを今でも忘れられません。
「
今に、M子ちゃんもこいつの事を大嫌いになるからね! 本だけでなく男も盗られない様に精々気をつけるんだね?」
私は、絵本や積み木に触れる事も遊具に触れる事も許されていませんでした。
「
文句が、あるならババア共に言えよ!
ババア共が、『赤毛には、何にも触らせるな!』
言ってるんだからな!」
それは、事実でした。
幼稚園だけでなく公園でもそうでした。
順番待ちで並んでいても親達は、私を押しのけて自分の子を遊ばせました。
「
文句が、あるんだったら自分のウチにジャングルジムでも滑り台でも作ったら?
一層自分で自分の公園を作れば良いじゃない!
ギャハハハハハ!」
Tバードは、長姉が生まれた時に庭に自分の手でブランコや滑り台を作ってあげたそうです。
そこで遊ぶ姉妹を撮った写真が何枚もありました。
しかし
H美姉さんが、死んだ時に全てを壊してしまったそうです。
私は、
遊具の残骸を見るだけでした。
「
でもよお、あたしの子供にだってお前の触ったモノなんて触らせたくないからな!
ギャハハハハハ!」
何より担任が私を嫌いである事を隠そうともしませんでした。
「
小生意気なガキとかは、幾らでもいるけどよ!
お前の場合は、そういうのとも違う!
はっきりと敵だと分かるんだよ!女の敵!
お前を見てると子供と言う気がしねえんだよ!
て言うか人間を見てる気もしねえ!
オメエは、ケダモノにしか見えないんだよな!」
ひょっとしてK子先生は、私の事を正確に把握していたのかもしれません。
しかしケダモノと分かっていて攻撃を仕掛けて来ました。 当時、町を歩くと
あからさまな敵意や
卑猥な視線をむける人と同時に
「
可愛い!この子、お人形さんみたい!」
「
ねえ?この髪本物?
触って良い?」
「
まるで宝石見たいな目の色なんだね?」
声を掛けて下さる方達もいました。
エルネスは、「そんな事は、なかった!」「
独活の妄想!」と言います。
「
独活が、可愛い子だったらお母さんもあいつも写真を撮ってるじゃん!
あたしやお姉ちゃんの写真は、たくさんあるのに独活の写真が、1枚も残っていないと言うのは、見れない程のブスだった!
何よりの証拠じゃん!」
K子先生もまた私の事を「
醜い!」「
醜い!」と言い続けました。
「
気持ち悪い顔!ゲロが出ちゃう!
ゲエ〜!」
「
先生が、お前の顔だったら自殺しちゃうよ!
自殺って分かる?
自分で死ぬ事!
ねえ、首吊り自殺してくれない?」
嘔吐の真似だけでも園児には、辛かったのに実際に首を絞められた事もあります。
それでも私を可愛いと言ってくれる人が、存在する事が、K子先生には、許せない様でした。
「
そんな事を言う奴らは、目が可笑しいか?
頭が、可笑しいか?のどっちか!」
自分の気持ちを全て正直に園児に向けました
「
仮にさあ、仮にこいつが、可愛いいと仮定するとしてもさあ、ライオンだって赤ちゃんの頃は、可愛いじゃん!皆はキリンさんは好き?」
「好き!」
「ぞうさんは好き?」
「好き!」
「しまうまさんは?」
「好き!」
「
でもねえ!ライオンは、皆の好きなキリンさんやぞうさんやシマウマさんを食べちゃうんだよ!
それだけでなく人間まで食べちゃんだよ!」
当時の私は、キリンもぞうもしまうまも、ライオンだってM子ちゃんから借りた絵本でしか見た事がありませんでした。でも他の子は、皆
家族で動物園に行った事が、あるから本物を知っている様でした。
「キリンさんが、可哀想!」
「ぞうさんが、可哀想!」
泣く子をK子先生は、誉めました。
「
皆!優しいね!
先生は嬉しいよ!
皆にもライオンが、どんなに悪い動物かは分かったね?
こいつも今にそのライオンになっちゃうんだよ!
そして皆を食べちゃうんだよ!
がお〜っ!」
K子先生が、声を張り上げると園児達は、悲鳴を上げて逃げ出しました。
「
こいつは、今でもこんなに大きいんだから今に手に負えないケダモノになるんだよ!
だからね!今のウチに苛めて!苛めて!苛めて!人間は、怖いモノだと言う事を思い知らせて置かないとならないんだよ!今なら大丈夫!まだ大丈夫!大丈夫だって!」
最後の一行は、自分に言い聞かせたモノだったのでしょう?
子供達が、皆、家に帰ってから話したのでしょう?
この授業は、かなり問題となりました。
幼稚園には、抗議が、殺到しました。
「あの赤毛をクラスから外せ!」
大半の意見は、これだったそうです。
「先生は、twoちゃんにどうして敵意を抱くのですか?」
抗議をしてくれたのは、M子ちゃんのお母さんだけでした。
他は、皆苛められるのが、他所の子なら構わない!
むしろその間は、自分の子が苛められる事が、ないから安心だ!
と言う考えの人達でした。
「ほら!見ろ!皆、あたしの味方なんだよ!
これで赤毛をさくら組から追い出せるぜ!」
K子先生は、有頂天でした。
「twoちゃんを出すならM子もさくら組に通わせません!」
「勝手にすれば?
幼稚園なんて他に幾らでもあるんだからさあ、
何なら他の幼稚園探したら?」
M子ちゃんのお母さんは、他のお母さん方にも声を掛けました。
「皆さんは、これで良いんですか?
この人は、スケープ・ゴードを立てないとクラスの運営一つ出来ないのですよ!
twoちゃんがいなくなれば皆さんのお子さんの誰かが犠牲になるんですよ!」
「バーカー!あれだけ苛め甲斐のあるガキは、いないんだよ!
それにあいつさえいなくなればさくら組は、すべて上手く行くんだよ! 」
しかしK子先生について来るお母さんは、誰もいませんでした。
「先生は、今日は生◎でイライラしているんだからな!
気に障る事をしゃがったらぶつとばすぞ!」
K子先生は、私に対しては、平気で口にしてしまう人でした。
「お前のババアは、パアだから何言ったって安心なんだよ!」
これも実際に口にした台詞です。
「生◎休暇は、権利なんだよ!
分かっているのか?」
「職場に労働組合もないのが、可笑しいんだよ!」
やがて外部の組合に加入した彼女は、生◎休暇を盗っては、日焼けして来る様になりました。
社会に出てからも生◎休暇を取得しては、日焼けをして来る女の子は、後を絶ちませんでした。
「生◎休暇は、権利なんだから当然だ!」
「日焼けして来てもですか?」
「休みをどう使おうと自由なんだよ!」
「生◎ではないという証明は、出来るのか?」
「労働基準法67条には『就業が著しく困難な場合』とあります。
海に行けるなら仕事に来られるのでは、ないですか?」
「会社に不満が、あるなら〜」
「彼氏もいない癖に無理しちゃってよ!」
「あいつが何処で肌を焼いているか知っている?」
(当時だから日焼けマシーンもサロンも今より高価な物だったでしょうね?)
同僚の反応は、冷ややかなモノでしたが、右に倣う者がいなかったのだから(はにゅう)幼稚園の先生達には、良心と言う物が、あったのかな?
「同僚の先生達から鹿十されている!」
園長にK子先生は、泣きついたそうですが、その理由を考えて見た事が、あるのでしょうか?
私は、M子ちゃんに借りてらいおんの本を読みました。
そこには、らいおんは自分の食べる分の餌しか捕らないと書いてありました。
「あたしは、園の言いなりになっている奴らとは、違うんだよ!
誇り高きライオンだからね?」
K子先生の言葉は、五歳児が、聞いても可笑しいモノでした。
「ライオンは、餌を捕まえる事が出来なくても、餌をくれとおねだりをしないから偉いんでしょう?
先生は、自分で捕らなかった餌を他の先生にくれと言ってるんじゃないですか?」
「あたし、知ってるんだぜ!
オメエ!3歳の時にお◎ん◎ん咥えたんだろう?
最低だな?」
K子先生が、園児に返した言葉が、それでした。
「一端の口を利いたんだからこれから菓子が、貰えないと言って泣くなよ?!」
元より私には、おやつも配られませんでした。
「オメエは、チ◎コでも咥えていれば良いんだよ!」
以来、K子先生は、口にして憚らなくなりました。
しかしM子ちゃんが、何時も「半分コ」してくれました!
別の小学校に行ったN美とは、中学でまた一緒になりました。
「お前の勢であたしは、ライオンに対するトラウマが、出来たんだぜ!」
「それは、私でなくK子先生の責任じゃないの?」
「何でも責任転嫁をするなよ!
お前みたいな女がいなきゃK子先生だってあんな話は、しなかったんだからすべては、お前の勢だよ!
それにしてもK子先生だって根は、良い先生だったのにお前の勢であんな事になり、
嗚呼!可哀想!可哀想!
お前!ちゃんと反省しているか?」
N美も苛め娘となりましたが、K子先生の事等、本当は、どうでも良かったと「推測」します。
「あたしは、お前なんかとつるんでいたお陰で幼稚園の時は、絵本にも積み木にも触れなかったんだよね?」
「スミマセン・・」
「それからブランコでも滑り台でも遊べなかったんだよね?」
「申し訳ないと思っています・・」
「ジャングルジムにも乗れなかった!
ギッタンバッコにも乗れなかった!
砂場でも遊べなかった!
それから、それから、それから・・・」
「本当にごめんなさい!M子女王様!」
「あたしの幼稚園時代を返せ!
あたしの小学1年を返せ!
2年を返せ!」
私は、嘗ての友の前に膝を付いて謝りました。
「ねえ、こいつってその頃からこんなにブスだったの?」
小姑が、口を挟んで来ました。
「て言うか、不潔な女!
当時からパ◎ツ見せたり、チ◎コ銜えて歩いていたんだから!」
「お願い・・その話は、もう・・」
「お前!何時になったらあん時の菓子代払うんだよ?」
「アルバイトの・・」
「そんな金で足りるのか?
10年分の利子が、付いてるんだぞ!
パ◎ツ売って返せ!
売春(ウリ)して返せ!
今すぐ返せ!」
M子ちゃんは、何時のまにかたけの様に変わっていました。
「それは・・」
「じゃあ、その分苛めさせろよ!」
幼稚園時代の私の写真は、M子ちゃんの家族が、撮ってくれたモノしかありませんでした。
お母さんは、その写真代も要求して来ました。
「親切にしてやった代もまだ払ってないだろ?
M子には、もっともっとお前を苛める権利が、あるんだよ!」
思い出の写真も全部燃やしてしまったから今は1枚も残っていません。
エルネスは、娘にアルバムを見せながら言いました。
「ママは、小さい頃から可愛かってでしょう?
この大きな叔母さんの写真は、何で一枚もないか分かる?
当時から大きいだけで可愛げがないから、お祖母ちゃんも写真を撮る価値もないと思ったんだよ!
こいつはねえ、モノ欲しそうな顔をしてるから幼稚園にも上がる前から、チ◎コ銜えさせられたり、女の子に苛められたりしたんだよ!」
どうしてそんな話を娘にするの?
でも醜い子ならいたずらもされないし、K子先生もあんなに敵意を持たなかったと思います。
それと独身の頃に、他所の家庭を見て言いました。
「ママなんて呼ばせるなんてみっともないね!
やっぱりちゃんと注意してやった方が、良いね!」
- http://takiji1933.blog34.fc2.com/tb.php/834-89ef4a41
0件のトラックバック
左翼思想に染まった大人さえいなければ、せずに済んだ苦労も多いのではないかと思います。
>しばらくきょとんとしていた子達は、やがて声を上げて泣き出しました。
これはわざとなんだろうか・・?
それとも生来の打たれ弱さから来ているのか・・。
>順番待ちで並んでいても親達は、私を押しのけて自分の子を遊ばせました。
いい歳したババアが子供を苛めて楽しいのかよ。
>私は、遊具の残骸を見るだけでした。
・・シャレにならんな・・。
せめて存在したことを知らずに済んでいれば・・。
>しかしケダモノと分かっていて攻撃を仕掛けて来ました。
ライオンでも子供のうちなら勝てるってか。
子供を守るために飛び出してくるはずの親ライオンもいないし。
>独活が、可愛い子だったらお母さんもあいつも写真を撮ってるじゃん!
負け惜しみ乙。
>それでも私を可愛いと言ってくれる人が、存在する事が、K子先生には、許せない様でした。
きっと自分には誰一人として言ってくれないからでしょう。
>今なら大丈夫!まだ大丈夫!大丈夫だって!
自分を励まさないと子供にも負けそうになる大人って・・。
>「あの赤毛をクラスから外せ!」
何故結論がそれなんだ・・?
>(はにゅう)幼稚園の先生達には、良心と言う物が、あったのかな?
周りにくらべてマシ・・ぐらいのものでは?
>誇り高きライオンだからね?
ライオンが餌を強請るなんて初めて聞きました。
誇りの意味も分からないくせに、格好付けんなと言いたい。
>「お前の勢であたしは、ライオンに対するトラウマが、出来たんだぜ!」
知ったことかよ。
だいたい、トラウマなんていうほどのモンじゃないだろうに。
>あたしの幼稚園時代を返せ!
最終的判断は誰がしたの?
>当時から大きいだけで可愛げがないから、お祖母ちゃんも写真を撮る価値もないと思ったんだよ!
こうして性悪の血は受け継がれていくわけですね。
>ママなんて呼ばせるなんてみっともないね!
自分の事でなければ何とでも言うくせに、自分の事になったら・・。
そういえば大阪の親戚の家もパパとママだったな。
歳とってもそうやって呼ぶのかな?
何とも気持ちの悪い話です。